雑記-白堂別館-

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出来ることからやってみよう

輪ゴム銃製作手順 製作編その4(完) 組み立て

2021-11-01 05:41:04 | 輪ゴム銃製作手順
摺り合わせが終わったら、組み立ての前にパーツを洗浄します。
シール剝がしのスプレーもありますが、自分はケチりました。
風呂場で食器用洗剤で食器用スポンジのスコッチブライトみたいな方で洗えば粗方綺麗になります。
洗い流したらザルなどで水を切ってから乾いたタオルで拭いて、もし落とし切れてなければウェットティッシュで擦れば取れると思います。

組み立て前の加工として2つ。

M2*40の半ねじは写真のようにネジ部を切って短くしておきます。
長さはM2*24と同じ長さを目安に。ただ直接その長さにペンチで切ると切断面が潰れてナットが入らなくなるので、
少し余裕を持って切ってルーターで削って調整してください。


ハンマーの1mm穴にワイヤーを通してスリーブでかしめます。
ワイヤーの長さはなるべく短く、マガジンの歯車が動かせる範囲の長さで。
短すぎるとワイヤーが通るピンにスリーブが引っ掛かり、長すぎるとハンマーの抑え込む力が足らず弾数を多く装填した時に暴発します。
かしめた後に引きバネのフックに合わせてスリーブの先を切り、フックが掛かる所を軽く削って溝を切ってください。

組み立てる時の注意点としては、ボルトは板厚の+3mmの長さの物を選択してください。
ボルト側とナット側に1枚ずつ平ワッシャーを入れてください。
例外としてマガジンリリース部(下写真参考)は銃口側は2枚ずつでロックナット装着。
グリップ側は距離が近いのでワッシャーは入れずに締め込む時も上下のナットの辺が向き合う状態じゃないと、ナットドライバーが使えません。


ロックナットは先述のマガジンリリースの上部銃口側、マガジンリリースの可動軸になるボルト(両側)、
バレルとノーマルバレルの接続部などの可動部や軽度の締め込みで保持しておきたい所に使うと思ってもらえばと。


またトリガーガードと本体の接続はロックナットではなく、ナットと平ワッシャーの間にばね座金を入れてあります。


プラワッシャーはフレーム・バレル・ノーマルバレルの中心のパーツもしくは3mmスペーサーを挟むように入れてください。


バレルとノーマルバレルを固定するための3mmボルトはノーマルバレルを外した状態で銃口側からワッシャーを入れずにボルトを差し込み、
ワッシャー・押しバネ・ワッシャー…の順で入れて最後に袋ナットをしっかり締め込んでください。


トリガーガードの本体との接続部はグリップ側のみ3mmスペーサーを入れてください。


真鍮パイプを使うのは、スペーサーと同様にボルトを締め込んだ際に隙間にならないようにと言う意味もあります。
場所はマガジンリリース上部グリップ側に2箇所、フレームとバレルの接続部、マガジンの輪ゴムの通過部


グリップに関しては方眼紙に描いた線を木材にテープで固定して、線をボールペンで強くなぞると木材に跡として残ります。
それも基準に大まかに切り出して先に固定ボルトのための穴を明けて、
それだけだとボルトの長さが足りないので皿取りの要領で溝を彫ります。


その後カッターナイフなどで自分の手に合うように削り出すと良いと思います。


最後に細かな調整を行い、完成となります。
収納ケースの方は各々本体が収まる形状の好きなケースを選んでもらい好きに詰め込んでもらえればと思います。


最後に
至らぬ部分も多い説明でしたが、実際に作ってみた…なんて奇特な方が出てきてくれたら嬉しく思います。
途中完全に離れていた時期もありますが、構想から考えると10年近くかかったと思います。
前作で一応形にはなりましたが不完全燃焼で今作で現状自分の力量で出来る最善の作品が作れたのではと思います。
完成までに参考にさせてもらった先人の動画投稿者の方々、アイデアをくれた周りの方々。
何よりこの輪ゴム銃のモデルになったトライガンを生み出して頂いた内藤泰弘先生に無限の感謝を

2021年11月   白堂鷹羽

輪ゴム銃製作手順 製作編その3 摺合せ

2021-10-30 16:53:10 | 輪ゴム銃製作手順
切り出しが終わったら、再度穴通しを行います。
今度はドリルガイドは使わずに捨てピンで様子を見ながら、自重で落ちず指で押し込める程度の抵抗になるくらいに穴を拡げてください。
 
穴通しが終わったら簡単にパーツのバリを削ってからパーツを仮合わせします。
組み立ての参考動画を載せておきます。

輪ゴム銃製作手順、解体図

#輪ゴム銃製作手順 #輪ゴム銃 #ゴム銃 ブログにて公開中の輪ゴム銃製作手順のための補助動画です 作品の紹介動画はこちら https://...

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穴の位置や切り出した時のズレや傷や欠けで全く同じ形にはならないので、なるべく凸凹にならないように配置していきます。
配置し終わったらバラした時に分からなくならないように、ブロックの端面が揃っているところを先に削って整えてから下の写真のように印を書き入れておきます。
この印は出来上がった後も必要になるので気になるようでしたら、目立たない所に書き込んでください。
 
パーツの配置が決まったら、皿ネジ用に皿取りをします。
専用の皿取りビットもありますが、今回のM2サイズの皿取りは4mmドリルで全然出来るので買わなくてもいいかと思います。
 
皿取りをする時はカッターマットの上でドリルを低速でゆっくりと当てていきます。
強く押し付けてドリルを回すとドリルの刃がアクリル板に噛んで割れる恐れがあるので、少しずつ皿を深くしていってください。

皿取りが必要な箇所は
・フレーム内側からマガジンリリースの動作軸になる所と指を掛ける所(5箇所)
 
・マガジン内側から(4箇所✕2)
 
皿取りを終えたら、残りのパーツの削って摺合せを進めてください。
このタイミングで方眼紙は剥がしても問題ないです。
その際に下の写真のように削っておくとマガジンを装填する際にスムーズに入れることが出来ます。

特に可動部は引っ掛かりが無いように調整してください。ただ当然ながら削り過ぎてから戻すことは出来ないので、そこは慎重に。

輪ゴム銃製作手順 製作編その2 穴明け・切り取り

2021-10-13 05:55:24 | 輪ゴム銃製作手順
・穴明け
アクリル板に型紙を貼り付け完全にのりが乾いたら、パーツの切り取りの前に穴明けをしていきます。

穴明けをする際はスリ板の上でいきなり正寸サイズのドリルからいかずに、1mmから徐々に広げてください(穴ズレ・割れ・穴の変形防止)。
ドリルガイドは必ず使用してください。下穴の時点で傾いていると修正が難しいです。
線上にくる穴は切り取りが難しくなるので先にアクリルカッターを通してからの方が良いと思います。

ピンバイスを使用する際はアクティブグリップを着用しないと指の皮を持っていかれます。

穴も一度で通そうとせず抵抗が強くなった時点で、一旦ドリルを抜いて削りカスを取り除いて二回に分けるようにした方が早いです。
特に4mm以上の穴を明ける時は無理にドリルを押し付けると簡単にアクリル板が欠けます。

1mmの下穴を明ける時に一緒にパーツの切り取り箇所の鈍角になっている頂点にも明けておくと、後々パーツを切り取る時に欠け予防になります。

四枚とも明け終わるとこんな感じになります。

・切り取り
切り取るにあたって、まずデザインナイフでパーツのラインをなぞります。これにはアクリルカッターで切り取る時に型紙が破れるのを防ぐ役目と、切り取った後にルーターで削っていく時に端面の目印になります。直線は定規を使い、曲線部はフリーハンドになりますがゆっくりでいいので特にしっかりとラインを入れてください。

アクリルカッターは本来であればカッターで溝を切ってパキッと折るための工具ですが、今回はパーツのラインの外側を直線(20mm以上を目安)で下に貫通するまで切ってください。貫通したところからエッチングノコを使って切り離します。
細かく切ろうとすると難しいのでなるべく余白多く切れるように切る順番も考えながら進めてください。

先にアクリルカッターで切れる所を切ってからエッチングノコで切った方が作業がしやすいです。

アクリルカッターは力を入れて切ろうとしても線がガタついたりパーツに傷が入るだけなので、回数を増やして切りましょう。
切ってて滑らかに刃が進まなくなった時は刃を交換しましょう。

アクリルカッターは性質上「切る」というより「彫る」工具なので線の真上で切ると寸法より小さくなってしまいます。

曲線部分は後でルーターで削るので大まかに直線で切ってください。

切り取ったパーツは適当な容器にまとめておいて無くさないようにしてください。

輪ゴム銃製作手順 製作編その1 型紙の製作・貼り付け

2021-10-13 02:52:00 | 輪ゴム銃製作手順
製作編まず最初に行うのは型紙の製作です。
Fusion360のスケッチのデータの貼り付け方法がいまいち分からないので、動画で紹介します。

輪ゴム銃製作手順、図面説明

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しつこいようですが、この配置は自分が使用したアクリサンデーEX板SS3mm(180mm*320mm)のサイズに合わせています。
他のサイズのアクリル板を使う場合、もしくはかなり詰め詰めにしてるこの配置で作りづらい場合は各自で再配置してください。
オリジナルで配置をする際は端から5mm以上は開けて配置しないと、後々アクリル板に貼り付けた時にズレて寸法がおかしくなる可能性があります。
 
型紙はアクリル板単位で作っています。パーツごとで作って貼り合わせると紙がよれたりしそうな気がしたので………
 
型紙を描き終わったらアクリル板からはみ出る不要な部分を切り取ります。

 
新聞紙(今回自分は用意出来なかったのでコピー用紙を繋げてます)などを敷いた上で貼り付け作業を行っていきます。

アクリル板の包みを取り除き、“アクリル板の方に”スプレーのりをまんべんなく吹いて型紙を端から合わせてアクリル板に乗せていきます。スマホの保護フィルム貼りの容量で(貼り直しは出来ませんが。
貼り終えたら乾いたタオルで空気を抜くのを兼ねて密着を高めるために押さえつけます。あまり激しく擦ると線が消えたり紙が破れたりする恐れもあるので、トントンと叩くような感じで押さえてください。

輪ゴム銃製作手順 準備編その2 材料編

2021-10-11 05:14:37 | 輪ゴム銃製作手順
その2は材料編です。
工具類の時と同様、条件によって同じものが揃えられない可能性が無いとは言い切れません。

自分の拘りで皿ネジ以外をキャップボルトで揃えました。ただM3はまだホームセンターに一部のサイズの取扱いがありましたが、M2に関しては基本取扱いがありませんでした。
なのでキャップボルトのほとんどはAmazon経由でネジのトミモリさんに発注しました。

それ以外にもTAMIYAさんから出ているミニ四駆のアップグレードパーツを使用しています。主にスペーサー(内径2mm外径4mm)とM2用のロックナット。
参考リンク:
 
 
スペーサーは特に3mm幅を使用するので、参考リンクの商品だと一つでは足りないと思います。自分も試行錯誤の結果大量に使わなかった材料が転がってます………
ただ小さいパーツは無くしやすいのである程度は予備として持ってても良いのかと。

ピンとパイプは真鍮製の物をそれぞれ必要な長さに切っています。どちらも切断面はバリが出ないように削っておきます。パイプに関しては切る前にドリルを通して内径を整えておきます。

更に市販されていない物で「プラワッシャー」と言うのが出てきます。
これは一般的な樹脂ワッシャーなどのことではなく、下の写真のようにクリアファイルを切り抜いています。
これらは本体にマガジンを差し込む時の隙間調整だったり、トリガーやハンマーの動きを良くするのに使います。
2mm穴用は外径を8mm程、3mm穴用は外径を12mm程で作ってます。外径を小さくし過ぎると破れやすくなりますし、大きくし過ぎると場所によってパーツからはみ出て他のパーツの動作に干渉するので程々に。


では、本編の材料紹介になります。数が多いので全体と各部位とで項目を分けます。
ほとんどの物(自作するもの以外)はそのままググれば出てくるかと思います。

・全体
アクリサンデーEX板SS3mm*4

・ノーマルバレル
2Φピン 9mm*4
2Φピン15mm*1
M2ボルト 24mm*2
M2ワッシャー*4 
M2プラワッシャー*6 
M2ナット*2 

・バレル
2Φピン 9mm*6
2Φピン 15mm*2
4Φ t0.5パイプ 21mm*1
M2ボルト 15mm*1
M2ボルト 24mm*5
M3ボルト 24mm*1
M3ボルト 90mm*1
M2ワッシャー*12
M2プラワッシャー*8
M2ナット*5
M2ロックナット*1
M3ワッシャー*7
M3袋ナット*2
押しバネ 0.5*4*23*4

・フレーム 
2Φピン 9mm*5
2Φピン 15mm*4
3Φピン 9mm*1
3Φ t0.5パイプ 15mm*2
M2ボルト 12mm*2
M2ボルト 18mm*3
M2ボルト 24mm*2
M2半ねじ 40mm*1
M2皿ねじ 12mm*3
M2皿ねじ 15mm*2 
M2ワッシャー*19 
M2バネ座金*2
M2プラワッシャー*10
M2ナット*10
M2ロックナット*3
M3プラワッシャー*2
スペーサー 1.5mm*2
スペーサー 3mm*9
スペーサー 6mm*1
キックバネ 0.5*16*180°*1
引きバネ 0.6*5*18*1

・ノーマルマガジン
2Φピン 9mm*3
3Φピン 21mm*1
3Φ t0.5パイプ 9mm*1
M2 18mm*3
M2皿ねじ 12mm*6
15mm*2
M2ワッシャー*8
M2ナット*11
スペーサー 3mm*1
キックバネ 0.5*16*180°*1

・グリップ
2Φピン 23mm*5
M6 JCB-A 30mm*1
M6 JCN-A 12mm*1 
*グリップは木材の種類については特に指定はありません。それぞれ10mm*10mm以上のサイズで、9mm厚を2枚と15mm厚を1枚用意してください。