西山英彦氏
経済産業省:通商政策局
大臣官房審議官(通商政策局担当)
福島第1原発に常駐の保安院の職員7人
地震発生後約1週間、現場から約60キロ離れた山向こうの福島県庁に避難
保安院検査官、原発から1週間離れていた(2011年3月23日01時34分 読売新聞)
東京電力福島第一原子力発電所の事故に絡み、経済産業省原子力安全・保安院の検査官が事故発生後に約1週間、同原発を離れていたことが分かった。
西山英彦審議官は22日の記者会見で、一時撤退した理由について「安全性に問題があり、人間が暮らすには不便が多かった」と述べた。
検査官は各地の原発に赴いて、原発の運営を監督している。
保安院によると、今回の事故では検査官7人が同原発で業務に当たっていたが、15日に現地本部が福島県庁に移った際、ともに県庁へ移動。22日に、検査官2人が同原発内の施設に戻った。
西山審議官は「食料をどう運ぶかという問題もある。組織的な後方支援体制が取れなかった」と説明。「最前線で実態を見ずに東電側にアドバイスできるのか」と問われると「そこは選択の問題。色んな困難を考えて当時は出たが、再配置した」と答えた。