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月野岬

好きなゲーム等の文章中心の二次創作置き場です。現在三国恋戦記中心。

はじめに

2015-12-31 17:24:49 | インポート
<はじめに>
このサイトに訪れていただいてありがとうございます。
当ブログサイトは、ゲーム、コミック、小説等の二次小説ブログサイトです。
所謂同人とかわからない方は、踏み込まれない方が精神衛生上良いと思われます。
当然ながら出版社様、原作者様、ゲームのメーカー様、色々な版権元様とは関係ありませんし、また著作権を侵害する目的もありません。
単なる個人の趣味全開でやっております。
ただしネタバレを遠慮なくしてますので、十分にお気を付けください。

今現在のお取り扱いは
「三国恋戦記」が中心で「ヴァンパイア騎士」が少しだけあります。
あとはその時々の萌えにしたがって、増えたり増えたり(笑)
つたない話ですが、楽しんでいただければ幸いです。

お願いとしては、注意書き等をしている作品を読まれた後で、それでもいいやと読んだあとのお叱り等(笑)は勘弁してください。
それからいらっしゃるとは思われませんが、当サイト内の作品やその他記事は転載不可となってます。

<別館について>
サイドメニューのブックマーク(リンク)にある別館は、大人向け作品を取り扱っており完全18禁サイトです。
18歳未満の方、18歳であっても高校生など学生の方は入館禁止となってます。
別館への入館は、その点を厳しく守ってください。
もしそのお約束を破られたうえで不都合が生じましても、こちらでは責任を負いかねます。

<pixivについて>
サイドメニューのブックマーク(リンク)にpixivを追加いたしました。
月野岬と月野岬別館とは少々違う傾向の二次創作を取り扱ってます。
はっきり言えば、元が18禁乙女ゲームなどです。
のちにはオリジナルもUPするかもしれません。
現在のお取り扱いは「蝶の毒 華の鎖」の二次創作テキストです。
なお小説は、会員登録をしないと見れないかと思われます。
18禁傾向の作品なので、こちらから直接作品にはリンクをつなげておりません。
投稿者の名前は、こちらのサイトと同じで みさき となってます。
ご興味がある方は、読んでみていただけると嬉しいです。

<リンクについて>
リンクは当サイトはリンク・アンリンクフリーです。
でも一言ご報告頂けると嬉しいです。(もちろん義務じゃないです)
そのときは、喜び勇んで遊びにうかがいます。

月野岬
http://pub.ne.jp/tukinomisaki/
管理人  みさき    

since 2010.04.12


小話的連作『幼馴染みの恋心1』(公瑾×花)

2014-04-25 11:17:13 | インポート
<前書き>
これはついったーでのお題から発生しました。
お題は『幼馴染みの設定で浮気と勘違いして喧嘩する都督と花ちゃんの、漫画または小説を書きます。』です。
漫画は無理なので当然小説です^^
設定も緩く、お気軽に読んでください。

【設定】
公瑾さんと花ちゃんは、お邸がお隣同士の幼馴染みです。
年齢は公式さんと同じ雰囲気で。
伯符は若き孫家の当主として生きてます。

こんな適当さでも許せる心の広い御方のみ、ぽちと続きからお読みください。




小話的連作『幼馴染みの恋心1』(公瑾×花)

世間では『美周郎』と何とも華やかな二つ名を持つひとは、名門周一族につらなる家の跡取り息子でその名を周公瑾と言った。
容姿端麗、眉目秀麗などとやたら麗しい文字が、彼の見た目を端的に示す言葉である。
他にも頭脳明晰だとか、冷静沈着だとか、とにかく四文字熟語が多い。
そう言うひとが独身でいると隣近所ではやはり噂になるし、年頃の若い娘さんが集まる場所でも話題に出ることは多い。
そうして花も、そう言う噂は良く耳にしていた。
というか、花の家では周家の子息公瑾の話題が、両親の口に上ることは珍しくない。
なぜなら花の住む家は、京城の高位官吏が多く住むという東地区にあり、周家とは隣同士なのだ。
ついでに言えば、父親二人も部署は違えど役位も同じくらいで、公瑾と花は所謂幼馴染みと呼ばれる間柄だった。
「そう言えば公瑾さんは、最近意中のお嬢さんと上手くいっているらしいわねぇ」
家族団欒のお茶の席での突然の母の言葉に、花は危うく口に含んだお茶を吹きだすところだった。
この世の中、良家の子女に自由恋愛ははっきり言って少ない。
家柄だとか血筋とか、親の役職や仕事だとか、あれこれ色んな制約が付きまとうのだ。
それでも男の場合は、まあ財力や身分があれば、正妻には親の選んだ女性を据えて、自分の好きな女性を第二夫人や妾にするということもできる。
そもそも女性との身分が釣りあえば、正妻という第一夫人にもできる。
対して女性は、まあほとんどが親の言うままに嫁ぐと言うのが一般的だった。
もちろん家格などが釣りあっていれば、恋愛で結婚することも可能で、まったくないわけではない。
そんな中で、もたらされた情報に花は一気に色々慌てた。
「な、何?お母様、どこからの情報ですか?」
挙動不審な花に、花の母親はおっとりと笑う。
「あら、やっぱり花も気になるの?以前は公兄様のお嫁さんになるって言ってたものねぇ」
子供の頃のことを引き合いに出されて、花は真っ赤になって首を振る。
「そんな昔の話を持ち出さないでください。今は公兄様のお話です」
「ああ、だからあちらのお家でお話が出たみたいなのよ」
「何のですか?」
「公瑾さんもお年頃だから、そろそろしかるべき結婚相手を探さないとって」
「え!公兄様、お見合いするの?」
花は思わず乱暴に茶卓に茶杯を置いてしまい、それが大きな音を立てた。
常にない娘の驚きように、父親は眉間に皺を寄せ、母親は呆れたため息を零す。
「落ち着きのない」
「花。お淑やかにしないと、あなただってもうお嫁に行ってもおかしくない年齢なのよ」
父と母、それぞれに窘められて、花はあっと小さく声を漏らす。
「ごめんなさい」
だけど花のこの動揺には、それなりに理由があるのだ。
そんな話、花は聞いてないと泣きそうな気持で思う。
実は花はこの春から、幼馴染みである公瑾と密かにお付き合いをしていた。
誰にも内緒なのは、一つには突発的にお付き合いが始まってしまったためだ。
周家は当然のこと名門中の名門だが、花の家の山家も悪い家柄ではないから、家格自体は釣り合いが取れている。
だが自由恋愛が高位の家柄ではあまり一般的でないため、両家の当主夫人同士が知り合いとは言え、やはり手順としては公瑾が花の家に挨拶に行く事から始めた方がいいだろうと、いまだ付き合いは打ち明けていなかった。
そして間の悪い問題が、実は持ち上がっていた。
花は政治的理由など当然深窓の令嬢として知らないが、現在城ではさる政策で臣下が三分して意見を述べ合っている状況だった。
残念なことに周家と山家は意見を異にしており、城内を割っての大きな政策の為、婚姻など結ぼうものなら痛くもない肚を探られることになりかねない。
故に、しばし二人の仲な内密に、状況が落ち着くのをまっている段階だった。
そんな順風満帆とはいかない状況だったけれど、そこは幼少からの幼馴染みで、お付き合いは順調だと花は思っていた。
なのにいきなり母親からもたらされた公瑾の結婚情報に、心穏やかでいられるはずはない。
「ええっと、それで誰かとお見合いでもするんですか?」
公瑾に降るようなお見合いがあることは、花だって知っている。
それこそ家柄も血筋も良ければ、公瑾本人も非の打ちどころのないというのが世間の公瑾の評判だった。
こちらの領主である孫家の若き当主である孫伯符の親友であり、右腕、またこの若さにして都督と言う軍を統括する地位にある文武に優れた知能の将だ。
ちなみに春まで競うように人気だった伯符が、大喬と言う婚約者の姫君と結婚してしまったから、若い娘や年頃の娘を持つ家の当主の間では公瑾に嫁がせたいと思う者は多い。
そもそも公瑾は主とする伯符が結婚するまでは、臣である自分はしないと公言して軒並みやって来る縁談を断っていた。
だがこの度伯符がめでたく結婚したので、その言葉も効力を失い、今や反対に言質を取られたような格好になって結婚を望まれているわけだ。
だから花が恐る恐る聞いてみれば、母親は含み笑いを漏らす。
「それがねぇ、ご両親が見合いを勧めたら、相愛の娘がいますから今しばらく見守ってくださいって言ったらしいの」
「ほ、本当に?」
花はさっきまでとは違った動揺をして、また頬を赤く染めた。
もしかしてこれは、明言はしてないけれどやっぱり自分のことを言っているのかとそわそわする。
あまり自惚れが強くない花だけれど、こっそりでもお付き合いしている彼女は間違いなく花だ。
はっきりお見合いを断ってくれて、相愛の娘がいるなんて宣言してくれたと聞けば、嬉しくないわけはない。
恥ずかしいし照れくさいけれど、公瑾の気持ちが分かって幸せになる。
そんな花に、母親は微妙な顔で笑った。
「おかしな子ね。花、あなたが赤くなることはないでしょうに」
「そうだけど素敵だなと思って」
「あら、憧れの公兄様に恋人がいてもいいの?」
十六歳で結婚して十七歳で花を生んだ母はいまだ若々しく、まるで姉のように聞いて来た。
もちろん公瑾の相手が自分でなければ、花には当然相当にショックだったろうと思う。
物心ついた時から公瑾が好きで、兄のように慕って構ってもらいたくて、十も離れているのに後を付いて回っていた。
彼は面倒臭く思っていたんだろうけれど、あの年頃の子供にしては怖ろしく辛抱強く相手をしてくれた。
公瑾の方が当然先に大人になって、花は自分が子供のままで、どんどん置いて行かれるのが心細くて、怖くさえあった。
花が大人の公瑾に追いつく前に、公瑾に恋人や妻と呼ばれるひとができたらどうしようと思っていた。
だから今の状況は、真実を知るのが当人だけとは言え嬉しくて、演技なんてできそうもない。
花がいかに幼馴染みの公瑾に想いを寄せているか知っていた母親は、娘の衝撃を予想していたのにそんな素振りがないので訝し気な顔だ。
「公兄様は素敵だから、今までいなかった方が不思議だったもの」
「じゃあ、もう来たるべき時が来てしまったって感じなのかしら?」
「そこまで割り切れないけれど……お相手を目にしたわけではないし」
何しろ相手は花なのだから、今ある色々が片付かなければ公になんてできないだろう。
両親に隠しているのは心苦しい。
それに公瑾の恋人が自分だと、周囲に知ってもらいたい気持ちもある。
そう思えば幸せな気持ちばかりでなく、少し複雑にもなる。
けれどそこに、母親がおっとりと首を傾けた。
「お相手ね。大層美しい優雅な物腰のお嬢さんだったわよ」
「え?」
思いもかけなかった言葉に、今度こそ花は気を付けて持っていたはずの茶杯を落してしまった。
かつんと固い音がしたものの、茶杯は割れることなくころころと床の上を転がった。
「花!」
「大変!かからなかった?」
「花さま!大丈夫でございますか?」
寡黙な父親もつい花の名を呼び、母はおっとり心配そうに、控えていた侍女まで慌てて傍に寄って来た。
差し出された手巾に、ようやく我に返る。
幸いお茶はほとんど飲んでいたため、良く見ればほんの少し裾が濡れただけだった。
「ほとんどかかってなので大丈夫です」
「やっぱり動揺しちゃったかしら?」
悪気なく心配そうに訊く母に、花は一大決心をして尋ねた。
「お母様はお会いになったんですか?」
「会ったと言うよりお見かけしたの。李家のお茶会の席に、そのお嬢さんをわざわざ迎えに来ていたわよ」
「迎えにですか?」
「ええ、それはもうお優しそうに寄り添ってらしたわ」
花の胸がつきんと痛む。
お迎えは花にとって公瑾との特別な思い出だ。
小さな頃、両親や乳母に叱られて泣いて、美しい花が咲いた低木の茂みに隠れている花を捜しに来てくれるのは、いつも公瑾だった。
「花。ほら、こちらにいらっしゃい」
身形のいい少年が、その年に似合わない大人びた微笑で手を差し出してくれる。
まだ幼女と言っていい花は、泣き濡れた頬のままにしゃくりあげながら手を伸ばす。
指先が触れれば、きゅっと力強く握られた。
「公兄さまぁ」
茂みの奥から引っ張り出されて、十違いの十四歳の公瑾の腰に縋りつけば、公瑾はぽんぽんとあやすように背中を撫でてくれた。
屈み込んで花の頬の涙を指先で拭うと、仕方のない妹を見る目付きになる。
綺麗な深紫の瞳が真っ直ぐに花を見つめ、白皙の頬に木漏れ日が躍る。
こんな場面なのに、幼心に花は公瑾に見惚れてしまう。
「何をしたのです?」
「お母様の首飾りとかきらきらつけてお姫様してたの……そしたらめっ!て」
母親の装飾品は、当時の花にはとても魅力的に感じていた。
いい匂いのする抽斗の中、布の敷かれた中に鎮座する玉や貴石、宝石の眩い装飾品の数々。
それらを身に付けたいと思うのは、やはり女の子だからだろう。
「それはあなたの母君にとって、とても大切な物ですよ。花だって自分の宝物を誰かが勝手に持って行ったら嫌ではありませんか?」
「や……です」
「でしたら、どうすればいいか分かりますね?」
「かあさまにあやまる」
「そうですね。では謝りに行きましょう」
穏やかに握った手で促されても、花の小さな足は前に進まない。
謝ろうと言う気持ちはあるけれど、自分が悪いと言うのもわかっている。
それでも小さな子は、大事なひとからの叱責が怖かったのを思い出して臆してしまう。
「花」
ふるふる小さく振られる首に、公瑾はふうっと息を吐いて、幼女と向かい合う。
膝を着き伸ばされた腕は、花の太腿に回ってお尻を支えるように抱き上げられた。
「公兄様」
「危ないから動かないでください」
「はい」
「今回だけですよ」
そう言われるセリフももう幾度か繰り返されているけれど、公瑾は辛抱強く花に付き合う。
二人は陽光が溢れる庭を、本当の兄妹のようにゆっくり進む。
ちりりと髪に結ばれきれいな組紐に結わえられた鈴の音が鳴る。
実の所、この音があるのだから誰にでも花を捜すのはそれほど難しいことではない。
それはおっとり見えて、実はしっかり者の山家の夫人の知恵だ。
誰でもいいのに、やっぱり見つけて迎えに来てくれるのは公瑾が良かった。
なのに、今の公瑾は花でない他のひとを迎えに行ったと聞かされた。
そうして……今の花の艶やかに長くなった髪に、もう鈴が鳴る愛らしい飾り紐はなかった。



<後書き>
と言うわけで、お題まだ終わってません。
だから1なのです^^
幼馴染みって設定が意外とツボだったので、取りあえずお題分までの内容は書きたいな。

あ、なんでこれかと言うと息抜き的な意味もあったりして。
今原稿中で、相当に煮詰まってたりします。
だから連載のシリアスなのあんまり考える余裕が頭の中になかったんです。
でもなるべくサイトの更新はしたくて、こんな形になりました。
6月半ばくらいまでたぶん原稿やってるんで、色々通常の更新とは内容とかも違うかもしれません。
あーいよいよ切羽詰ったら、またお知らせします。
でもその前に、どっかにサイト移行しないとダメなんだけど、そんな時間あるんだろうか?
ほったらかしのピクシブさんの出番?^^;
密かに焦っている管理人でした。

『信頼は裏切れない』後編1(孟徳×花)孟徳ED後

2012-06-24 17:53:39 | インポート
<前書き>
後編1です。まあこれは皆様の予想通りですかね?
そしてなぜかこの章、無駄に長いです長いです。
(大事だから二度言いました。でも中身が大事ってわけではないのか、あるのか?www
途中投げ出さずに頑張って読んでください(笑)
孟徳さんと文若さんの上司部下の日常会話、楽しいです(だから長くなったのか?)
花ちゃんもちゃんと出てくるのでご安心を。
では続きからどうぞ。




『信頼は裏切れない』後編1(孟徳×花)孟徳ED後

そろりと孟徳は内殿の自分の棟に、物音一つさせずに隠し通路から忍び込んだ。
丞相府内の孟徳の完璧な私室であるその場所に、孟徳のほか室を持つのを許されているのは花だけだ。
以前の夫人や寵姫たちも、誰一人内殿に一時と言えど室を持つことは叶わなかったし、まして孟徳の住まう棟となれば足を踏み入れることすら叶わない。
その唯一の例外が、今一の夫人にして最愛の寵姫と呼ばれる花だ。
けれど孟徳不在の時、花はこの棟には居ず隣接する棟にいて、こちらに人の気配は薄い。
本来こちらの世界では夫婦別室は当然で、主といくら正式な妻と言え別に寝起きするのは常識だ。
だから遠征などで孟徳がいない場合は、花は隣の花のための棟で過ごす。
丞相夫人として私的な客人を迎えるのも、花のために用意された棟に迎え、少しでも孟徳に危険がないように、煩わすことが無いように気遣っていた。
「丞相。影は何と?」
全然警備の目がないわけではないが、主の帰還を隠したままを装われた居室の薄暗い室内で、文若はやんわりと切り出した。
下がれと言われたならば聞く気はないが、ここまで同道を許されたと言うことは孟徳に話す用意があるのだと知れた。
「彼女の周囲が不穏だ」
「不穏ですか?」
それは今更なことで、丞相の寵愛を一身に受けた花の身は常に危険に晒されている。
「今日、しばらく姿が消えたらしい」
「それは影が見失ったと言うことですか?」
「奴らだって常に花ちゃんの傍にいるわけじゃないが、秋麗が彼女がいないと夜中知らせてきた」
隠密を旨とする影と秋麗が連絡が取れるのは、花の侍女筆頭の彼女がただの女官ではなく、孟徳個人が花付として陰から引き抜いて侍女としたからだ。
「誘拐ですか?」
「いや、今は寝台へ戻っているし、おかしな様子は何もない」
「では、自ら真夜中に寝所を出たと?」
孟徳は曖昧に首を横に振った。
この世界の生まれ育ちでない花は、かなり危機意識に薄いことはあった。
だが広い丞相府の中を、花の立場で一人で夜中にふらふら歩く危険は身に染みているはずだ。
「どういうことです?」
「分からないからこうして頭を悩ましてるんじゃないか。それに、お前一つ黙っていたな?」
後半、声音が凄みを帯びた孟徳に文若は細い目を僅かに伏せる。
自分に非が無ければ、文若はどんなに苛烈な怒りだろうと真っ向から孟徳の視線を受け止める。
でも今回の花の件に関しては、急使を立てる前から分かっていたことだが敢えて孟徳に伏せた。
使いに立った男は、当然知らない情報だ。
この主に、些細なことと思われる出来事でも他ならぬ花のことを伏せれば、孟徳が怒り狂うことは分かっていた。
それでも旅の空でどうしようもない状態の孟徳に知らせる利は見いだせなかったし、楽観論として事態が好転しているとも考えたのだ。
しかし僅かばかりの希望も現実にはならず、文若は甘んじて孟徳の怒りを受けるしかない。
「花ちゃんの不調はいつからだ?」
「前々から少し顔色が悪かったのはご存知ですね?」
「ああ、俺がここを離れる前だな」
「その後は特別悪くなることもなく、格別良くなったわけでもなく日々穏やかでした。ただ丞相が出立後三週間ほどして、丞相の帰還の報がもたらされた前後から調子を崩しました」
淡々と報告する文若に、思いっきり孟徳の機嫌は悪い。
「何故知らせなかった?」
「丞相に知らせたところでいかがなります?遠地では何もできますまい。流行り病なら会わせることはできませんし、医師にも診せております。そもそも重篤と言うわけでもない」
そう、さすがに孟徳の側近の一人と言われる文若でも、たびたび直接丞相の妻である花の私室に入ることはできない。
秋麗から聞いて医師を伴って面会した一度きりだ。
倒れたと慌てて駆けつければ、少々顔色は悪かったものの熱があるわけでも、どこが痛がるでもなく、ただ少し衰弱しているように見えた。
医者の見立ても過労だったし、花を溺愛する孟徳に知らせるのは見合わせたのは、文若なりの当然の判断だ。
理論整然と理屈を並べた文若に、ふんと孟徳は鼻を鳴らす。
「だからお前は朴念仁と言うんだ」
「何を仰りたいので?」
「例え実際の手は届かなくとも、その想いを届けたいと思うだろう。俺は力にならずとも、倒れた彼女のためにせめて祈りたかった」
「今、花は聞いておりません」
いかにも孟徳が言いそうな甘ったるい言葉に、文若が呆れたように憮然と返す。
女限定に孟徳が甘い言葉を言うのは、いつものことだ。
まめなことだと文若は常々思っていたが、自分相手にそんなことを言ってどうすると思う。
外交においても、私事でも、孟徳の言葉には虚実が全て真実のように入り混じる。
だから花だけには、何があろうと嘘は吐かないと言葉にした孟徳を知らない文若のこの反応は当然のことだ。
「お前が俺をどう思っているのか、よくわかるよ。だが本心だ」
本心だと言われた言葉に文若が心底意外そうにはっと目を瞠れば、孟徳は驚くほ真面目な表情で淡く微笑した。
「意外か?まあもちろん花ちゃん限定だけれどね」
滅多にない文若の眉間の皺のとれた驚いた顔に、少女だけは特別だと孟徳はきっぱり言い切る。
恋や愛が永遠など信じないし、甘い想いも激情も愛しさも、いつかは醒めるもの、変化していくものだと思っていた。
どんな純粋な想いすら、日々変貌していく。
それも想いが強いほどに、美しいと言えるのものほど、時として思わぬ形に変わっていく。
それは花も変わらないかもしれないが、変わり行くのが花ならばその変容さえ受けいれることが出来ると思えるのだ。
何より彼女は、孟徳の惚れた欲目かもしれないが、望まぬ醜い変わり方などしないだろう。
「しかし、だから尚更彼女が自ら一人で夜中に府内を動き回るのは妙なんだ。寝込むほどではないが、仕事自体には昼間も出ずに静養中なんだろう」
「今は私の権限で極力人と会うのも制限し、体調がよろしければ近場を散歩するぐらいです」
「彼女は過労の原因を何と言った?俺がいないんだから閨の疲れってことはないよな」
「丞相!あなたと言う方は品位を疑います」
「固いこと言うな。お前しかいないだろう。こんなの涼しい顔して流せ」
久方ぶりに戻った孟徳は相変わらずだったが、そんなふざけたことを言いながらも目付きだけは常の冷静さを失わず凪いだように静かだ。
「文若。そう言えば、花ちゃんの具合が悪くなったあたりに、日頃の彼女には珍しい訪問者があったと聞いたが」
「胡玄嗣殿のことですか?」
「そうだ。もちろん調べたんだろうな?」
「秋麗によれば、お茶をいただきながらの会見は始終和やかだったと」
「話題は?」
「凛香姫のこと、丞相のこと、そのようなものだと。ただ取り立てて私に知らせがなかったことから、問題がある話題だったとは思えません」
孟徳は椅子に腰掛け、肘かけに片肘をついたまま動くことなく虚空を見据える。
今は好々爺とした態度の玄嗣だが、若いころから頭抜けて頭の切れる男だ。
だからこそ孟徳の親族と言われながら、付かず離れず絶妙の距離にいて、いまだ粛清の対象にもなってなければ、権勢欲を見せるわけもない。
「あの男でも孫娘可愛さに誤るのか……?」
孟徳は独り言めいた呟きを漏らすが、それを結論付けるには早いだろう。
何しろ秋麗がそこに違和はなかったと言明しているし、文若にしても幾ら玄嗣が相手だとしても何もしてないはずはない。
「玄嗣殿を洗いなおしますか?」
例え親族であろうと、絶対の信を置くことがない孟徳を知っている文若はただ簡潔に問う。
ある程度信頼を置いている親族と言えど、孟徳にかかればこういう変事が起こっている時の対応は他の者と扱いは大差ない。
いや、より近しい立場の者ほどに瓦解するものは大きいから、孟徳は一切の情けもかけないし容赦もしない。
「伯父上と凛香を調べろ。影の報告もお前にあげるようにしておく」
「承知いたしました」
文若はこの指示で全て終わったことを悟り、余計なことは言わずに消えた。
そしてほぼ間をおかず、孟徳の姿もまた静かに闇の中に溶け込んだ。

孟徳がせっかく帰ってきたのに、花は表まで迎えに出れずに自室にいた。
「花ちゃん。大丈夫?」
ああ、こんな挨拶をさせてしまったと自分を不甲斐なく思いながら、花は立ち上がって旅装姿を改めた孟徳を迎えた。
伸ばされた腕に手を重ね、胸に顔をつける形ですっぽり抱き込まれてしまう。
少し甘く危険な感じのする蠱惑的で男性的な香に包まれれば、孟徳の腕の中にいるのだと愛おしさと安堵が胸に迫る。
「大丈夫ですかは私の言葉です。予定より早いお戻りで、無理されたんじゃないですか?」
「これぐらい何てことないよ。少しでも早く花ちゃんに会いたかったから」
「本当に無事に帰られて良かったです。おかえりなさい」
「うん。ただいま、花ちゃん」
そうしてこつんと額を合わせられ、瞳を覗き込まれる。
この仕草は孟徳がよく花限定でするものだけど、心の奥まで見透かされそうで、別に隠し事ややましいことがないときでもどきどきしてしまう。
だって目の前にいるこのひとは嘘を見抜けるけど、それは明晰な頭脳のせいだけじゃなくて繊細で人の心の動きにとても聡く敏感だから。
せめて自分のことでは孟徳に負担になるような思いはさせたくない、心配させたくないと思っている。
なのに遠征中に倒れ、出迎えも出来なかったことで、自分のいたらなさに情けなくなる。
沈み込みかけた花の思いを引き戻したのは、少しだけ花の額に触れた孟徳の髪だった。
「あれ?濡れてませんか?」
「ああ、花ちゃんに会うのに埃塗れじゃ嫌だから湯あみをしたんだ」
丞相府内の内殿には、孟徳のためにいつでも入れる湯殿がある。
この世界では温泉でもない限り、湯殿を常に入れる状態にしておくことは相当に労力のかかることだ。
だが二十四時間湯焚きの使用人を用意できるのは、やはり孟徳の地位と権力があってこそだ。
「ちゃんと拭かなきゃだめですよ」
花がそう言えば、よく気が付く侍女の秋麗はすかさず花に肌触りのいい布を渡した。
「椅子に座ってください」
まるで子供にするように孟徳の手を引いて椅子に座らせれば、やっと自分より低くなった頭をその布で丁寧に優しく拭う。
「お疲れじゃないですか?」
「平気だよ。もっと長くて疲れる遠征はたくさんあるからね」
さりげなく言いながらも真実は別にあり、孟徳はすでに一日半も前にここに戻っていたのだから、疲れはとうにとれている。
ただ隠れているにも関わらず、仕事を隠し部屋までせっせと運んでくる文若にうんざりしたのは仕方ないことだろう。
久しぶりに花の髪を拭かれ、甘やかされながらも孟徳は己のすべきことを忘れていない。
「花ちゃん。久しぶりに君とお茶がしたいな。最近好んで飲んでるのがあるって聞いたけど俺にも御馳走してくれる?」
「相変わらず耳が早いですね」
自分の周りに孟徳の目や耳が張り巡らされているのは知っているが、さっき帰ったばかりでこれだとは驚くばかりだ。
でも花の声に非難はなく、ふふふと軽い笑い声を添えられる。
心得た秋麗と他の侍女は、花が声を掛けるまでもなく茶器や湯の用意をしてすぐに持ってきた。
「あのですね。凛香姫のお祖父様にもらったんです。孟徳さんのお父様のお姉さんの旦那さんってことは義理の伯父様ってことですよね?」
「そうなるかな。実質彼とは血の繋がりはないけど、近しい親族ではあるね」
「孟徳さんの小さな頃のお話も聞かせてもらいました」
「え?変なことじゃないといいんだけど」
他愛無くおしゃべりをしながらも、孟徳の視線は花が入れるお茶に注がれていた。
別に花が毒を入れるとは、不審な物を混ぜるとか思っているわけじゃない。
玄嗣から贈られたお茶が怪しい物でないことは、既に花が口にする前に秋麗の手で専門の者に渡り調べられている。
だが改めて孟徳の指示で花の周囲を調べれば、丞相府の怪異も花の不調も何もかもが、玄嗣が凛香を伴って現れた時期と一致すら。
もちろんそれは単なる偶然の範囲に入るものだし、証拠はなく、玄嗣が何事か企んだとすればあまりに稚拙すぎるのだ。
何も確証が得られぬままに、孟徳は自ら調べる目的もありここにいた。
「どうぞ。このお茶、私の国で好まれてたフレーバーティー……香り付のお茶みたいで、紅茶に果物を混ぜたような甘酸っぱい香りがするんです」
孟徳の前に置かれたお茶は、確かに深い紅色が美しく、香りも甘く高く香っていた。
一口飲めば渋みは少なく、味も爽やかで確かに花が好きそうなお茶だと孟徳も思うが、特別な何かは感じなかった。
「どうですか?」
「美味しいよ。毎日飲んでるって聞いたけど、そんなに気に入ったの?」
「はい。少し甘みもあるでしょう」
「そんな花ちゃんのお気に入りを贈るなんて、伯父上も油断がならないな。まさか俺より伯父上を好きになったなんて、言わないよね?」
冗談めかして問いかける孟徳に、花はぶんぶんと首を振って可愛らしく頬を染める。
「孟徳さんは何があっても私の……特別です。他の人と比べようなんてありません」
「嬉しいこと言ってくれるね」
そうして孟徳は、花に満面の笑みで笑いかけた。
何かを捜しながらでも孟徳が花にそれを気取らすことはないが、純粋に憂いなく花との時間を楽しめないのはもどかしい。
今のところどこにもおかしな点はないように思えるけれど、ふと何かが胸に引っ掛かる。
でもそれを追う間もなく、花から新たに話題も持ちかけられる。
「そう言えば孟徳さんに謝らなきゃいけないことがあるんです」
「ん?何?」
「実は凛香姫のお見合い相手の釣書の確認、まだ途中なんです。すいません」
「あれはそんなに気にしなくてもいいよ。花ちゃんの参考意見として聞きたかっただけだから」
遠征に出る前に、花に凛香の相手の釣書を下調べしておくように言ったけれど、少女に伝えたのはもちろん嘘ではないが本当の理由でもない。
数ある男たちの釣書を見て、俺が一番だと認識してくれればいいと言う邪な思いもあったりしたが、本来の目的は別だ。
今、周囲は勝手に孟徳と親族の凛香との婚姻があるのだとか、実しやかに、まるでそれが既定の事実のように取沙汰する者もいる。
もちろん有り得ぬと丞相曹孟徳が朝議や公の場で宣言すれば、沈静化は容易いが、孟徳はこれを利用することにした。
最近女と言う孟徳に近付ことする政略の手段を封じられた者たちの動向が、水面下で怪しいと言う情報は入手いていた。
ならば孟徳としては、逆手にとってあぶりだすまでだ。
それでも噂をほおっておきことで花が少しでも気に病むことがないように、孟徳は少女に凛香の夫選びを仕事の一環として任せることで自分の真意を示す。
凛香を娶る意志など欠片もないと。
花に対する言葉や態度だけじゃなく、孟徳は用意周到に花の身だけでなく心までもこうして守ることに心を砕いていた。
孟徳の返事を聞いた花は、その真意を知らぬままにほっとした顔をする。
「よかった。気になってたんです」
「まさか釣書が原因で、一生懸命頑張りすぎて体調壊しちゃったとか言わないよね」
「そ、そんなことないです」
真面目な花のことだから、ありがちだと視線を険しくして見せれば困った顔で否定される。
「本当に?じゃあ倒れるまで疲れちゃってたのはどうして?」
花は最初こそ孟徳の空気に少しばかりの不穏さを読んでいたけれど、髪を乾かしたり、お茶をしたりでそんな空気はすっかり流れたとばかり思っていた。
けれど百戦錬磨、どんな駆け引きもお手の物の孟徳だから、逃れる術はやはりなかったと肩を落してちらりと孟徳を見つめる。
「怒りませんか?」
「それは聞いてみないと分からないな。俺が花ちゃんが傷ついたり弱ったりするの、凄く嫌だって知ってるよね?それが花ちゃん自身がした結果でもね」
「うううう」
やっぱり孟徳の過保護は健在だったと、花は軽くため息を吐いて残っていたお茶を一気に飲む。
「あのですね。孟徳さんが遠征に行ってしばらくは大丈夫だったんですけど、眠れなくなったんです。全然じゃないですけど、こう深く眠れないっていうか。それで困ってたら、このお茶をいただいて、それからは眠れるようになりましたから、もう大丈夫ですよ」
「お茶?」
「凛香姫のお祖父様に孟徳さんがいらっしゃらないのはお淋しいのではって言われて、つい。このお茶は香りがいいのできっと眠れますよって」
花はその時の状況を思い出して、赤くなった。
真っ白な髭の玄嗣から、そんなこと言われると思わなかったので、つい素直に頷いてしまったのだ。
他の官吏なら嫌味に感じることも、孟徳の伯父のせいか、雰囲気のせいか、嫌な感じはしなかった。
「そっか。でも今夜からは俺がいるから大丈夫だね」
「あの……」
「俺の腕の中で安心して眠って。寂しいなんて言わせないから」
その後、一気に甘くなった孟徳の空気に当てられつつも、なんとか孟徳を文若の元に送り返せたのはひとえに花の涙ぐましい努力のたまものだった。

孟徳が宣言通り、花を腕に抱いて眠ったこの夜、連夜の怪異は唐突にやんだ。
けれどそれは一夜だけのことで、夜中花を腕に眠っていた孟徳の元に密やかな気配が忍び寄る。
天蓋の外、孟徳は気配に耳を澄ます。
「現れました」
気配は闇に溶けたまま、花には気付かれぬように孟徳にだけ端的に囁きを伝えた。



<後書き>
と言うわけで、あらぁ、どうなってるのか、まだまだ妖しいです。
色々何やらあるわけですが、孟徳さんはお気づきなのかしら?たぶん気付いてる。
次回一気に動き始めると思う……これは次回こそ解決と言う詐欺じゃないですよ(たぶんね)
そして次回で全部終わるとは………思えないなんて言えない(汗)
そんな予定通りの進まなさが情けないですが、あとちょっとお付き合いくださいませ。

拍手のお礼のSS(別館)を入れ替えました

2012-04-10 22:51:56 | インポート
<お知らせ>
拍手のお礼にお話をUPしました。
えっと先日はこちら本館だったので、今回は別館です。
あんまりがっつり別館内容ではありません。
SSは本館の『龍の玉座における孔雀の帝』の前世と言うか、以前の花献帝の時代のお話。
あ、別に読まなくても本編には差しさわりありません。

では、お気に召したお話が有った時に、ぽちりと拍手してくださるもよし、ご自由に楽しんでください。


拍手のお礼とお返事です。

2011-06-24 21:12:33 | インポート
<pixivについて>
色々とお問い合わせをいただいたので、トップの記事のはじめにでpixivについて追記いたしました。
わかりにくくて不親切だったなと反省いたしました。すいません。
登録しなければならないとか、色々面倒なのですがあちらも楽しんでいただければ嬉しいです。
サーチなどに登録されてない方の恋戦記のイラストや小説もたくさんUPされてますよ。
が、年齢制限はくれぐれもお守りくださいね^^

<拍手お礼とお返事です>
6/19~6/24です。
拍手お礼&お返事です。
ぱちぱち押してくださる皆様、いつもありがとうございます。拍手は私の活力です。
レス不要でコメントくださる方も、本当にありがとうございます。
では、お返事はたたんでありますので、お心当たりの方はつづきからぽちとしてご覧下さい。

> ぽろんさん
いらっしゃいませ。確かに拍手の話を読み返そうと思えば、ボタン押すしかないですよね。
いえいえ、どんどん押してください^^私も楽しいです。
しばらくしたら、(と言っても、かなりたってからですが)またサイトの方にも普通にUPしますので気を長くお待ちください。
孟徳の誠意は、まあ芙蓉姫の凛々しさと、最後はデレた孟徳でしめてみました。
女好きが高スペック標準装備なので、まああれぐらいは男の色香をふりまきながら甘く攻めていただきたい(大笑)
補給できたようでよかったです。
pixivはみさきとここと同じ名前で書いてます。
タグは蝶の毒で出てくると思いますので、よろしければご覧ください^^わざわざありがとうございます。

> Mさん
レス不要と言うことでしたが、一言だけ。
あ、お名前表に出るのがお好きではないのかもと思い、あえてイニシャルにさせていただきました。
お誕生日おめでとうございます。
素敵な一年になりますことをお祈りしております。
いつも感想をありがとうございます。
あ、また私もあんな、いやもっとグレードUPして甘々孟徳を再び書いてみたいです^^

> fanfanさん
おはようございますと言いつつ、これ書いてるのおはようの時刻じゃない(笑)
「蝶毒」のネタに反応くださりありがとうございます。
えっと、分かりにくくてすいません。<月野岬>のサイトからpixivの話にはリンクを繋げてないんです^^;
リンクでサイトにUPすれば、誰でも読めちゃうので、元が18禁なので今はしてないんです。
何しろ元が思いっきり18禁ゲームなので、さすがにためらいを覚えまして。
pixivに関して、最近というかここ1年ぐらいになるのかな、小説も投稿できるようになったんですよ。(私も知ったときは驚きました^^;)
おまけに登録の情報で、まあ真面目に18歳以下としてればお若い方は18禁を見れないと言う利点もあります。
だから蝶毒に関しては、pixivにUPしてる面もあります。(消極的自衛策です^^)
ですので、pixivに行って、ID登録しなければ読めないかもしれません。(申し訳ないです)
もしかしたら、「別館」に蝶毒の部屋を作るかもしれませんが、今はどこまでこの熱が続くかわからないので様子見です。
お問い合わせありがとうございました。
もし見ていただければ嬉しいです。その場合は感想などお聞かせいただければ喜びます(笑)