no music no lifeかもしれない日々

素人による音楽的感想を目的とするRAG FAIR中心ブログ

FCイベ秘密倶楽部2007レポその1

2007-02-15 19:48:47 | RAG FAIRライブレポ
今更すいません。
追加席で当たったFCイベント東京1部。
どうやら東京2部でどこかの電波っ子が「『秘密だけど』って言えば書いてもいいよ(素)」とのたまったらしいですな。

よし。
秘密ですよ!
というわけで。


会場前の「秘密倶楽部2007」というタイトルに「秘密倶楽部2008」があったらどうしよう、と素でおびえながら会場入り。


会場のスクリーンでは誰かがしゃべってる・・・と思ったら加藤さんでした。
加藤さんの一人おしゃべり映像タイム。
「今回のFCイベントは隣が知らない人だから、手持ち無沙汰だと思うんで、隣の人と挨拶してください。では、今から『ど~も~』タイムです。どうぞっ!」
客の「ど~も~」の間、下を向いて待つ加藤さんが非常に可愛くてどきどきでした。

まぁあとはいつものように宇宙話なんですけどね。
これ一発取りでノーカットなんですとか言いながら、銀河系はどら焼きだとか、どら焼きをかじってみせて「今僕らこのへん」と指し示してみせたり、どら焼きがこう見えてるから星が集まって見えて天の川になるんだとか、そんな話をしてましたが、とりあえず加藤さん早くその口の中のどら焼きを飲み込んでからお話しなさいな。
あの人ほんとにいつまでも飲み込まないんですね。
もぐもぐしゃべる加藤さんは可愛いんですけど、あなたもうすぐ29でしょう、と姉の目でたしなめたくなります。(※5つ年上)

あと相対性理論の話。
光速に近い速さで動けば時間が遅くなるという話をしていたんですけどね。
加藤さん、やおら手に持ったどら焼きをぐるぐる振り回して、
「こうやってどら焼きを光速で回転させれば賞味期限が延びるんですよ。
ね、お得でしょ?」
・・・・・・。
や、なんつーか。
うん、どら焼きをぐるぐる振り回す加藤さんは確かに可愛かったです。
そこは認めましょう。
でもどら焼きをそんなに振り回したら賞味期限が延びたとしても味は落ちるんじゃないんですか?(本末転倒)


まぁそんなこんなで、加藤さんのおしゃべり映像と「RAG高校歌」と「とびっきりスマイル」が交互にえんえん流れた後に、健ちゃんの噛み噛み開演前アナウンスがありつつ、開演です。



派手な照明が踊り、怪しげなSEが響く中、覆面をした黒い人影が5つ。
・・・と思ったら照明と音響がやんで、いきなり覆面をうしろに放り投げる。
なななんつーか最初から半笑いで見守りたい気分なんですけど大丈夫ですか。
洋輔さん「ようこそ、秘密倶楽部2007へ」
とはいえ服がいつものような私服なので怪しさのカケラもないんですけど。

ステージの上には落語の準備万端で、礼央さん以外の5人が勢ぞろいしております。
洋輔さん「秘密なんてねー、あんまり人に言うもんじゃないですよね。メンバーでギリ。家族・・・はどうかな、っていうとこですけど。今日は、みなさん家族です。ヨン様で言うところの。全っ部出していこうと」
家族よりメンバーに言うのかと思いましたけど、うんまぁ確かに家族より友達のほうが秘密言うわ、と思って妙に納得。
洋輔さん「今日は、あなたたちをお客さんだとは思ってません!出演者です!」
加納さん「出演者なのかよ!」
洋輔さん「この後、礼央の落語がありますけど、礼央の落語ができただけでは成功とはいえません。落語で半分、みなさんの笑いで半分(素)」
えっ何この見え透いた予防線。
洋輔さん「なので、ここ笑わなきゃいけないんじゃない?というところで思いっきり笑ってください」
おっくん「それ難しいな」

加納さん「で、こっち3人ばっかしゃべってるけどそこの二人、何かないですか」
・・・なんていうか、いつもよくしゃべる人がいないとものすごく常識的なトーク回しが見られて安心しますね(素)
加藤さん「みなさんに新聞配ったでしょ、その中にね、10世紀を代表する科学者アインシュタインって書いてあるんですけど、それ20世紀の誤植なんです」
と宇宙好きのこだわりで訂正をする加藤さん。続けて、
加藤さん「でもすごいよね、もし10世紀の時点でアインシュタインが相対性理論なんか生み出したら・・・」
洋輔さん「すいませんその話楽屋でいいですか」
加納さん「むしろ楽屋でも聞きたくない」
見事に加藤さんの話をぶったぎった洋輔さんグッジョブ。


というわけで、礼央さんの落語からFCイベントスタートです。
・・・と、自分が放り投げた覆面を拾いながら帰っていく5人。
細かい。



そういうわけで、ラグラグ亭鍋礼央師匠が着物姿で登場です。
遠目だったので全く見えはしませんでしたが、えっそれどうなの・・・?と思うような着物の柄だった気がします。そのまま下駄はいて風呂屋行くかんじの。
ま、深く突っ込んではいけないところなのでしょう。


最近よく本を読んでいるらしい礼央さん、この一週間で読んだ本はありますか?と客に質問します。

客A「なんたらかんたら(課題図書だったらしい)」
礼央さん「ああーそうなんですか。課題図書。もう一人くらいいっときますか(にこにこ)」

客B「石田衣良の・・・」
礼央さん「ああー石田衣良ね。・・・なかなか出ませんね(にこにこ)」

答えさせたいアレがあるということに客の全員が気付いたその次の瞬間、

客C「読んでません」
礼央さん「読んでない・・・っ。もう一人そちらの方は?」

客D「なんだラグ化」

なんだラグ化じゃない・・・と崩れる礼央さん、
「わたくし『なんだ礼央化』を発売しました」
と結局自分で言うハメに。

客Dグッジョブ!!
さすが、RAG FAIRの扱いを心得たファンの鑑です。

なんだ礼央化を読んだ人に手を挙げさせて、
礼央さん「まだ買ってない人はぶっ殺す!」
いやぶっ殺すはどうでしょう。

でまぁツアーリハ後にご当地落語を練習してきて、今日は大阪でやったネタを長編にしてやりますよ、と。


話題はグレーゾーン金利、と、うっわ私の専門分野ですけど大丈夫?
つぶれかかった消費者金融を経営している男が、最近はグレーゾーン金利というものがあるから気をつけなきゃいけないよ、とべらんめぇ口調で奥さんに話しかけるんですけど。
礼央さん「グレーゾーン金利とは、利息制限法で定められた以上の利息を取ると無効になる・・・ってどーゆーことだ母ちゃん。
誰にでも貸す代わりに高い利息取ってんだようちは、でもそれができないってことか? 
まぁいいや、とにかく怪しい人には金を貸しちゃいけないんだよな! 返してもらえなくなるかもしんねぇから!」

・・・礼央さん、グレーゾーン金利ってどういうものかわかってませんね?

グレーゾーン金利とは、(中略)っていうことですよ。
あ、Wikipediaの説明ページ↑にリンク貼ってありますのでね。

まぁ簡単にだけ説明すると、弱い者いじめになるからこれ以上高い利息取っちゃだめよという法律による制限があるんですけど、それに関する法律が利息制限法、出資法、貸金業法と3つありまして、その結果民法上は無効だけど刑事罰は受けないという金利のゾーンがあるんですね。このゾーンをグレーゾーン金利と呼びます。で、刑事罰は受けないもんだからこのゾーンの金利で貸付を行うわけですよ。ただ、礼央さんも言ってたとおり利息制限法の制限以上の金利で貸すと無効、つまり払いすぎた利息は返してもらえます。でも返してもらえることを知らずに払いすぎている人が世の中にはいっぱいいますよ、というのがグレーゾーン金利のお話です。おわかりですね?礼央さん

まぁそれはともかく、山本寛斎が嫌いな人は完済しなさそうだから駄目とか、フィギュアに月100万つぎ込んでるオタクには貸せないとか、よくわからない理由で客を追い返す主人なもんだから経営が苦しい金融業者。
いやでも公務員の給料で目的はともかく月100万も使ってたらそりゃ返す見込みはどこにもないから断るのも当たり前っていう気がするんですけど。

そんなご主人を横目に、奥さんはチラシ折りの内職で食いつないでいるんですけど、その内職でも追いつかなくなったので、ダフ屋に手を出す奥さん。

礼央さん「ゆずのコンサートチケットを? 適正価格以上の値段で?
だーめーだーよーかあちゃん、誰も幸せにならねぇよー。
えっ、今度は何?
土屋礼央の、なんだ礼央化出版記念のサイン会?
そんなものに金を出すくらいなら本買ってください!」

あっは、礼央さんナイス!!


途中で羽織を脱いだり、口調や仕草も落語を真似ていて非常に落語っぽくなっていてさすがだなとは思いましたけど、でもまぁ落語じゃあないですよね。
落語の要素を取り入れた一人芝居。
まぁ割と面白かったですけど、オチだけ微妙に落としきれず。