日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

わかやまの海

2018-07-29 13:49:45 | Weblog
仕事に行くときはアルミの水筒のほかに小さな保冷バッグを持っていき、凍らせたペットボトルを保冷材代わりに冷たい飲み物を飲むのが日課だったのですが、最近の猛暑のせいで保冷バックを巨大化させました。
水筒1リットル、保冷バックのペットボトル500x4ではまったく追いつきません。飲んだそばから汗で出てしまうがごとくです。
しかたないので家の物置から発掘してきたクーラーボックスを投入することにしました。

最近の撮影には保冷バックを必ず持っていく@なかのひとですが、冷たい飲み物を撮影地でのめる幸せは何にも代えがたい今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。





さて、今回のネタは護衛艦「いずも」の見学。
まあ海自最大の艦艇、いずも型の1番艦として、とりわけ護衛艦クラスタの中でも有名ですね。
先代いせ型が使い勝手がよかったのか、年々規模がでかくなっていき、とうとう米帝の持つ空母並みにでかくなってしまいましたw
いいんです。でかいことは正義なのですw←とても重要

最近では「次のステルス機、F35B載せたらいいんじゃね?」なーんてささやかれてもいます。




ご近所名古屋にはとんと姿を見せないのですが、7/21,22に金城埠頭に入港する事がわかりました。(後で知った
が、既に前の週に見学申し込みは締め切られ「あぁ・・・なんてこったぃ。金城に入って見れればわざわざ和歌山まで行かなくてもすむじゃんか」と落胆していたのです。

8月4,5では清水港祭りの関連で清水港に入港。
最初はそっちにいこうかと考えていました。なんといっても前の日は大井川で客レと門デフを見てますしねぇ。
そもそも逆方向に次の日に行こうとするのが厳しい。

が、清水港祭りは夕方から花火まであるので混雑すること必至です。「だったらもう(逆向きだけど)余裕のあるときにいっときたいよな」
かくして14日は大井川、15日は和歌山(16日は強制仕事休み)とします。








14日夜。大井川から22時過ぎに夕食もとらずに戻ってきました。
一応温泉には入ったものの、車に乗っているだけで汗だくになっていたのでもう1度シャワーだけ浴びて機材のパッケージングをしなおします。
ぐーぐるせんせーによれば和歌山まで下道で5時間強。8時くらいには着いておきたいので休憩時間も入れて2時に出れば間に合う計算です。


1時半過ぎ。再度ガソリンを満タンにして出発します。R23は3連休中日ということもあってちょっと混み気味。
そのままR25経由で名阪酷道へ。天理ICからR169を下って吉野方面に向かいます。
途中で夕食をとるつもりでしたが結局食いそびれました。(往々にしてある)なので天理市街地を抜けたところで休憩がてらはやめの朝食。

去年のGWは紀州の2軸レールバスの引退を見に行ったあと、有田、野上の廃線跡をめぐって帰ってきました(その記事は未収録)が、そのときには京阪奈道をつかって和歌山まで出ました。
今回は高架を走ってばかりではつまらないのでR24をひたすらトレースして行こうと思います。(そもそもが早着を予定していたので
近鉄天理線の横を通りながら桜井から八木、橿原神宮へ。鉄道線なら何度も乗り換えが必要ですが、早朝で車ということもあって一気に抜けていきます。

五条のバスセンターを横目に見て「あー、こっから新宮までいくやつあるよねー」と思いつつ市街地を横断していくと

おう!これは例の五条鉄道の名残じゃないか! 

いろんな画像では見るものの、実際に見るのは初めて。早朝で車がいないのをいいことに路肩に止めてわざわざ撮ってみました。


そのまま田舎道になっていくR24を西進。和歌山線と並走しながら7時過ぎには和歌山駅の駅ビルにある駐車場へ。
和歌山港の埠頭までは臨時バスが方々から出るのでいろいろ迷いましたが、長時間とめるので天井のあるところのほうが(比較的)涼しくなるのでは、と考え駅ビルへ。
持ち物も絞り、日よけの道具やタオルとともに機材も再度パッケージングし直し、駅構内のコンビニへ。
当然埠頭で待機の間は炎天下の中。しかもそこには最低でも2時間はいなくてはなりません。飲み物くらいは持ってないと・・・。


朝8時だというのに既に臨時バス停には30人くらいの列。気持ちはわかります。なんていってもいずもですもんねぇ。
同じバス停から出るのだろうオープンキャンパス行きの臨時に並んでいたママさんとその娘と思しきJKが間違って並んでいてビビッていました。
(君ら別に並んでもいいが行き先はキャンパスではなく、何にもない港のしかも炎天下だぞ?


市内を20分ほど走り、港に着いたのは8時半くらい。既に200人近くは並んでいるでしょうか。
まあ、同じバスに乗り合わせてきた人の感想はそんなことよりも

いずもの圧倒されるでかさ。「やべぇ。でけぇ」の感想が出るともなく口々に。


岸壁からのブリッジは

こんなんですしねぇ。


乗船は10時から。直射日光は強いものの、海からの風が結構あり、意外と快適に待っていられます。まあ、そんなことよりも目の前にあるいずもに圧倒されてて半ば暑いのを忘れていましたが。

10時を回ったところで先頭から乗船していきます。

もう手持ち15mmでも入りきりません。

スロープを上がると

ブリッジ下格納庫。直射日光がさえぎられたせいもあってかなり涼しいw 生き返ります。
よくみると壁には送風口が。なるほど。あれで風を送ってくれてるのですね。
実際に見て感じたのは「あれ。これはフェリーの船体内とそう変わらないのな」ということ。


艦首にあるエレベーターで甲板へ。

下から見るとこんな感じ。

上からだと・・・

いや、すごいな。意外とすばやく上下するエレベーター。
確かに作戦中にきびきび動かなかったらまずいですものね。エレベーターの動きはX10の動画でもとりました。というより、動画で見たほうが面白いw


上甲板は

いやもう月並みな感想しか出ません。でかい。広い。 ただただその広さに圧倒されますね。


甲板の隅っこには

ロクマルkが展示されています。
救難専用ではないのでウインチとかは中の胴体に閉まっているのですな。


航空機を扱うので

消防車もいます。防護スーツを着た人は中の人つき。
見学会なのでわざわざポーズをとってくれていますが、あまりの暑さに30分で中の人は交代するそうな・・・。(ちょっとかわいそう・・・


上甲板には直射日光をさえぎるものがすべてない(当たり前)ので親子連れや年配で見学に来ている人たちはブリッジの陰になった部分で涼んでいました。
日陰だと意外と涼しいものですね。


甲板にいても見るものはロクマルと兵装くらいなので30分もいると見終わってしまいます。再度エレベーターで下がり、格納庫へ。

船尾に

ロクマルの旧型が。

上甲板に留置中のロクマルにはロゴマークがありませんでしたが、こっちのロクマルには

いずも所属のマークが入っていました。なんともかわいいですねぇ。
シップマークとかと一緒に何かのグッズにしてくれれば買うんですけどねぇ・・・。



格納庫内でスタンプを押すのに並んでいたのですが、大体11時過ぎだったでしょうか、岸壁方向を見ると幾重にも折り重なって並んでいる待機列が。
やべぇ。なんだあれ。あんなに人が来るんかよ・・・



乗船時のルールとして「ぞうり・ヒールの付いた靴は不可」というのがあります。
いつもはぞうりなので来るときに駐車場では着替えたのですが、たまたま履いていた靴下がくるぶし以下のものだったので靴擦れができてしまいました。
上甲板ももう少し見学したかったのですが、足の痛みと暑さでやられてしまい、「もういいからとりあえず帰って履き替えたい」方向に。



ギリースーツに覆われたハーフトラックを見つつ




いずものおけつだけ撮って退散します。


はじめていずも級を見ましたが、いやぁ、でかいのなんのって・・・。でもこんなでかさのがあったらさらに便利になるはずなのに”かが”から後ろは何で造らないんですかね?
あと2,3隻あってもぜんぜん問題ないっすよ。各鎮守府、大湊、横須賀、舞鶴、呉、佐世保に1隻づつあるのが理想だと思うんですが。





さて。いずもも堪能したので帰ります。といっても時間は12時前。
行きは和歌山駅からでしたが、帰りは和歌山”港”駅経由で帰ってみましょう。(和歌山行きはずいぶん並んでいたのもある


行きは新しい塗装の和歌山バスできましたが

港駅いきは

どうやら予備車のよう。これはこれで嬉しいw
塗装も旧色。ナンバーは連番になっていたものの、どうやらこっちは幕→LED、車内料金表示も液晶に切り替えただけ。
(ただ、どちらの車も最近見ることがなくなってきた後乗り。現行車は大体中乗り車ばかりなので


15年ほど前に廃止された和歌山港から先に出ていた廃線跡を見ながら

和歌山港駅へ。


今はここで途切れていますが、高架の跡や線路跡が残っていたので余裕があれば見たかったのですが、いかんせん暑いのと靴擦れが痛くて・・・。



構内で水分補給をした後、すぐ来た電車に飛び乗ります。
車内が涼しくて生き返りますが


あぁ!そういえばこいつ、最近改造された「めでたいでんしゃ」じゃんか!


市駅からはJRに乗り換え。(改装中ということもあってか迷子になりかけた
「・・・青は見たけど、もう1本、赤もいたよなぁ」と思っていたら

加太に向かって出発していくところでした。


大回りして和歌山に(結構へろへろになって)着いたのは14時あたり。もう1本炭酸を飲み干し・・・たところまではよかったのですが、やることがなくなりました
「どうしよう・・・。和歌山のハードオフには行ってみるつもりだったけど、その後がやることがない」

地図を広げ、うなっていましたが「あ。さっきみた赤の”めでたいでんしゃ”いいなあれ。加太もそんな遠くないし行って撮ってみよう」
紀ノ川を渡り、新市街地へ。ちょうど汗もかいたので短パンが欲しくなり、階下にあったオフハウスで探すもサイズが合わず断念。
「あれ。こんなとこで探すくらいなら別にユニクロで買えばいいんじゃね?」とぐーぐるせんせーに聞くと同じ通りにありましたw

個人的にヒット作のステテコを買った後に給油をし、加太に向かいます。
最初(というか、行くまで)”かぶと”と呼んでいました。(関西線に”かぶと”があるので)。和歌山は”かだ”と読むんですねぇ。


南海の加太線を海方向に向かっていましたがスマホが帯熱エラーを起こしダウン。結局迷子に。
港でUターンしようと思いましたが、なぜか大混雑。「あ・・・。そういえば今は夏だった。通りで海水浴客が多いわけだ」
岬の先端で着いたところは淡嶋神社でした。

「別に神社の参拝嫌いじゃないし、ついでにお参りしていくかー」
汗まみれになったズボンはステテコに履き替え、身軽で涼しくなって参拝。

いろんな願い事がかなうらしく、16時を回ってなお参拝者が結構いる状態。
境内には日本人形が大量にありましたが、人形供養のほうも有名らしい。


すぐそばが海水浴場で

向こうは淡路島。友ヶ島水道は昔からいい漁場として知られていますね。日曜の夕方にやっている釣り番組でちょくちょく名前が出るので知っていたりします。




あ。それはいいんですが、当初の目的だった加太線の赤い”めでたいでんしゃ”を忘れていましたw
駅によると15分くらいに1本は本数があるので意外と苦労しなくていいかも。

県道を帰ってくると同業者がお一人撮影中。つか、走っていくやつ、あれめでたいでんしゃじゃんか!
まあ、思いつきで来たので後追いでもいいや・・・。

ほどなく市駅に戻っていく”めでたいでんしゃ”を捕らえることに成功。これで赤、青が撮れました。


18時も回って日も傾いてきたので帰る方向に移動しましょう。
和歌山バイパスからR24をたどります。京阪奈道でもよかったのですが、連続する高架は変化がなくて眠たくなるので往路と同じく下道で。
ちょくちょくクソのろい車につかまり朦朧としますが休憩をしつつ天理市内へ。

晩飯は河童ラーメン!と決めていたので天理店に入りますがまさかの満車状態。私の車が入っても若者が駐車場でどこうとしないのでイラッ☆として同じ市内にある天理工場店のほうへ。
なぜかこっちはまったく客がいない状態。車で15分なのにこの違いは何なんでしょうね・・・。




よく考えたら前日の夕食は食いそびれ、朝食は5時。昼もまた食いそびれてそのまま遊んでいたのでおなかも空くわけです。

とはいえ、替え玉までは手が出ませんでした。(いつもは平日が替え玉無料。どうやら夏だけは休日でも替え玉無料のキャンペーンらしい



おなかいっぱいになったので名阪国道を天理ICから帰ります。



が、おなかいっぱいになったせいで意識朦朧。針の道の駅で仮眠を1時間ほど・・・。
次の日16日もこれを見越して仕事は休みにしてありますが、午前中からかなり汗をかいたので早く風呂に入りたい気分です。
交通量は名阪国道なので一定数いますが、名古屋向きは快適。2時過ぎには家に帰って来れました。


































□今日のいずも



それにしてもでかい!
全長が250mあるんだから当たり前といえば当たり前ですね。やはり実感するには実際自分の目で見るのが1番です。

8月1週目には清水港に寄港します。お近くの方もそうでない方も1回は見てみましょう。
ただ、今回の清水港のは本文に書いたとおり、祭りと花火が一緒くたになっています。かなりの渋滞と行列、炎天下は覚悟したほうがいいようです。





旧軍はこんなものを10隻以上も持っていたのかと思うとびびりますわ・・・。


































































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