10月になり少しづつ秋らしくなりました。
秋は枯葉や散りゆくイメージなので、もの悲しく感じて秋や冬が嫌いな方もいるかもしれませんね?子供の頃は、秋が一番嫌いな季節でした。北の短い夏が終わり、秋を迎えその後に長く厳しい冬がやってくるのだと思うと、悲しさを感じたものです。成長するにつれて、それぞれの季節も楽しめるようになりました。
今は、高温多湿の夏が過ぎゆくと、秋には一層のすがすがしさを感じるので、とても好きな季節になりました。
ちょっと足を延ばして、すがすがしい秋の一日を満喫しました。^^
曼珠沙華のお花です。赤い色が印象的で、別名は彼岸花でこちらの呼び名の方が馴染みやすいかもしれませんね?私は生まれて初めて見ました。
彼岸花の由来は、ちょうど秋の彼岸の事に開花することらしいですが、この真っ赤な色はバラなどとは違って独特な雰囲気があります。真っ赤なバラでしたら、縦とげが在っても華やかで圧倒的な美しさですが、彼岸花は毒々しいような感じさえします。
彼岸花の由来は、もう一つ、この花を口にすると彼岸する(死)しかないという意味もあるようです。そうです、彼岸花は毒性のお花なのです。
彼岸花と呼ぶよりは、曼珠沙華と呼ぶ方が美しい呼び名ですね?曼珠沙華となると、彼岸花とは全く正反対の天上の花という意味になり、法華経の仏典に由来しています。仏典の曼珠沙華は白色の花ですが、曼珠沙華は赤のほかに白色のものもあるようです。
もう盛りを過ぎて枯れかかっていましたが、川沿いの林の中一面に曼珠沙華の赤い花が絨毯のようにきれいでした。
曼珠沙華の花と入れ替わりのように、コスモスのお花畑はちょうど開花し始めた頃でした。満開時でしたら、どんなにピンク色のグラデーションが美しかったでしょうか?
恋ピンクや薄いピンク色のコスモスは、とっても可愛くってお花畑の中を歩いているときは幸せ一杯の気分でした。^^Happy~♬(^^♪
かすかな風にも敏感に反応してゆらゆらと靡く姿は、繊細な美しさでコスモスは大好きなお花です。
コスモスの和名は「秋桜」ですが、薄いピンク色のコスモスを眺めていると、本当に桜が秋にさいたような、秋の桜のようなそんな印象ですが、実際は「キク科」のお花です。^^
花言葉は、コスモス全体で「調和」「謙虚」「真心」です。色別ですと、ピンクが「純潔」、白が「優美」、赤(恋ピンク)が「愛情」「調和」です。黒味掛かったチョコレートコスモスは、「恋の終わり」です。なぜか、チョココスモスだけがネガティブな意味ですね?
英語名はcosmosでラテン語がそのまま名前になっており、ラテン語のcosmosの意味は「宇宙」です。「宇宙」は「調和」のとれた美しさですね?化粧品のコスメもこのラテン語由来ですよん。
もっと満開のコスモスだったら、ピンク色の絨毯がとてもきれいだったでしよう・・・・
中学生くらいまで、コスモスを見るともの悲しくなるのでした。短日性の植物が咲くということは、夏の終わりを感じさせられて、まるでイソップ童話の「きりぎりす」に自分を重ねていたのかもしれません。なにせ、怠け者のわが身なので。しかし、成長するにつれて大好きなお花になりました。それは、体感として未だ夏の盛りであるのに、忙しく過ごしていると見逃してしまいがちな微妙な日照時間を敏感に感じ取る自然の摂理(神の采配と表現しても良いかもしれない)に感嘆するようになったからです。
可愛いコスモスの中で過ごすのは、とってもhappy~(^^♪
空を見上げると、雲の表情が色々変化して秋色でした。
曼珠沙華とコスモスの花畑を後に、秩父神社に向かいました。
稲穂の黄緑色がなんとも言えず美しいです。北海道の田園風景とは違い「日本昔話」の中の光景のようです。
現存するご社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されているのですね。
毎年12月3日に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられているそうですね。
空の形が変化していました。
あなたも私も誰もが、季節の変わり目で風邪などひきませんように・・・・
それではまたお会いしましょう。^^