雑記-白堂別館-

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輪ゴム銃製作手順 製作編その3 摺合せ

2021-10-30 16:53:10 | 輪ゴム銃製作手順
切り出しが終わったら、再度穴通しを行います。
今度はドリルガイドは使わずに捨てピンで様子を見ながら、自重で落ちず指で押し込める程度の抵抗になるくらいに穴を拡げてください。
 
穴通しが終わったら簡単にパーツのバリを削ってからパーツを仮合わせします。
組み立ての参考動画を載せておきます。

輪ゴム銃製作手順、解体図

#輪ゴム銃製作手順 #輪ゴム銃 #ゴム銃 ブログにて公開中の輪ゴム銃製作手順のための補助動画です 作品の紹介動画はこちら https://...

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穴の位置や切り出した時のズレや傷や欠けで全く同じ形にはならないので、なるべく凸凹にならないように配置していきます。
配置し終わったらバラした時に分からなくならないように、ブロックの端面が揃っているところを先に削って整えてから下の写真のように印を書き入れておきます。
この印は出来上がった後も必要になるので気になるようでしたら、目立たない所に書き込んでください。
 
パーツの配置が決まったら、皿ネジ用に皿取りをします。
専用の皿取りビットもありますが、今回のM2サイズの皿取りは4mmドリルで全然出来るので買わなくてもいいかと思います。
 
皿取りをする時はカッターマットの上でドリルを低速でゆっくりと当てていきます。
強く押し付けてドリルを回すとドリルの刃がアクリル板に噛んで割れる恐れがあるので、少しずつ皿を深くしていってください。

皿取りが必要な箇所は
・フレーム内側からマガジンリリースの動作軸になる所と指を掛ける所(5箇所)
 
・マガジン内側から(4箇所✕2)
 
皿取りを終えたら、残りのパーツの削って摺合せを進めてください。
このタイミングで方眼紙は剥がしても問題ないです。
その際に下の写真のように削っておくとマガジンを装填する際にスムーズに入れることが出来ます。

特に可動部は引っ掛かりが無いように調整してください。ただ当然ながら削り過ぎてから戻すことは出来ないので、そこは慎重に。

輪ゴム銃製作手順 製作編その2 穴明け・切り取り

2021-10-13 05:55:24 | 輪ゴム銃製作手順
・穴明け
アクリル板に型紙を貼り付け完全にのりが乾いたら、パーツの切り取りの前に穴明けをしていきます。

穴明けをする際はスリ板の上でいきなり正寸サイズのドリルからいかずに、1mmから徐々に広げてください(穴ズレ・割れ・穴の変形防止)。
ドリルガイドは必ず使用してください。下穴の時点で傾いていると修正が難しいです。
線上にくる穴は切り取りが難しくなるので先にアクリルカッターを通してからの方が良いと思います。

ピンバイスを使用する際はアクティブグリップを着用しないと指の皮を持っていかれます。

穴も一度で通そうとせず抵抗が強くなった時点で、一旦ドリルを抜いて削りカスを取り除いて二回に分けるようにした方が早いです。
特に4mm以上の穴を明ける時は無理にドリルを押し付けると簡単にアクリル板が欠けます。

1mmの下穴を明ける時に一緒にパーツの切り取り箇所の鈍角になっている頂点にも明けておくと、後々パーツを切り取る時に欠け予防になります。

四枚とも明け終わるとこんな感じになります。

・切り取り
切り取るにあたって、まずデザインナイフでパーツのラインをなぞります。これにはアクリルカッターで切り取る時に型紙が破れるのを防ぐ役目と、切り取った後にルーターで削っていく時に端面の目印になります。直線は定規を使い、曲線部はフリーハンドになりますがゆっくりでいいので特にしっかりとラインを入れてください。

アクリルカッターは本来であればカッターで溝を切ってパキッと折るための工具ですが、今回はパーツのラインの外側を直線(20mm以上を目安)で下に貫通するまで切ってください。貫通したところからエッチングノコを使って切り離します。
細かく切ろうとすると難しいのでなるべく余白多く切れるように切る順番も考えながら進めてください。

先にアクリルカッターで切れる所を切ってからエッチングノコで切った方が作業がしやすいです。

アクリルカッターは力を入れて切ろうとしても線がガタついたりパーツに傷が入るだけなので、回数を増やして切りましょう。
切ってて滑らかに刃が進まなくなった時は刃を交換しましょう。

アクリルカッターは性質上「切る」というより「彫る」工具なので線の真上で切ると寸法より小さくなってしまいます。

曲線部分は後でルーターで削るので大まかに直線で切ってください。

切り取ったパーツは適当な容器にまとめておいて無くさないようにしてください。

輪ゴム銃製作手順 製作編その1 型紙の製作・貼り付け

2021-10-13 02:52:00 | 輪ゴム銃製作手順
製作編まず最初に行うのは型紙の製作です。
Fusion360のスケッチのデータの貼り付け方法がいまいち分からないので、動画で紹介します。

輪ゴム銃製作手順、図面説明

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しつこいようですが、この配置は自分が使用したアクリサンデーEX板SS3mm(180mm*320mm)のサイズに合わせています。
他のサイズのアクリル板を使う場合、もしくはかなり詰め詰めにしてるこの配置で作りづらい場合は各自で再配置してください。
オリジナルで配置をする際は端から5mm以上は開けて配置しないと、後々アクリル板に貼り付けた時にズレて寸法がおかしくなる可能性があります。
 
型紙はアクリル板単位で作っています。パーツごとで作って貼り合わせると紙がよれたりしそうな気がしたので………
 
型紙を描き終わったらアクリル板からはみ出る不要な部分を切り取ります。

 
新聞紙(今回自分は用意出来なかったのでコピー用紙を繋げてます)などを敷いた上で貼り付け作業を行っていきます。

アクリル板の包みを取り除き、“アクリル板の方に”スプレーのりをまんべんなく吹いて型紙を端から合わせてアクリル板に乗せていきます。スマホの保護フィルム貼りの容量で(貼り直しは出来ませんが。
貼り終えたら乾いたタオルで空気を抜くのを兼ねて密着を高めるために押さえつけます。あまり激しく擦ると線が消えたり紙が破れたりする恐れもあるので、トントンと叩くような感じで押さえてください。

輪ゴム銃製作手順 準備編その2 材料編

2021-10-11 05:14:37 | 輪ゴム銃製作手順
その2は材料編です。
工具類の時と同様、条件によって同じものが揃えられない可能性が無いとは言い切れません。

自分の拘りで皿ネジ以外をキャップボルトで揃えました。ただM3はまだホームセンターに一部のサイズの取扱いがありましたが、M2に関しては基本取扱いがありませんでした。
なのでキャップボルトのほとんどはAmazon経由でネジのトミモリさんに発注しました。

それ以外にもTAMIYAさんから出ているミニ四駆のアップグレードパーツを使用しています。主にスペーサー(内径2mm外径4mm)とM2用のロックナット。
参考リンク:
 
 
スペーサーは特に3mm幅を使用するので、参考リンクの商品だと一つでは足りないと思います。自分も試行錯誤の結果大量に使わなかった材料が転がってます………
ただ小さいパーツは無くしやすいのである程度は予備として持ってても良いのかと。

ピンとパイプは真鍮製の物をそれぞれ必要な長さに切っています。どちらも切断面はバリが出ないように削っておきます。パイプに関しては切る前にドリルを通して内径を整えておきます。

更に市販されていない物で「プラワッシャー」と言うのが出てきます。
これは一般的な樹脂ワッシャーなどのことではなく、下の写真のようにクリアファイルを切り抜いています。
これらは本体にマガジンを差し込む時の隙間調整だったり、トリガーやハンマーの動きを良くするのに使います。
2mm穴用は外径を8mm程、3mm穴用は外径を12mm程で作ってます。外径を小さくし過ぎると破れやすくなりますし、大きくし過ぎると場所によってパーツからはみ出て他のパーツの動作に干渉するので程々に。


では、本編の材料紹介になります。数が多いので全体と各部位とで項目を分けます。
ほとんどの物(自作するもの以外)はそのままググれば出てくるかと思います。

・全体
アクリサンデーEX板SS3mm*4

・ノーマルバレル
2Φピン 9mm*4
2Φピン15mm*1
M2ボルト 24mm*2
M2ワッシャー*4 
M2プラワッシャー*6 
M2ナット*2 

・バレル
2Φピン 9mm*6
2Φピン 15mm*2
4Φ t0.5パイプ 21mm*1
M2ボルト 15mm*1
M2ボルト 24mm*5
M3ボルト 24mm*1
M3ボルト 90mm*1
M2ワッシャー*12
M2プラワッシャー*8
M2ナット*5
M2ロックナット*1
M3ワッシャー*7
M3袋ナット*2
押しバネ 0.5*4*23*4

・フレーム 
2Φピン 9mm*5
2Φピン 15mm*4
3Φピン 9mm*1
3Φ t0.5パイプ 15mm*2
M2ボルト 12mm*2
M2ボルト 18mm*3
M2ボルト 24mm*2
M2半ねじ 40mm*1
M2皿ねじ 12mm*3
M2皿ねじ 15mm*2 
M2ワッシャー*19 
M2バネ座金*2
M2プラワッシャー*10
M2ナット*10
M2ロックナット*3
M3プラワッシャー*2
スペーサー 1.5mm*2
スペーサー 3mm*9
スペーサー 6mm*1
キックバネ 0.5*16*180°*1
引きバネ 0.6*5*18*1

・ノーマルマガジン
2Φピン 9mm*3
3Φピン 21mm*1
3Φ t0.5パイプ 9mm*1
M2 18mm*3
M2皿ねじ 12mm*6
15mm*2
M2ワッシャー*8
M2ナット*11
スペーサー 3mm*1
キックバネ 0.5*16*180°*1

・グリップ
2Φピン 23mm*5
M6 JCB-A 30mm*1
M6 JCN-A 12mm*1 
*グリップは木材の種類については特に指定はありません。それぞれ10mm*10mm以上のサイズで、9mm厚を2枚と15mm厚を1枚用意してください。

輪ゴム銃製作手順 準備編その1 工具類(10/20追記)

2021-10-11 05:14:11 | 輪ゴム銃製作手順
まず最初に紹介するのは製作~組立までに使用する工具類です。
あくまで自分が使用したもの(+あった方が良い物)です。
なのでお金や設備に余裕がある場合で例えばCNCフライス盤をお持ちでしたら、この後紹介するかなりの工具が不要になります。

また、製作期間の長さもあり工具の一部で現在入手が難しい物もあったりします。


まずはこちらのエッチングノコ。今回自分が使用してるのが画像上のグリップが黒いタミヤのカッターのこ。こちらが恐らく販売停止しています。
画像下のデザインナイン用の柄に取り付けるタイプのエッチングノコもありますが、正直自分には合いませんでした。


次にドリルガイド。垂直に穴を明けるのに使う工具ですが、画像左のタイプは何社からか同様の物がAmazonなどで手に入るかと思います。
ただ自分が確認した限り、これらの商品は最小穴径が4mm~になっており1~2mmに対応したものが中々ありません。
上の画像右にも置いてあるこちらのガイド。ホビー用の物らしいですが現在扱いが無いので、既存のドリルガイドに金属製パイプを入れて穴径を調整するなどしてください。
これら以外でも諸々条件によっては入手が出来ない物があるかもしれませんが、そこは創意工夫で乗り切ってもらう他ありません………


前置きが長くなりましたが、改めて紹介を始めます。

・方眼紙
こちらはコクヨなどのメーカー製の少し紙の厚みがある物を用意してください。正直なところ百均で入手出来るものは精度が良くないので、結果的に作業がスムーズにいきません。

・金属製定規(15mm・30mm)
方眼紙に図面を引くときにも使いますが、後々パーツの切り出しの際にも使うのでプラ製等ですと削れて線が歪みます。

・テンプレート
工業系の学校に行っていた方なら見覚えがあるのではないかと思います。
と言っても円の部分しか使わないので画像と同じものじゃなくても大丈夫ですが、新規で購入される場合はΦ8~30mmの円が描ける製図用の物を買うとコンパスが必要なくなるかと思います。
 自分は使ったことが無いので評価は出来ませんが、最近はこういった商品もあるので参考にされてもいいかもしれません。

・コンパス
こちらは一般的なコンパスです。ただシャープペンシル芯で円を描ける物の方が見やすいかと

・中心器
聞きなれない物かも知れませんが、これはコンパスを使う際にコンパスの針で紙に穴や傷がつかないようにするための物です。
絶対に必要なものと言う訳ではありませんが、方眼紙に穴があると線を引く時に引っ掛かったり都合が悪い事もあり数百円で購入出来るのでオススメです。

・スプレーのり
方眼紙に描いたパーツ図をアクリル板に貼り付ける時に使います。
固形や液体は方眼紙がふやけて描いた線が歪むこともあるのでスプレータイプがオススメ
方眼紙は最終的に剝がすので低粘着力のタイプで良いですし、輪ゴム銃一丁製作するのにそこまで量も要らないのでミニサイズの物で十分。

・スリ板

元々は彫金などの作業を行う人が使う物らしいです。専用の板は売ってありますが、これに関しては百均のまな板にV字の溝を切ってあげれば使えます。
自分は作業机の保護のカッターマット代わりにも使っているので大きいサイズのまな板から作りましたが、スリ板としても大きい方が安定する気がします。

・アクティブグリップ&保護メガネ&マスク
これらは主に保護具です。アクリル板を穴明けしたり切断したり削ったりしてると当然ながら切粉が出てきます。場合によっては勢い良く目に飛んでくることもあります。
アクリルの粉も健康に良い物でもないので吸い込まないようにしてください。
またアクティブグリップはピンバイスでの穴明け作業時にしていないと、豆が出来て指の皮が即持って行かれます(体験談)

・ドリル
自分は下穴の1mmをピンバイスで開けて、2mm以上の穴は電動ドリルで開けました。
ピンバイスは持ち手がゴム製などより、全て金属で溝が切ってある方が良かったかな。電動ドリルに関してはホームセンターの1000円いくらの安価なやつで問題ないです。スピード調整と正転逆転の切り替えが出来るタイプが便利です。
アクリル用のドリルビットも販売されていますが超低速で下穴から徐々にサイズを上げていけば通常の金属用でも穴明けは出来ます。絶対割れや欠けが出ないとは断言出来ませんが………

・ドリルガイド

最初の方でも少し説明した、ドリルで垂直に穴を明けるための物です。フリーハンドで穴明けすると十中八九穴が傾きます。そうするとパーツを合わせた時に穴ずれを起こして精度が狂い出すのでなるべく用意することをオススメします。1~4mmを使いますが特に下穴の1mmでズレると修正が難しいです。
「ドリルガイド 自作」で検索をかけると色々先駆者がおられるのでそちらを参考してもらえばと

・デザインナイフ(アートナイフ)&替刃
これは切り出しの際など多岐にわたって使用します。カッターナイフでも出来ないことは無いですが、力を入れて使う際などには個人的にはデザインナイフの方が使い勝手がいいです。
また刃物全般に言えることですが、刃物は消耗品ですので切れ味が落ちてきたらすぐに交換してください。
作業効率が落ちるだけでなく安全面から考えても切れ味の悪い刃物を使い続ける方がケガに繋がる危険性が増します。

・アクリルカッター
取り回しがしやすい小型で良いと思います。超音波やホットカッターなどもありますが、3mmの板厚に対応したものは自分調べでは見つかりませんでした。

・エッチングのこ
なるべく薄刃で歯並びも細かく幅が細いものを用意してください。先程の画像の代替品としてはホビー系のお店で見つかるかもしれないです。

・ルーター

これは特に必要な工具です。今回の製作で取り入れて一番活躍した工具かもしれない。ピンの端部の研磨にも最適。
ルーターがあれば最初にアクリルカッターとエッチングノコでパーツを切り出す時に曲面部を細かく切り出さなくてよいので、時短と誤ってパーツに傷をつけるリスクを減らせます。
自分はだいたい3000円くらいの物を購入しましたが、ダイヤビットは種類多く用意すると細かいところの削り出しに便利です。それとロールペーパーも研磨部がすぐになくなるので替えが多めに用意してください。

・ノギス
対象を挟んだり穴の内径や溝の深さを測る計測器。これは必需品と言う訳でもないですが、真鍮線でピンを量産する時に下の写真のように先に必要な寸法で固定しておくと治具として使えて毎回測る必要が無いので時短になります。


・ペンチ
これは物を掴むためというより、ピンに使う真鍮線を切るために使います。
Φ3mmの真鍮線を切れるサイズのペンチを選んでください。

・パイプカッター
真鍮パイプを切るために使います。Φ3mmの細さを切れるカッターも中々見ないので対応サイズをよく確認してください。

・ナットドライバー(4mm・4.5mm・5.5mm)
ナットを回すためのドライバー。ペンチで回せば~とも思うでしょうが、あの量を毎度毎度ペンチで回してられません。M2のナットは小さいためちょっと力加減を間違えると外れてナットやアクリルに傷も付きかねません。
組立の動画ではドライバー型の単品を使っていましたが、十字型で4サイズが一つになっているタイプもあります。

・ピンポンチ(2mm)
ピンやボルトを抜く際に使用します。
いわゆるセンターポンチと違い先端は尖っておらず2mmの金属棒に持ち手が付いてるような形状になっています。

・プライヤー
ピンを引き抜く時やボルトの空回りを抑えるのに使います。

・六角アーレン(5mm)
グリップ部のジョイントコネクターねじを外す際に使います。
もし仮に違うネジを使用する際にはそれに対応した工具を用意してください。
そのほかにもキャップボルトを使う場合は必要になることもあるので、セット売りのサイズ違いが何本か入ってるのを用意してもいいかもしれません。

・捨てピン(2mm・3mm)(10/20追記)
パーツの穴合わせや位置調整の際に使います。材料でも使用する真鍮線を50mm程切り出して使ってください。