普段、仕事のように卓球の練習で日々を暮らしている「ふ」です。
長年神戸に暮らしてはいますが、そんなに、繁華街や人の集まる所に行くわけでもありません。
いままで、「わたし」さんが、各地に行き、写真とコメントで我々を楽しませてくれていました。
一月は、たまたま、スペイン旅行があったから、記事にできました。さて、ネタも尽きました。
このあと、どうしようかと思案して、そうだ、過去(2006年3月)の旅行の話でもどうかしらと思いました。
みなさんも、これからは海外旅行をと考えている方も多いのでは?
それで参考には、ならなくても興味はおありではないかと?
「ふ」も皆さんの海外旅行の話は聞きたいです。それで、まあ何回かにわけて、お話をしてみますね。
これは冒険です。今までとは、ちょっと違ったブログになるかもしれませんが、
お付き合いください。
コメントは今まで通り、ご自由にどうぞ!!
それから、写真の送付もよろしくお願いいたします。
皆さんの写真をお待ちしています。tsutsuidai.blog@gmail.com
イタリア旅行2006 03 23
受かったら海外旅行をプレゼントという餌で大学受験をクリアした次男に、お金は出してあげるから誰か一緒に行く友達を見つけなさいといっていたが、男友達はみな金が無いのと海外旅行に興味はないようで約束がのびのびになっていた。本人はイタリアにACミランのサッカーを見に行きたいので、「もう今年しかない。来年は3回生で就職活動の時期だし、サッカーは秋から春の時期しかないから、ぎりぎりこの3月一杯までしかない。どうしよう。」
「それじゃしゃあない。おかあさんと行こうか?」と話が決まったのが2月中旬。「こちらは毎日パート勤めと主婦業で忙しいのだからから、旅のプランも旅行社もあなたが計画をたてなさい。ただし出来るだけ安くかつ安全であること。」
後期試験の時期ではあったがインターネットを駆使してヴェネチア、ミラノ、フィレンツェ一週間のイタリア個人旅行をセットした息子とこうして3月23日関西空港を旅立つことになった。
ひとり留守番となる夫には、申し訳ないと思ったが、「定年後の旅行の下見をしてくるから、火の用心だけはおねがいね。」と甘えて出てきた。
しかし、いったん飛行機が飛び立てばそんなことは忘れてひさびさの海外旅行に心も浮き立つ。機内食はなんだろうか、映画は何が見られるのかなとはしゃいでいる私の横で息子は、旅程表をみたり、ガイドブックを見たりとまるでテスト前の受験生のような真剣な顔つきである。
どうやら彼は、ツアー旅行ではあるが、ハワイとカナダと香港に行ったことのある母をまったく信用しておらず、これから始まる一週間にプランナーとして添乗員のような責任を感じているらしい。まだ10時間も先のフランクフルト空港でのトランジットを心配して、広い空港の見取り図を見ては頭をひねっている。
「広いフランクフルト空港のなかでこの飛行機の到着スポットとヴェネチア行きの飛行機の出るスポットはこんなに離れているんだから」と言われても、こちらは「へえー」としかいえない。行った事のない空港の見取り図なんか頭に入るわけないし、何とかなるさあと思っているから。
10時半春休みのせいか満席のルフトハンザ航空関空離陸。
日本上空は雲に覆われていたが、1度目の機内食が終わったころ窓の外は一面の氷の世界、シベリア上空と思われるが、昼なのできれいに見透せうねうねとまがりくねった川と平野と山がすべて凍りついた様は見飽きなかった。映画を見たり、イタリアのガイドブックを読んだりして寝る暇もない。勉強の終わった彼は早々に寝ている。おにぎり、映画、二度目の食事があって、11時間のフライトも終わりフランクフルト到着。勉強のかいあってか広い構内を移動して、税関も通り、イタリア、ベニス行きの飛行機に無事乗り継ぐ。1時間15分のフライトもアルプス越えの景色がはっきり見え得した気分でベニス、マルコポーロ空 港17時半到着。
空港から電車で1駅のメストレ駅に行く予定が、空港内の駅が見当たらない。案内所の人に聞いてというと息子は相手の言ってることが理解できないのだから聞いても同じだと言って尋ねようとはしない。そのくせ駅の公衆電話からサッカーの切符を持参してくれる人に電話をする。
「イタリア語も分からないと云うのに電話がかけられるとはたいしたもんだ」というと相手は日本人で本人の携帯電話に電話するのだからと言われて納得。
駅を探しているとバスの発着場に来てしまったので、バスでいくことにする。後になってこれが大きな間違いであったのだが、又幸運をよぶことにもなったのであった。
つづく
長年神戸に暮らしてはいますが、そんなに、繁華街や人の集まる所に行くわけでもありません。
いままで、「わたし」さんが、各地に行き、写真とコメントで我々を楽しませてくれていました。
一月は、たまたま、スペイン旅行があったから、記事にできました。さて、ネタも尽きました。
このあと、どうしようかと思案して、そうだ、過去(2006年3月)の旅行の話でもどうかしらと思いました。
みなさんも、これからは海外旅行をと考えている方も多いのでは?
それで参考には、ならなくても興味はおありではないかと?
「ふ」も皆さんの海外旅行の話は聞きたいです。それで、まあ何回かにわけて、お話をしてみますね。
これは冒険です。今までとは、ちょっと違ったブログになるかもしれませんが、
お付き合いください。
コメントは今まで通り、ご自由にどうぞ!!
それから、写真の送付もよろしくお願いいたします。
皆さんの写真をお待ちしています。tsutsuidai.blog@gmail.com
イタリア旅行2006 03 23
受かったら海外旅行をプレゼントという餌で大学受験をクリアした次男に、お金は出してあげるから誰か一緒に行く友達を見つけなさいといっていたが、男友達はみな金が無いのと海外旅行に興味はないようで約束がのびのびになっていた。本人はイタリアにACミランのサッカーを見に行きたいので、「もう今年しかない。来年は3回生で就職活動の時期だし、サッカーは秋から春の時期しかないから、ぎりぎりこの3月一杯までしかない。どうしよう。」
「それじゃしゃあない。おかあさんと行こうか?」と話が決まったのが2月中旬。「こちらは毎日パート勤めと主婦業で忙しいのだからから、旅のプランも旅行社もあなたが計画をたてなさい。ただし出来るだけ安くかつ安全であること。」
後期試験の時期ではあったがインターネットを駆使してヴェネチア、ミラノ、フィレンツェ一週間のイタリア個人旅行をセットした息子とこうして3月23日関西空港を旅立つことになった。
ひとり留守番となる夫には、申し訳ないと思ったが、「定年後の旅行の下見をしてくるから、火の用心だけはおねがいね。」と甘えて出てきた。
しかし、いったん飛行機が飛び立てばそんなことは忘れてひさびさの海外旅行に心も浮き立つ。機内食はなんだろうか、映画は何が見られるのかなとはしゃいでいる私の横で息子は、旅程表をみたり、ガイドブックを見たりとまるでテスト前の受験生のような真剣な顔つきである。
どうやら彼は、ツアー旅行ではあるが、ハワイとカナダと香港に行ったことのある母をまったく信用しておらず、これから始まる一週間にプランナーとして添乗員のような責任を感じているらしい。まだ10時間も先のフランクフルト空港でのトランジットを心配して、広い空港の見取り図を見ては頭をひねっている。
「広いフランクフルト空港のなかでこの飛行機の到着スポットとヴェネチア行きの飛行機の出るスポットはこんなに離れているんだから」と言われても、こちらは「へえー」としかいえない。行った事のない空港の見取り図なんか頭に入るわけないし、何とかなるさあと思っているから。
10時半春休みのせいか満席のルフトハンザ航空関空離陸。
日本上空は雲に覆われていたが、1度目の機内食が終わったころ窓の外は一面の氷の世界、シベリア上空と思われるが、昼なのできれいに見透せうねうねとまがりくねった川と平野と山がすべて凍りついた様は見飽きなかった。映画を見たり、イタリアのガイドブックを読んだりして寝る暇もない。勉強の終わった彼は早々に寝ている。おにぎり、映画、二度目の食事があって、11時間のフライトも終わりフランクフルト到着。勉強のかいあってか広い構内を移動して、税関も通り、イタリア、ベニス行きの飛行機に無事乗り継ぐ。1時間15分のフライトもアルプス越えの景色がはっきり見え得した気分でベニス、マルコポーロ空 港17時半到着。
空港から電車で1駅のメストレ駅に行く予定が、空港内の駅が見当たらない。案内所の人に聞いてというと息子は相手の言ってることが理解できないのだから聞いても同じだと言って尋ねようとはしない。そのくせ駅の公衆電話からサッカーの切符を持参してくれる人に電話をする。
「イタリア語も分からないと云うのに電話がかけられるとはたいしたもんだ」というと相手は日本人で本人の携帯電話に電話するのだからと言われて納得。
駅を探しているとバスの発着場に来てしまったので、バスでいくことにする。後になってこれが大きな間違いであったのだが、又幸運をよぶことにもなったのであった。
つづく