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トキオ 父への伝言 (後半)

2009-07-09 18:37:46 | 嵐 ドラマ

「トキオ 父への伝言」の後半です。(前半についてはこちら「トキオ 父への伝言」(前半)


第4週、第5週はいよいよクライマックスです。

千鶴を助けようとする過程で、時生の導きで拓実は、原画にあった露地の町にいきつき、祖母と出会い、そこで父(爪塚夢佐男)と母の身に何があったのかを知ります。
そして不幸な火事によって里子に出されることになったものの、自分が二人の愛と希望であったことを知ります。
そして拓実達は千鶴救出のために奔走し、最後、時生が未来のことを教えることを条件に千鶴と岡部が解放されます。
千鶴を助けるできたこと、自分の過去を知ったことで、ひと山のりこえた拓実は岡部と一緒になるという千鶴と笑顔で別れ、母の元を訪れかつて「生まれてきて何一ついいことはなかった」と言ったことはうそだったとわびて、母とむきあい、そこで自分の中で区切りをつけます。
そして、時生は2004年の世界に戻り、拓実は今までとは違った自分の道へふみだします。


第4週、第5週は涙がとまりませんでした。
いくつも忘れなれないシーンがあります。

一つ目が、岡部の部屋に乗り込んだあと、ホテルの庭で拓実と時生で話す場面。
岡部と出会って自分の感情を爆発させた後、そんな自分に対しておちこんでいる拓実、そこにやってきた時生との会話がジーンとします。
「拓実さんは、ダメな人間じゃない。ここから這い上がった拓実さんを僕は知っている。拓実さんは僕が世界で一番尊敬する人間になるんだ」
その言葉で拓実は勇気づけられ、前を向く気持ちになり、時生との信頼関係もより深まっていきます。何かね、時生の拓実を見つめる眼差しがとってもいいんです。
父に対する愛情が感じられると同時に、同世代の仲間のような感じで父と共有できる時間を楽しんでいるそんなちょっといらずらっこぽいまなざしも感じられます。

祖母のところにあったお母さんから拓実への手紙(父親のことをかいたもの)これを読むところもいい。つらい現実を知ることで、父母の愛、母の苦しみを知ることができ、自分自身が望まれてうまれてきたんだと自分を肯定し、母に対して素直な気持ちを持つことができるようになります。

その日の夜、川べりのボートで時生と拓実が、ビールで時生の20歳のお誕生日祝いをするところも、すごくいいシーン。
2004年の現実では難病のため意識不明の重体に陥っていて、誕生日をビールを飲んでお祝いするなんて到底無理だと思っていた時生は、父とこうやってお酒を飲めることが夢のように感じられます。
そして拓実は時生が未来からきた自分の息子だということを受け入れていろいろ興味を持って質問、でも時生は自分が難病で余命わずかという事実は隠しているから、ちょっと苦しい。
そして、拓実は時生に「ずっと友達でいてくれ。おまえはおれのはじめて友達なんだ」って。
何かとっても温かいんだけど、切ないんですよね。

その後浅草で、時生と拓実は大衆食堂でごはんを食べているところに時生の母が入ってきて、拓実とはじめて出会う場面も好き。
自分のお母さんの若い頃に会えて、そしてその出会いの場面に立ちあえて、ちょっと気を利かしたり、けしかけてみたりして・・。やっぱり時生にとっては嬉しいんですよね。
そして、2人を前に「やっぱりぼくは同じお父さんとお母さんを選ぶよ」って。
2人にはそもそも、きこえていないしその時は意味もわからないんですけれどね。


とにかく、出会って徐々に変化していく拓実と時生の関係性がとても温かくそして切ない物語でした。
翔くん演じる時生の、まなざしがとても印象的でもありました。

東野圭吾さん原作なんだけど、これは読んだことなかったですね。
多作だし、いろいろなタイプのものがありますが、こんな感じの物語もあったんだっていう印象です。


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NHK 「トキオ 父への伝言」公式HP

第4週『彼女の秘密と母の秘密』
  拓実(国分太一)は、千鶴(富田靖子)を救い出すため、岡部(正名僕蔵)と千鶴を交換する話をイシハラ(伊武雅刀)にもちかける。人質交換の際、イシハラが千鶴を連れてきていないことに気づいた拓実は、岡部を渡さずに千鶴を奪い返そうとするが、イシハラにつかまってしまう…。

最終週『そして旅立つ君へ』
  拓実(国分太一)とトキオ(櫻井翔)は、千鶴(富田靖子)を助けるため、イシハラ(伊武雅刀)の待つ敵地に乗り込んだ。しかし、二人は千鶴の救出に失敗してしまう。トキオは、最後の手段としてイシハラを操る大物政治家に、未来の世界の情報を教えることを交換条件として、二人を助けだした。場面は、現在・2004年に戻る…。





 



2 コメント

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泣けるでしょう? (なおみ)
2009-07-10 19:05:28
タルタルさん、こんばんは。
「トキオ 父への伝言」ご覧になったんですね。
あの頃は、今ほど翔さんのこと好きじゃなかったんで
(でもやっぱり好きでした)
オンエア中も一生懸命見ていなかったんですが・・・
もう意地らしくて、可哀想で、可愛くて・・・
ラス近く、トキオが手作りのレコーダー(?)みたいなものに
未来の父親にメッセージを残すシーンとか泣けましたね。

スタパに出演した太一が
「櫻井のヤツ、僕のこと太一くんって呼ぶんですよ~」
と、嬉しそうに語っていたのも懐かしいです。
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なおみさんへ (タルタル)
2009-07-10 21:48:50
>もう意地らしくて、可哀想で、可愛くて・・・

その言葉に尽きる感じはありますよね。

>ラス近く、トキオが手作りのレコーダー(?)みたいなものに
未来の父親にメッセージを残すシーンとか泣けましたね。

この場面もよかったですよね。
最後になって、ここにメッセージがあるってわかって、つないでみることができて。ローマ字で打っているところが試作品ぽくて、たどたどしい感じがあって。

>スタパに出演した太一が

ごめんね。スタバって何の略?

>「櫻井のヤツ、僕のこと太一くんって呼ぶんですよ~」
と、嬉しそうに語っていたのも懐かしいです。

2人仲良さそうだし、翔くんも太一くんにはなついている感じですよね。太一くんもこの頃からかわいい後輩だと思っているんですね。


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