点と線

先日受けた乳がん検診、

終わるとまだ午前9時半過ぎでした。

その日は、午後出勤だったので、

どう時間を費やすか少し困りました。

長時間ぶらぶらしたいけれど、

身体的に難しく午後からは仕事と、

歩きなが考え目に入ったのは文化会館。

そこはかつて小学生のころ日本舞踊の

大会で大失敗してしまった苦い経験場所。

待ち合い広場に立ち寄りお椅子に腰掛け、

記念撮影をした場所を眺めました。

記念撮影の写真は実家に飾ってありますが、泣いた後だったように思います。

見るたびに情けなさが蘇る…

舞っている時落としてはいけなかった、扇。

落ちてしまった物は、仕方ない。

泣くな私、、

まぁ、いいのです。　　

なんとかあの時から今を生きて行けるから

と、記念撮影をした場所を眺めながら

過去の私へエールを送りました。

きっと、未来のわたしも今のわたしへ

同じようにエールを送ってくれているはずと、点と点を線で結ぶように今を繋いで生きていくのかなと不思議な気持ちでいました。

母と一緒に。

軽快なステップの舞でした。

日本舞踊の所作を学んで、当時には分からなかった奥ゆかしさを今は大切に思えます。

辛かったり、悲しかったり努力した経験は、誰にも奪えない宝物になると分かるまでは時間がかかりました。

ご縁のある場所、人、結びつき、

小さな点がまたどこかで結びつく時を何処で待っているのかなと今を自分なりに生きたいです。

　お読み頂きありがとうございます