ピアノを弾こう🎹 国分寺市、小平市の《つぶらピアノ教室》

国分寺市北町のピアノ教室のご案内です。鷹の台駅より徒歩8分、創価小学校より徒歩3分です。

署名のお願いが来ました

2017-05-10 20:39:31 | ピアノ教室
JASRACが音楽教室を対象とする使用料として、演奏著作権料徴収を決めて、文化庁に届け出ようとしています。
音楽教育に取り組むヤマハ、カワイ、ピティナなど約300の企業、団体は「音楽教育を守る会」を結成し、これからの音楽文化の発展のために、JASRACの案件の取り下げの指導を求める請願をするため、署名活動をするそうです。


最初にこの話を聞いても、にわかには信じられませんでした。
レッスンの時、生徒に対して、こんな曲ですよ、とか、こうして弾くと弾きやすいですよ、とか言って弾くことが、営利目的で使用する、というのに結びつかなかったからです。

コンサートで弾くことは、営利目的で演奏することに値すると思いますし、作曲家の権利を守ることは、必要だと思います。

でも、音楽に興味を持って、それを学ぼうとしているものに対して、その権利を主張することが、作曲家の利益になるとは思えないのです。

確かに、沢山の音楽教室から徴収できれば利益が上がるように見えます。

でも、その費用は、レッスン料に上乗せしなければ、教室側も立ち行かなくなるでしょう。

レッスン中に何度も弾けば、それだけ料金が嵩みます。

では、弾かなければ良いのか?

先生に弾いてもらいたい生徒は、利用料が払える人だけしか叶わないことになるのでしょうか?

そうなれば、著作権のかかる作品は取り上げられなくなってしまうかもしれません。

作曲家は、プロの演奏家が取り上げてくれそうな大曲以外は、どんなに美しい小品を作っても、誰にも演奏してもらえず、埋もれていくかもしれません。

それは作曲家たちの望むことなのでしょうか?

その他にも、初心者向けの、多くのテキストが売れなくなるでしょう。

著作権のかからない作曲家のテキストばかりで、今ある素敵な曲集の多くが忘れ去られていくかもしれません。



もともとは作曲家の権利を守る為の著作権を扱う団体だったはずが、いつの間にか独り歩きを始めているように見えてなりません。