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コロナ渦が若干引いたような雰囲気なのか、ここのところ企業の起工式であったりとか店舗の新店開業だったりという仕事が増えています。
このご時勢、仕事があるというのはいいことですが、雨が多くて困り者です。
ぎりぎり寸前のところで物品が濡れるのを回避してはいますが、すごい豪雨で建て屋内まで浸水するんですよね・・・。
準備の前にまず水を出さなきゃならない一手間が増えるのが億劫な@なかのひとです。
最近の豪雨を見てると呟きのトレンドにも上がりましたが、東海豪雨を思い出すのです。
今回も先回の続き。東北編
の続きです。
K君を繁華街で降ろした後、自由な時間。まずは気になっていたレンガ倉庫を見に行ってみます。
朝市のあった陸奥湊から大きな県道の通りに出ると端の袂にぶつかります。
手前が工事現場なので「ええ。解体作業中?!」と思いましたが、レンガ倉庫は手をつけていないようでちょっとあせりました。
どうやら八戸の地酒倉庫のようですね。
川を少しさかのぼったところにあるので、昔からの米蔵地区→酒造製造というのが思い浮かびます。こんなのが普通に残っているのはいいなー。
川を挟んで向こう岸にも古い建屋が残っているのもチェック済み。
八戸は古くからの漁港というのは知識であったので(たぶん)海産物の問屋でしょうか。奥に銭湯のあるのもまたポイント高し。
2階建て、トタン葺というのは北陸から東北にかけての典型的な民家のつくり。このつくりも都市部に近ければ近いほど立て替えられてしまうので現代においては希少ですね。
川をもう少し河口付近にたどっていくと
いや・・・これはっ!なんという渋さでしょう!中庭に通じるようにこしらえてるとは。なんという機能美!
最初に「売」という看板が目に入ったので「あら、売り家なのかしら」と思ったら船の売買を取り扱っていた会社のようですね。さすが港のある街。
割れたままの窓を見るとずいぶん放置しているようですが、農家の囲い造りとは違う、独特の造りは地元では見れないのでテンション上がりっぱなしですよ!
(愛知でも漁港はあるので古い建屋は合ったりしますが、ほぼ平屋で瓦葺。雪がほぼ降らないのと強風対策なので、平面面積がでかくなる2階建て、というのはあまりないんですよね
港内の船着場には
いや、この子はデリック船じゃないですか!
ツイッターのフォロワーさんに重機大好きな方がいらっしゃってTLにちょくちょくその仲間の画像が流れてくるんですよね。
乗り物系大好きなわたしにとってもなかなかに興味深い分野なので、この界隈も気にはなっていたのですが、こんな最果ての地(失礼)の旅行先で見かけるとは・・・。八戸、やばいですね☆(プリコネ感
思っても見なかったモノにめぐり合えてほくほくw これがあるから知らない街中の街歩きはやめられないのです。
さて。それでは十和田の町に出かけてみましょう。
途中、トイレ休憩に
六戸の道の駅に寄った後、農免道路をたどって十和田へと抜けます。
ハードオフでジャンク漁りをするとすでにお昼。おや。目の前のショッピングセンターにはなまるうどんと吉野家が合体したお店があるじゃないですか。(地元にもあるものの、そこの1店舗しか知らない
暑いので冷やのうどんに牛丼は悪くありませんね。
(何でこんな普通の画像撮ったんだろう・・・)でも、はなまるのから揚げおいしくて好きなんですよ。
車はそのままショッピングセンターにおいて観察にいきます。
ビミョーに広がった道路。手前だけ舗装が新しいうえに亀裂の入ったラインは線路跡じゃ・・・。
後を振り返ると
どう見ても構内にあるコンクリ製の人避けですほんとうにry
なんというわかりやすさでしょう。川に挟まれた意味深な草むらはどう見ても交換設備のあった駅の跡ですわ。(同じような場所を名鉄揖斐線や美濃線で見ることができる
十和田駅跡はつい最近までバス待合所に使っていた、という記事を見つけましたが、極最近になって解体されてしまった模様。時間はあったのでその場所も見ればよかったのでしょうが、なにせ暑い。そのまま県道を伝って三沢方面へ廃線跡をたどります。
高校前の駅があったと思しき場所。
すでにバス停用に県道拡幅がされており、痕跡がありません。どうやら混む場所のようで、すでに道路拡張工事の予告が出されていました。
もう少しすると廃線跡も県道に飲まれてしまうことでしょう。
そのまま県道を数キロ。ふと側道に入る道に新しくソーラーパネルが設置してありました。
おぉ?区界票ですね、これ。
この広がり方は複線分でしょうか。(十和田向き
遠くはすでに木が覆い茂ってきて見通せませんが、倉庫横に線路脇に立っている(よく見る)アレが残っています。
まさしく線路があった証拠ですね。まだ線路がなくなって10年足らず。転用できない(しない)場所では痕跡が残っているのはありがたい。
アスファルトを引き直した踏切跡なのが丸わかり。
ほとんどは雑草と木に覆われてしまって線路跡は(県道からでは)見ることができません。そのためにふと道端で見つけることができるとちょっとだけ嬉しくなります。
ここから少し山を下ると三沢駅。駅もすでにJRから青い森鉄道に転換されてしまって
駅舎も新しくなっていました。
その手前の踏切に
(十和田側)若干ですが、痕跡が。この敷地のお隣にはでかい旅館が建っています。
三沢駅側は敷地跡を利用したのでしょう、駐車場になっていました。
ロータリーのある辺りに十和田観光のホームやらの施設があったのでしょうね。ここもまた中小私鉄の面白さがあったのに行く機会を失ったままでした。
返す返すもおしいことをした・・・。
さて。三沢駅を見学はしたものの、お土産を置いてている売店があるわけでなし(特産品を自販機で売っていたので1つ買ってきた)、あまりにさみしい駅だったわけで
まあ、入場券でも・・・(これもポスターを見るまで思いつかなかった
1,2Fともがクーラーの効いた、普通の待合室みたくなっていたので「売店くらいあっても・・・」とは思いましたが、地元で使う人ばかりなのでしょうね。
(そう思うと特産品(ごぼうを使ったお菓子)の自販機、というのは理にかなっているのかも
のんびり三沢まで来てしまったので16時前になっています。そろそろ八戸に帰らないと仮眠の時間がなくなってしまいます。
県道から自動車専用道を伝って八戸に帰り着いた頃には19時前。
(繁華街の中にあるショッピングモールのラピア)ここが1番わかりやすいのでこの駐車場で一休み・・・。
K君には「地下駐車場で仮眠中」と連絡を入れて1時間ほど仮眠させてもらいます。
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(暑くて疲れていたのですね)ちょっと起きられなくて20時過ぎに目が覚めると、すでにK君とそのお友達が待機していました。
そのお友達を送り届けたあと、K君「そういえばよく見る円筒形の南部せんべいを売ってるとこ、見たことない」「いや、さっきのラピアの1F,名店街みたいな中に売ってたぞ」と伝えると「マジか。南部せんべい大量買いしなくちゃ」とUターン。
まさに”袋にあふれんばかりいっぱい”買って戻ってきました。
(朝市で小分けにされたものは買ったものの、われわれの思い描く”南部せんべい”はあの円筒形になって上が縛ってあるあの形のもの
まさにこれが欲しかったそうで「これで八戸での心残りはなくなったw」とホクホク顔になっていました。
八戸のハードオフは寸前で閉まってしまって中を覗くことはできませんでしたが、これで八戸でできることのタスクは終了したようです。
深夜には帰る方向に出るのでさっぱりしてから出るとしましょう。
当初は市街地から離れたホテルが日帰り温泉として営業していたので行ってみたわけです。
が、21時で受付終了だとか。”だったら最初からそう案内に書けよ”と。(同じようにわれわれのほかにも数人いた
イラッとしながら街の反対側で朝の2時までやっている風呂屋さんを発見。
りんごの湯、という。お値段¥350。「え。そんなに安いの?!」
入ってわかりました。スーパー銭湯みたいな外観だけど、完全なる銭湯でシャンプーやらがないから安いんですね・・・。
地元の人たちばかりのようなので、これが普通なのでしょう。皆さん手に手に桶とマイシャンプー、タオルなどをセットに入っています。
なるほど・・・。今まで温泉を目当てに入ってきたけど、漁師町である八戸ならこれで十分なんですね。
ともかくはさっぱりしました。軍資金も乏しくなってきたので下道でいけるところまで下っていきます。
(今回はここまで。次回は下道をたどって岩手・宮城・福島と縦断して帰ります
□きょうの八戸
これで青森編も終了です。いやぁ、愛知と比べたら涼しいこと。あとでK君が「あの友達が「この暑さで汗かいてないとか変態じゃない?!」っていってた」と聞きましたが、そりゃ体温よりも上の気温に比べたら、ねぇ・・・。
今回は行きませんでしたが、当初は弘南、大館の日本海側を考えていました。そっちはそっちで鉄ネタ的にもオイシイのでまた行きたいところではあります。
(ただ、飛行機は秋田・青森便のFDAが直行であるものの、お値段2万強なのが・・・。しかもその先の足が鉄路はキビしいですね。