10月15日晴天の一日、琵琶湖東岸守山市から出発。
朝9時琵琶湖大橋渡ってすぐの、公園管理事務所で、貸自転車を借りました。
電動機付きで、1日乗って、タダ。なんとまあ有難い制度です。
最近、各地方でサイクリングに力をいれているようで、ここ琵琶湖でも『琵琶いち』で有名になりつつある、琵琶湖一周のサイクリングコースを売りにしています。
琵琶湖を反時計回りに一周できるように、サイクリング道路も整備、貸バイク拠点も各所にあります。当初の計画では、日帰りで行けるとこまでいってみようということでしたが、でもせっかくだから、道の駅でのお買い物をしたいなあということになりました。
友人の夫は、サイクリストで、ここは、何度も経験しています。
彼の自転車は、分解して車に乗せてきました。現地で組み立てるのを見ているともう何年も乗っている自転車なのに、ピッカピカ。どうして?と聞くと、家の中に保管しているから、乗った後はきれいに洗って、拭いているからとのこと。大事な道具は愛着があるんやね。だって、この自転車うん十万円するらしい。
「ふ」と彼の奥さんは、彼とは一緒に走れないので、出発地から見送りました。
午後3時帰着の約束で、彼は結局彦根の先の長浜城まで往復してきました。
彼もこの道は大好きで「やっぱり気持ちいい道やわ~」との感想でした。
さて、我々も湖岸を気持ちよく走り出しました。
走り出してまもなく、公園の中に「琵琶湖サイクリストの聖地」というちっちゃなブロンズ像を見つけました。琵琶イチのパンフレットには、写真が載っている像です。
小さいね~と思いましたが、これは写真に納まりやすい大きさなのね。
同じポーズを取ったつもりが、どうも足が上がってないね?
この日は、風が強くて、お陰で空がきれい。対岸の比叡山脈がすぐそこに見えました。波が荒くて、湖の波打ち際も楽しかった。汗もかかずに、サイクルロードをひた走りました。5メートル幅の歩道にもブルーで自転車レーンが区切られています。勿論片道一車線の車道にもサイクリングロードが区切られており、そこを走るサイクリストもいましたが、それは怖い。我々はひたすら歩道のサイクルロードを走りました。平日でしたがそこそこ走っている人がいましたよ。もちろん、すぐに追い抜かれてしまいましたけど、、、。
2時間ほど走って、近江八幡市に入ったところで、昼食地の「おうみんち」という道の駅にいかなくては、ということで、また来た道を帰りました。
まあ、いつも買い出しが旅のメインである我々ですので。
たった往復4時間ほどの、サイクリングでしたけど、気持ちよかった~~。
何より、お天気が良かったから、広々とした湖、青い空、そしてまた延々と続く青いたんぼを見ながらのサイクリングは最高でしたね。湖東は信州からの帰りに高速道路で通るだけでしたが、ピンポイントに走ってみると、ここは、こんなにいい所なんだと移り住んでもいいかな?とちょっと思ったくらいです。
テレビで全国のいい景色を見て、もう充分行った気になっていましたが、やっぱり、体中で感じる景色はいいものですね。すんさんが羨ましい~~。
そして、道の駅では、たくさん買いました。
お米、サトイモ、鮎の甘露煮あれこれ、パンに夕食のお弁当、帰りは車だからと気を許していると、自転車の荷物籠に入らないというパニック。ひもでくくって、フラフラで車まで戻りました。ああ~、どこに行っても安くて新鮮なものは買わずにおれない、貧乏人!
おまけ。これは、あの有名な「鮒ずし」ね。話には聞くけど食べたことがなかったので、怖いもの見たさで買ってみました。
結果。おいしい。白いのは寿司米が発酵して、まるでヨーグルト。酸味が強い。赤いのは卵が発酵して、まるで塩ウニみたい。匂いは、全然しません。酒の肴にはいいでしょうが、塩味がきついのでまあ、一切れで十分です。