さやさやと
今年生まれし竹の蒼
風に吹かれて我を見送る
おおははの陶器のごとく白き肌
黄色く染まりて終焉を待つ
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お題は鬼・・・
鬼の湧く嫉妬の池を透かし見る(川柳)
黒髪に絡まりて鬼苦しがる。
鬼退治暗記するほど子に聞かせ
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傷心の顔見に来たと
友は吾の
眼覗きぬ
哲学の道
自転車に
赤黄緑の人形は
乗りて軽やか
モービルの風
傷癒えて
心安らぎつつあるを
蒸し返す友は
善意にてあるらん
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山々の重なり合ひて
吹く風の
涼しき窓辺
心地よき閑
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肉身の
情を疑う心根の
淋しかりけり
遠きふるさと
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仏壇に
手を合わせ居る一時を
阻みて久し
雑念の川
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ふと、昔のノートを探し出し覗いてみたらなつかしい。
もう思い出せないこともある
まあ、とにかく、懐かしいばかりです。