日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

大人の遠足 (流星群を見に行こう編

2014-12-17 15:15:38 | Weblog
爆弾低気圧のせいで天気図がまるで玉ねぎの切り口のようになってますねぇ。
「試される大地」北海道はほんとに試されていますがいかがお過ごしでしょうか、@中の人です。
見事に月刊ですがネタを使い果たしてもう書くことがないんです。

ということで今年最後の天体ショーとして4大流星群の1つ、ふたご座流星群を見に行くことにしました。
タイトルのごとく大人の遠足なのでk君がお供です。
しし座流星群のほうが見やすかったり、条件がいい年もありますが、今年は11月が忙しくて見に行く暇がありませんでした。
去年も全く同じネタで書きましたが、全く同じですw




星空の観察としては日本海側が良いそうですが、冬の日本海側はいつも荒れ模様。雨か雪なので観察どころではありません。
なので去年と同じ和歌山まで出張ることに。
本当に条件のよかった去年と違い、今年は月齢の関係で夜半から月の影響を受けまくり。串本まで行っても仕方ないので手前の熊野本宮大社を目指します。


強引に早引け(笑)したk君を15時に拾い、準備が全くしてないというのでk君宅に立ち寄り。
途中、江川線で工事渋滞に巻き込まれたおかげで去年と全く同じ19時に出発。R42を南下します。
高速に乗ってしまうと夕食難民確定なので松阪まで下道。鈴鹿で夕食の後、松阪ICから伊勢道へと抜けます。

最後のPAでもある奥伊勢PAには0時を回った辺り。月はもう昇っていますが、既にちょっと見ただけでも数個の流れ星が見えたのでテンションは否が応でも上がりますw
熊野を抜け、新宮市街からR168へスイッチ。先回も熊野大社へ行きましたが市街地からってかなり距離があるんですよね・・。
目的地である熊野大社の横、河川敷の駐車場着は1時半を回った頃。

極大日は14日夜半から15日未明ということでしたが、ちょっと見ただけでも数個確認できたので早速撮影に入りましょう。
去年は海岸線での撮影ということもあり、かなり風が強く、えらい目にあいましたが、今年はほぼ無風。k君はそれでも家から持参した毛布を体に巻きつけての撮影w

(全て12-24mm(12mm) 30秒露光 F4 ISO640)








・・・全く入っていませんねorz
(ほぼ)このために12-24mmを買ったというのに・・・。
南西にあったオリオンのそばは月と逆であったというせいもあって1時間に10個は確認できました。火球は北側で1つ。k君の話では他に2つほど見れたそうで。でも大概そういうときに限って他の方向を向いていたり、シャッターが下りてバッファ中だったりするんですよね。

連写モードにしてレリーズボタンを固定し10数カット切ってみましたが、結局撮れたのは流れていく雲の様子だけ(苦笑)。
3時を回ると雲が出始め、6,7割を覆い始めたので4時過ぎに引き上げることにしました。

R168は新宮から熊野大社の間に全くコンビニがないので一旦新宮まで戻ります。
夕食がパスタとピザのセットで少し少なかったせいか、お腹がすいたのでかなり早い朝食。
先回と同じく流星群の撮影が主目的なのでこの後の予定を全く考えていませんw 
パターンとして
・そのまま素直に松阪経由R42で帰る
・先回と同じく十津川ー天理経由R25で帰る
・和歌山経由紀伊半島一周コース
を上げてみました。
k君:「うーん。上2つはつまらんね。走ったことのない道を行きたい」
わたし:「そうすると距離のかかる和歌山経由しかないんだけど」
k君:「それなら龍神温泉にもう1回行ってみたい。道が冬季通行止めかも知れんけどw」

以前聞いていましたが、k君、奥様と婚前旅行で龍神温泉に泊まった事があるそうな。ひなびた、かなり良いところだそうで俄然行きたくなりますw
調べたところ、南側からアプローチするR371は12/20から、高野龍神スカイラインは12/14から夜間通行止めだとか。うん、ぎりぎりながら通り抜けできて近道で帰れそうです。ということで最初の目的地は龍神温泉に決まりました。



R168を折り返し、途中からR311へ。
この日、北日本は前線と低気圧で荒れるという予報が出ていましたが、温かいはずの和歌山でも風が強く、早朝という事もあって気温は3℃。トイレとタバコ休憩で道の駅に立ち寄りましたが風が強く寒いのなんのって・・・。
龍神村に入り最初の集落からR371が始まります。トンネルを2つ越えるとかなりの上り。確かにこの坂では冬季通行止めになってもしかたありません。
つづら折になっている坂を上がると

もうずいぶん上がりました。やはり紀伊半島の山は高いので谷も深い。




ヘキサを振り返るとトンネル。どうやら南側の峠を越える1番高いところのよう。
あと1週間もしたら通行止めになるせいか、トンネルの電気は落とされ中は真っ暗でした。

山を1つ超え、さいの谷、殿原の集落を抜けます。R371→県道へと格下げされ道は続きますが

道の脇に集落の氏神様が。こういった氏神様は神明社であったり秋葉社、諏訪社のような有名なところが多いのですが、ここのは清明神社でした。京都にあるあの安倍清明の神社の分社です。
仕事や旅行でいろいろ行きますが、清明神社の分社は始めて見ました。


再び県道→R371になり北上。トンネルを越えるごとに雪が強くなってきました。
「このトンネルを越えると龍神温泉だよ」とk君。
そこは

雪国でした。
うぉい!こんなの聞いてねぇよ!! 


しかも凄い勢いで降ってきてるよ! 

温泉のあと、護摩壇山を抜けるつもりでしたが龍神温泉よりも標高が高いのでいやな予感しかありません。
k君:「・・・うん。とりあえず温泉に入って考えようか」
わたし:「そだね。見てても寒いだけだわ」

龍神温泉付近で既に2,3センチの積雪。

元湯で温泉につかります。



9時くらいということもあってかほぼ貸切状態。しかも午前中から雪見温泉とは贅沢な時間の使い方です。

外は水墨画のよう。


これを見ながらの入ったあとのコーヒー牛乳はまた格別w



わたし:「さて。どうしよう。」
k君:「十津川に抜けれる国道があるよ」
わたし:「和歌山経由になるよかマシか。高野山経由もだめだろうし行ってみるか」
車の新しい轍もあり、「これならいけれるかも・・・」と思ったのもつかの間、途中で別れた林道のほうへ轍は行っていました。
アカン。これはいやな予感しかしない。

これはまだ上に木が覆っていて雪が積もってないところ。ひどいところは5センチくらいの積雪。
素直に引き返しR371に戻ります。

お昼近く。まだ山の中を走らなくてはいけないので龍神村のドライブインで休憩と昼食。・・・を取ろうと思ったら食堂は休止していましたorz
お土産だけ買って昼食が取れる道の駅に向かいます。
道の駅龍游館にてお昼。鹿肉に惹かれて二人とも鹿肉の生姜焼き定食を食べてみました。

至って普通、ですかね。赤身なので「肉を食ってる」という感じw 冷めてしまうと硬くなるようなので暖かいうちに。
付け合せの高野豆腐の煮物やお味噌汁も美味しかったです。


R424を有田方面へ。藤波には出ずに再度山を駆け上がります。さすがにこの辺り有田みかんが有名だけあってみかん畑が続きます。
k君、大のみかん好きなので途中にあった販売所で3袋も購入w 「いや?これだけ買ってもたぶん1週間ともたないよ?」と。
当初は橋本方面に出て帰るつもりでしたが「「なんか20キロぐらいで和歌山のハードオフにいけるんだけどwww」ということなので立ち寄ってみますw
ホントは橋本まで出て南海高野線を見るつもりだったんですが・・・。
和歌山には市内に1店舗しかないのでこういう機会でもないとたぶん訪れることはないでしょう。鉄道はいつでも行こうと思えば行けれるので。

和歌山城、和歌山市駅を見ながら中心を抜け、紀ノ川を渡った郊外にありました。
県内に1つしかないせいか、結構な賑わいではありましたが面白いものはなし。まあ都合よく見つかるほうが少ないですね。
16時も回り後は帰るだけです。天理ラーメンを食べて帰る予定だったので「隣の奈良だったらハードオフはあるかも」とk君探し始めました。



「うん。橿原ならあるね。大体1時間半くらい?」
ハードオフが閉まるのはどの店も20時(ローカルルールで19時半とかもあるよう)。「うぉ。それってみる時間あんまりないじゃん」
和歌山北ICから阪和道ー南阪奈道とつなぎ橿原へ。
北のほうで天気が荒れているせいか、強風でハンドルが取られながらも19時過ぎ到着。
行ったわりにはあまりいいものもなく正直この日は外れ。こればっかりは仕方ありません。


先回天理ラーメンを食べた彩華は近辺ではかなり有名のよう(後から調べてわかった)で、行った時も満席状態。

サイカラーメン(バラ肉チャーシュー入り)と天津飯。
にんにくがデフォでもかなり入っているので次の日が仕事だと食えませんw 天津飯は昔の味。あんかけがとっても美味しい。
唐揚げも大きくておいしいのでぜひ食べるべきw
汗っかきのわたしはタオル持参でした。(先回はタオルがなくてえらい目にあった)


美味しいご飯を食べ強烈眠くなりましたが後は帰るだけ。
・・・とk君「出来るならもう1発流星群やりたいんだけど・・・」
「でも帰る道すがらだと人家の少ないようなところって朝日村キャンプ場くらいしか思い当たらないんだけど」
「近鉄沿線で人家の少ないようなところだと?」「1番は青山町だろうねぇ」「じゃあ、とりあえずその方向に向かっていって、曇っていたりしたらそのままスルーで」
かくして流星群2発目リベンジとなりました。

橿原から桜井へと抜け、R165で東へ。途中眠くてふらふらしながら「・・・あ。この辺り人家が少ないからちょっと曲がってみてみるか」と止まったところは見事に青山町でした。
隣で爆睡していたk君も「これならいけそうだからもう少し山のほうへ行ったところで」ということではじめてみます。



オリオンもきれいに見えます。ちょうど月は木に隠れているのであまり気になりません。
前夜と同じくオリオン付近で流れ星がいくつか確認できました。


北の空。ほぼ真ん中に北極星。右下に少し隠れた北斗七星が見えます。
・・・ん?北斗七星の左にわずかに光跡が?

トリミングしてほぼ等倍で

やっと入っていました。(この時点では気がつかなかった)
どうやらかなりの長さで流れたものの光跡のよう。結局かなりの枚数を撮ってみましたがこれだけでしたorz

あとで気がつきましたが、去年撮った時は月による光害はなくほぼ新月の状態だったのでISO640でいけましたが、この日下弦の月が出ていたので640では光量不足だったようです。
せめて1000、できれば倍の1280辺りはないと月に邪魔されて露光されないようです。


2時も回り月が昇ってきてしまいました。雲に隠れてはいるものの、撮影条件には厳しくなってきたので撤収です。
津からR23に入りk君宅着は4時過ぎ。自宅着は5時半でした。さすがに0泊3日は眠い・・・。
日曜は起きたら16時を回ってましたw



























□今日のお土産


和歌山といえばみかんですわね。個人的に梅があまり好きではないのでみかんしか残らないことになります。

みかんは小粒のほうが糖度が高いです。大きいのはどうやら大味。
龍神村で買った小粒のみかんは全て糖度が高く、あっさりなくなってしまいましたw
画像のは龍游館で買ったもの。ネットに入ったみかんもあまり見かけなくなりましたね。

ドライみかんは初めて見ました。みかんの房がそのままフリーズドライ状になったもの。



地図を見てて思い出しましたが、せっかく有田まで行ったのなら(旧)有田鉄道も見てくればよかったなぁ、と。
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