50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

例の、『宇礼岬の会』はあの夏子が、幸男とともに・・・

2015-09-26 18:04:18 | 小説
例の、『宇礼岬の会』はあの夏子が、幸男とともに道江も入会すべきよとか言っていた。宇礼市内の話題の一つだが、幸男の考えでは風景が美しくなることに対する、ともすれば反対のための反対といった意味を含むと言うことだ。それはさておき、理恵が嘘を吐いたか、利用されているという疑いに、幸男は悩み始めていた。

(つづく)