36.1℃、見事に平熱以下。
これはどういうことですの。
ちなみに私は熱が出ると音感が変わります。
今のところそんなに変わってませんので、確かに熱はないのかなぁという感じはします。
熱もないことですし発表もあるので学校は休めないんですけど、このご時世たいへん外聞が悪いです。
麻疹ではありません念のため。
本っっっっっ当に、素晴らしかったです。
人の声って凄いですね本当に。
それ以外の言葉が出てきません。
コンサート終了後、「本当に素晴らしかったですね」ばかり言い合ってました。
いやーこんなに凄いとは。
アカペラ好きな人は絶対聴きに行かなきゃだめですよリアルグループ。
The Real Groupはスウェーデンのアカペラグループで、女性2人男性3人の5人編成。
RAG FAIRもいつだっけかスウェーデン大使館のレセプションで聴いたって言ってましたね。
スウェーデン国王や天皇皇后両陛下も同席されたという話をSkoop on Somebodyのタケさんがしてましたけど、そんなとこ何しに呼ばれたんですかあの兄さんたち(素)
や、それは今は全く関係ないんですけど。
私は最新アルバムCommonly Uniqueしか持っていなくて、あとの曲はSpice of Life(※リアルのレーベル)のホームページ(こちら)で試聴して行ったんですけど。
ここすごいんですよ、全曲2分ずつ試聴できるんです。
Commonly Uniqueって、ライナーノーツにも書かれていましたけどあまり技巧的に高度な感じがしないんです。
でも実際ライブで聴くとわかるんですけど、どれだけ凄いことをやってるか。
ライブがもう本当に凄い。
全くブレない。いや別に嫌味ではないですけど(素)
しっかりすぎるくらい聞かせてくれるし、面白いし。
来年また来るという噂を聞きますので、みなさんぜひぜひ行ってください。
絶対凄いですから。
さっきから凄いしか言ってませんけど、だってそれ以外言うことないんですもん。
そういうわけで以下メモ。
知らない曲が多いので、かなり曲は抜けてます。
あと男性メンバーの見分けがつきませんでした。
初めて3階席の最後列という席でコンサートを見ました。(チケ代をケチったため)
いやそんなの何も関係なかったですけどね。
3階から見下ろすステージには、何も置いてありません。
モニターや水すらない。そのことにまず驚き。
空っぽのステージって初めて見たかもしれません。
あとピッチパイプも持ってませんでした。
いつ音取りしてたのかわからなかった。
・Prime Time Blues
やたら日本語が流暢な男性メンバーがおられまして、あいさつや曲紹介、誰が作ったかなんかを日本語で話していて拍手。
もう一人の男性は、「彼ほど日本語を話せないけれど大事な言葉は話せる」と言って、
「すし」に始まって次々にすしネタの名前を挙げ、最後は「ビントロ」でした。
・スウェーデン民謡
スウェーデン民謡を歌う活動をずっとしているんだそうで。
私はずっと疑問だったんですけど、英語を母国語としないアーティストが英語の歌を書くのはどういう気持ちなんだろう、と。
たとえばABBAだとかMejaさんとかにも言えることなんですけど。
曲を提供してもらって歌うだけならある程度問題ないかもしれませんが、作詞するとなると、母国語でないと書きにくいんじゃないかなぁとすごく思うわけですよ。
リアルグループはMCもずっと英語でしたけど、まぁ世界的に活躍しようと思ったら英語じゃないと無理なんでしょうけどね。
母国の民謡や母国のことを歌った歌を世界に向けて発信できるのは、英語で活動して世界である程度その地位を作ったアーティストの特権なのかもしれません。
リアルグループはとてもスウェーデンを誇りにしている。
・LOVEについて違う観点から歌った歌
・ボイパマシーン
博士がとっても賢い機械を発明しました、というわけでボイパマシーン(※人間)の紹介。
ボイパマシーンには名前が付いていて、客がそれを復唱させられたんですけど難しすぎて長すぎて復唱なんかできるか(爆笑)
で、ベースの人が博士役で、高いロボット声でボイパマシーンに話しかけながら歌ってるんですが、あれは何をやっていたかは全くわかりませんでしたがとりあえず凄かった。
・ノルディック地方の民謡
・Mister Father
巨大な力を持つ人は、責任を持ってその力を賢く使いこなすことが要求される。
というわけで、イラク戦争が始まったときに作った歌。
・メドレー
「ここで私たちは休憩に行くんだけど、その前に5曲歌います(素)
・・・といっても5曲を1曲にまとめて歌います。
スウェーデンの歌手がアメリカで1位を取った曲で、日本でも売れていると嬉しい」
Hooked on a feeling、Dancing Queen、あと3曲わかりません。
ちょっとDancing Queen・・・、この曲はもっと聴きたい・・・! フルでぜひ・・・!
試聴したい方は、ここの2曲目です。
ああでもライブのほうが断然良い。
<休憩>
ここでゲストのSkoop on Somebodyを紹介。
SOSのラジオにゲストでリアルグループが来て、意気投合して、いつの間にかスウェーデン国王の前で歌って、いつの間にかストックホルムに行ってレコーディングして、4月にはコラボシングルを出して、スウェーデンでは親だの彼女だの元彼女だの家族を紹介されて、昨日は大阪で行きつけのお好み焼き屋さんに招待した仲らしいです。
というわけでコラボシングルを。
・All for love 愛こそすべて
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、いやね。
私はSkoop on Somebodyには何も悪意はないんですよ。
別に彼らは悪くないんですけど。
ここをSOSファンの方が読んでいらっしゃったら実に申し訳ないと思いながら。
SOSだから、キーボードとパーカッションが入るわけじゃないですか。
ほんとにSOSに申し訳ないと思いながらも、楽器が入ったことで一気に面白くなくなった。
もちろんコーラスは聴こえるんですよ。
さすがに綺麗ですよ。
カトリーナさんの声はコーラスでちゃんと主張してますよ。
でも残念なくらい面白くない。
これは私が今RAG FAIRに感じているつまらなさと全く同じだなぁと思いながら聴いていました。
このコンサートの中で、ここだけすっぽりと迫力やスリルが抜けて、浮きました。
別にSOSが悪いわけじゃない。
・Skoop on Somebodyが1曲
・Gøta
「スウェーデンの群島の風景を歌った歌。
山が並んでいるように、海に小さい島がたくさん浮かんでいる。
風が強くて、素晴らしい風景。
そこの村の名前を取って曲のタイトルにしました。歌詞がない歌です」
これは本当に素晴らしかったですね。声が迫力。
茫漠とした風景、夕日が沈んで海に岩の影ができるところとかが見える感じがしました。
とか言って全然違う風景だったらどうしましょう(笑)
試聴したい方は、ここの13曲目です。
ああでもライブのほうが断然良い。
・Run Run Run
女性陣のドレスの紹介をして、
「彼女はこの素晴らしいドレスで東京を走り抜けるんだけど、僕は秋葉原に走るんだ」
・・・・・・どんだけ日本に詳しいのこのひと。
「秋葉原に行ったら時間を節約できる素晴らしい電化製品がたくさん並んでいるんだろ」
というわけで、Run Run Run
この曲を何気なく歌えるのがほんと凄い。
しかもCDのテンポよりかなり速かった。
・Gene Puerlingアレンジの曲
シンガーズ・アンリミテッドのGene Puerlingですね。確かにものすごく彼っぽい感じ。
・Lift me up
・Commonly Unique
・ジャズメドレー
<アンコール>
すぐにベースボーカルの方が1人で登場。
ここであなたたちと人生における大事なことについてディスカッションをしたいと思うんだ。
つまり、アカペラグループにおいてベースボーカルでいるということについてなんだけれどね。
このグループが出来て23年たつんだけれど、23年前僕は6歳だったと信じてるんだけど(素)(※1963年生まれ)
結成当時僕がやっていたことは、
♪ずんずくずんずくずんずずんずずんずん(低音)
10年前を思い出してみたんだけど、あの頃僕がやっていたことは
♪ずんずくずんずくずんずずんずずんずん(低音)
それで3年前も思い出してみたんだけど、あの頃僕がやっていたことは
♪ずんずくずんずくずんずずんず(ry
あーもうほんと笑った。
うっかり歌ってる最中にまで思い出し笑いしてしまいました。
ベースボーカルさんお疲れさまでございます。
「自分がメインで歌いたい!
というわけで、自分で、自分が歌うためにアレンジしました。」
・ベースマンによる自分のための曲
カンツォーネ・・・!!
ここにきてカンツォーネ!
しかも超良い声!
バックコーラスの4人が前に出てこようとするのをけん制しながら、ハンカチを取り出す演出なんかを混ぜながら歌い上げてくださいました。
素晴らしい。
しかもこのバックコーラスもひそかに難しそうなことやってんですよねー。
・Ticket to Ride(ビートルズ)
まっすぐなビートルズ。
"but she don't care"のところの上ハモが、がつんと印象的。
<ダブルアンコール>
もう1回Skoop on Somebodyを呼びましょう、Skoop on SomebodyはSOSでもあるわけだから、ABBAのSOSをやったら「リアルなスクープ」だよね、ということで。
・SOS
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん、いやね。
私はSkoop on Somebodyには何も悪意はないんですよ。(2度目)
カトリーナさんとの歌い比べはちょっとかわいそうです。しかもABBAだし。
・Hard to say good bye
最後はきっちりハーモニーをしっかり聴かせて終わり。
カトリーナの印象的な声や、トランペットはじめ声を使えば何でもできることや、一般的なアカペラグループではボイパの人も歌えるんですよね(素)(実際ボイパが入っている曲は半分以下じゃないですかね)ってことや、メンバーがいかにメンバーどうし尊敬しあっているかということや、フォークからジャズからポップスからそのレパートリーの幅の広さや、そういうことは言葉では表現できないので、ライブで見てください。
ぜひ。