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常チャンの独り言 秋編

今日はタコの日

2017-08-08 05:42:11 | 新鮮 有機栽培 美味しい 安心


8月8日 タコの日

 タコの足の数が8本あることから、広島県と三原観光協会が記念日と定めて、1996(平成8)年からタコ供養を行っています。
 日本ではタコは食卓を飾る一品として欠かせませんが、ヨーロッパや中東ではデビルフィッシュ(悪魔の魚)とされています。 子供たちが夏休みなので童話を載せました。

 タコに関する昔話
 (日本の小話 →詳細)

 タコのだしがら
 福娘童話集より

 山奥のあるへんぴな村に、魚売りがやってきました。
 村の人たちが呼び止めておけをのぞくと、頭が丸くて八本足のものがありました。
 「これは、何というものかね?」
 「タコですよ。ゆでて食べると、そりゃあうまいもんだ」
 「へえ、これがタコっちゅうもんかい。よし、買ってみよう」
 村の人たちは、さっそくお湯をわかしてタコをゆではじめました。
 タコは間もなくまっ赤にゆであがりましたが、どうやって食べるのか誰も知りません。
 そこに、旅の男が通りかかって、
 「その、タコのだしがらを、ごちそうしてもらえんかのう」
 と、頼みました。
 村の人たちは旅の男に聞かれないように、ちょっと相談です。
 「タコのゆでたものを、だしがらだといったぞ。つまりタコは身を食うものでなく、だし汁を飲むものにちがいない」
 「だしがらなんか、うまくないに決まっているからな。こんなものを食ったら、せけん知らずと思われてしまう」
 「いくら山奥暮らしのわしらでも、タコのだしがらはいらんよ」
 と、おいしいゆでダコをまるごと旅の男にやってしまい、みんなでゆで汁をすすりました。
 ズズズーーーッ

 おしまい