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輪ゴム銃製作手順 準備編その1 工具類(10/20追記)

2021-10-11 05:14:11 | 輪ゴム銃製作手順
まず最初に紹介するのは製作~組立までに使用する工具類です。
あくまで自分が使用したもの(+あった方が良い物)です。
なのでお金や設備に余裕がある場合で例えばCNCフライス盤をお持ちでしたら、この後紹介するかなりの工具が不要になります。

また、製作期間の長さもあり工具の一部で現在入手が難しい物もあったりします。


まずはこちらのエッチングノコ。今回自分が使用してるのが画像上のグリップが黒いタミヤのカッターのこ。こちらが恐らく販売停止しています。
画像下のデザインナイン用の柄に取り付けるタイプのエッチングノコもありますが、正直自分には合いませんでした。


次にドリルガイド。垂直に穴を明けるのに使う工具ですが、画像左のタイプは何社からか同様の物がAmazonなどで手に入るかと思います。
ただ自分が確認した限り、これらの商品は最小穴径が4mm~になっており1~2mmに対応したものが中々ありません。
上の画像右にも置いてあるこちらのガイド。ホビー用の物らしいですが現在扱いが無いので、既存のドリルガイドに金属製パイプを入れて穴径を調整するなどしてください。
これら以外でも諸々条件によっては入手が出来ない物があるかもしれませんが、そこは創意工夫で乗り切ってもらう他ありません………


前置きが長くなりましたが、改めて紹介を始めます。

・方眼紙
こちらはコクヨなどのメーカー製の少し紙の厚みがある物を用意してください。正直なところ百均で入手出来るものは精度が良くないので、結果的に作業がスムーズにいきません。

・金属製定規(15mm・30mm)
方眼紙に図面を引くときにも使いますが、後々パーツの切り出しの際にも使うのでプラ製等ですと削れて線が歪みます。

・テンプレート
工業系の学校に行っていた方なら見覚えがあるのではないかと思います。
と言っても円の部分しか使わないので画像と同じものじゃなくても大丈夫ですが、新規で購入される場合はΦ8~30mmの円が描ける製図用の物を買うとコンパスが必要なくなるかと思います。
 自分は使ったことが無いので評価は出来ませんが、最近はこういった商品もあるので参考にされてもいいかもしれません。

・コンパス
こちらは一般的なコンパスです。ただシャープペンシル芯で円を描ける物の方が見やすいかと

・中心器
聞きなれない物かも知れませんが、これはコンパスを使う際にコンパスの針で紙に穴や傷がつかないようにするための物です。
絶対に必要なものと言う訳ではありませんが、方眼紙に穴があると線を引く時に引っ掛かったり都合が悪い事もあり数百円で購入出来るのでオススメです。

・スプレーのり
方眼紙に描いたパーツ図をアクリル板に貼り付ける時に使います。
固形や液体は方眼紙がふやけて描いた線が歪むこともあるのでスプレータイプがオススメ
方眼紙は最終的に剝がすので低粘着力のタイプで良いですし、輪ゴム銃一丁製作するのにそこまで量も要らないのでミニサイズの物で十分。

・スリ板

元々は彫金などの作業を行う人が使う物らしいです。専用の板は売ってありますが、これに関しては百均のまな板にV字の溝を切ってあげれば使えます。
自分は作業机の保護のカッターマット代わりにも使っているので大きいサイズのまな板から作りましたが、スリ板としても大きい方が安定する気がします。

・アクティブグリップ&保護メガネ&マスク
これらは主に保護具です。アクリル板を穴明けしたり切断したり削ったりしてると当然ながら切粉が出てきます。場合によっては勢い良く目に飛んでくることもあります。
アクリルの粉も健康に良い物でもないので吸い込まないようにしてください。
またアクティブグリップはピンバイスでの穴明け作業時にしていないと、豆が出来て指の皮が即持って行かれます(体験談)

・ドリル
自分は下穴の1mmをピンバイスで開けて、2mm以上の穴は電動ドリルで開けました。
ピンバイスは持ち手がゴム製などより、全て金属で溝が切ってある方が良かったかな。電動ドリルに関してはホームセンターの1000円いくらの安価なやつで問題ないです。スピード調整と正転逆転の切り替えが出来るタイプが便利です。
アクリル用のドリルビットも販売されていますが超低速で下穴から徐々にサイズを上げていけば通常の金属用でも穴明けは出来ます。絶対割れや欠けが出ないとは断言出来ませんが………

・ドリルガイド

最初の方でも少し説明した、ドリルで垂直に穴を明けるための物です。フリーハンドで穴明けすると十中八九穴が傾きます。そうするとパーツを合わせた時に穴ずれを起こして精度が狂い出すのでなるべく用意することをオススメします。1~4mmを使いますが特に下穴の1mmでズレると修正が難しいです。
「ドリルガイド 自作」で検索をかけると色々先駆者がおられるのでそちらを参考してもらえばと

・デザインナイフ(アートナイフ)&替刃
これは切り出しの際など多岐にわたって使用します。カッターナイフでも出来ないことは無いですが、力を入れて使う際などには個人的にはデザインナイフの方が使い勝手がいいです。
また刃物全般に言えることですが、刃物は消耗品ですので切れ味が落ちてきたらすぐに交換してください。
作業効率が落ちるだけでなく安全面から考えても切れ味の悪い刃物を使い続ける方がケガに繋がる危険性が増します。

・アクリルカッター
取り回しがしやすい小型で良いと思います。超音波やホットカッターなどもありますが、3mmの板厚に対応したものは自分調べでは見つかりませんでした。

・エッチングのこ
なるべく薄刃で歯並びも細かく幅が細いものを用意してください。先程の画像の代替品としてはホビー系のお店で見つかるかもしれないです。

・ルーター

これは特に必要な工具です。今回の製作で取り入れて一番活躍した工具かもしれない。ピンの端部の研磨にも最適。
ルーターがあれば最初にアクリルカッターとエッチングノコでパーツを切り出す時に曲面部を細かく切り出さなくてよいので、時短と誤ってパーツに傷をつけるリスクを減らせます。
自分はだいたい3000円くらいの物を購入しましたが、ダイヤビットは種類多く用意すると細かいところの削り出しに便利です。それとロールペーパーも研磨部がすぐになくなるので替えが多めに用意してください。

・ノギス
対象を挟んだり穴の内径や溝の深さを測る計測器。これは必需品と言う訳でもないですが、真鍮線でピンを量産する時に下の写真のように先に必要な寸法で固定しておくと治具として使えて毎回測る必要が無いので時短になります。


・ペンチ
これは物を掴むためというより、ピンに使う真鍮線を切るために使います。
Φ3mmの真鍮線を切れるサイズのペンチを選んでください。

・パイプカッター
真鍮パイプを切るために使います。Φ3mmの細さを切れるカッターも中々見ないので対応サイズをよく確認してください。

・ナットドライバー(4mm・4.5mm・5.5mm)
ナットを回すためのドライバー。ペンチで回せば~とも思うでしょうが、あの量を毎度毎度ペンチで回してられません。M2のナットは小さいためちょっと力加減を間違えると外れてナットやアクリルに傷も付きかねません。
組立の動画ではドライバー型の単品を使っていましたが、十字型で4サイズが一つになっているタイプもあります。

・ピンポンチ(2mm)
ピンやボルトを抜く際に使用します。
いわゆるセンターポンチと違い先端は尖っておらず2mmの金属棒に持ち手が付いてるような形状になっています。

・プライヤー
ピンを引き抜く時やボルトの空回りを抑えるのに使います。

・六角アーレン(5mm)
グリップ部のジョイントコネクターねじを外す際に使います。
もし仮に違うネジを使用する際にはそれに対応した工具を用意してください。
そのほかにもキャップボルトを使う場合は必要になることもあるので、セット売りのサイズ違いが何本か入ってるのを用意してもいいかもしれません。

・捨てピン(2mm・3mm)(10/20追記)
パーツの穴合わせや位置調整の際に使います。材料でも使用する真鍮線を50mm程切り出して使ってください。


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