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放射性物質(被曝)の人体への影響について

2011年03月23日 | 東北地方太平洋沖地震
被曝による初期症状
1)まずは、軽微な吐き気、倦怠感、疲労感など。
2)その後、発熱、出血、衰弱、脱毛など。

被曝後に一定の潜伏期間をおいて現れる症状(晩発障害)
1)癌
2)白血病
3)白内障
4)不妊
5)寿命短縮

※白血病の発症統計
約500ミリシーベルトを浴びた場合、2~20年後に1,000人中2人が白血病を発症するという統計があります。

※白内障の発症統計
一度に2000ミリシーベルト以上を目に浴びると、数年~数十年後に白内障になるという統計があります。

晩発障害による疾病は、発症時期までの期間が長く、放射線以外の要因によることも考えられます。
むしろ、放射線以外の原因による確率のほうが高いとされ原因を放射線被曝に特定することは大変難しいのが現状です。
統計によれば、今日(こんにち)日本人の2人に1人は何らかの癌を発症しています。

人間は放射性物質によるダメージを体内で修復する能力がある

2011年03月23日 | 東北地方太平洋沖地震
放射性物質を摂取すると一部は体内に取り込まれますが、一部は体外に排出されます。
また、取り込まれたものでも代謝により時間をかけて排出されて行きます。
体内に吸収される量は、放射性物質の元素や、個々の代謝により異なります。

さて、人間は地球上のどこに住んでいても常に放射線を浴びています。
土、石、植物、動物などに放射性物質が含まれていますし、太陽光にも放射線が含まれています。
世界で平均すると、人体は年間およそ2.4ミリシーベルトの自然放射線に常にさらされています。
しかし、人間は元来放射線により受けたダメージを修復する能力をも持っていますので特に問題にはされて来ませんでした。
だから許容範囲内の放射線を当てる医療行為も行われて来たのです。

修復能力を超えた放射線を浴びた場合
修復能力を超える放射線量を浴びた場合には人体に影響があります。
1)一度に大量の放射線を浴びた場合
2)少量の放射線でも条件(環境、体質、年齢など)により修復が追い付かない場合修復能力を超えた放射線を浴びた場合