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中国へりとロシア戦闘機の挑発に抗議しない日本

2011年03月30日 | 海外 中国
■震災と原発事故で混迷する中、日本の領土を脅かす行為を繰り返す中国とロシア
南西諸島の東シナ海の日中中間線付近で26日、中国の国家海洋局に所属する海洋調査船の搭載ヘリ「Z9」が警戒監視中の海上自衛隊の護衛艦「いそゆき」に急接近し、周りを一周した。Z9は震災前の7日にも、同海域で別の護衛艦への近接飛行を行っていた。
防衛省によると「Z9」の機体には中国国旗と「中国海監」という文字が書かれており、護衛艦の周りを一周した際、最も接近した距離は約90メートル、高度は約60メートルだった。

ロシアは3月14日以降、宮城県内に計160人以上の救援隊を派遣し毛布や水の提供を行った。
が、この善意の一方で、ロシア空軍の戦闘機と電子戦機が21日に日本領空に接近したことにロシア軍機は17、21両日に領空接近を繰り返した。
領空侵犯はしなかったものの、自衛隊は現在、総数23万人のうち10万人超の態勢で支援活動を行っており、航空自衛隊の対処能力を試す狙いなどもあったとみられる。
日本海では米軍が強襲揚陸艦「エセックス」などで支援活動を展開しており、防衛省筋は「日米共同対応を偵察する目的もあったはずだ」と指摘している。

■松本剛明外相は抗議せず、支援の気持ちを信じたい
松本剛明外相は22日の記者会見で、領空接近に不快感すら表明せず「各国からお見舞いの言葉や支援の申し出をいただいているという気持ちを信じてお付き合いして行く」と語った。
25日の参院外交防衛委員会で野党に追及されると、ようやく「ロシアの支援とロシア機の飛行は全くの別問題だ」と釈明したが、それでも不快感を口にすることをためらった。


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