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人生の階段ー日々の詩に託してー

ある老婆の日々ーー

和紙

2017年02月19日 | 日記

出雲和紙と書かれた

古い古い紙、封筒、便箋などを

とある旧家の方からいただきました

その紙たるや

軽くしかもずっしりと存在感溢れ

手触りは神秘的でさえあり

いつまでも賛美していたいような

素晴らしい工芸品なのでした

でも、くださった方は

捨てるのはちょっともったいないかな

程度の認識で

あなた、これはいまとなっては高価なもの

ですよと

教えてあげました。

そしてこれらの和紙をヨーロッパの

友人たちに贈ると

どんなに喜ばれることかと

申しましたら

びーーーっくりしていました。

もちろんヨーロッパのなかでも

こんな和紙を喜ぶのは少数派と思います

それにしても

こんなすごい和紙が

というより日本の伝統工芸が

もっともっと国の保護を受けて

継承されていかねば

つくづく思ったのでありました。

例えばそこに弟子入りした少年少女には

高校に通う学費生活費全面援助としたら

どれだけ日本は

潤いのある社会になることか・・・


中世国家

2017年02月18日 | ニュース

頼朝は義経を殺したばかりか

義経の子を身籠っていた静御前の

生まれたばかりの子を殺したのでした、

信長だって身内を殺しましたし

他にもいろいろ・・・

そして金一族の兄殺し。

おっと、これは

ここ最近のニュースで

中世の話ではありません、

が、まるで中世そのものですね。

「後継者争いの末の兄殺し」の国家が

2017年に存在するのですね。

中世国家が中世にのみ存在するわけではないと

知ったニュースでありました。

それにしても

頼朝、義朝、公暁、頼家・・・

暗殺にまみれた源氏は

三代で終わりました。

あれ、K氏も今

三代目です・・・

 


蘇る言葉

2017年02月17日 | 日記

「あんなーへー」

という言葉が不意に蘇った朝。

いったいどこで聞いたのか

子供時代なのは確かなんだけれど

聞いた土地を思い出せない。

たぶん、京都?

あんなー、へー

と区切るのだと思う。

人生も終盤の日々

不意に遠い遠い過去から

たったひとつのこんな言葉が

手元に戻ってくるってことも

あるんですねえ。

淡い悲しみと郷愁に

しばし時を忘れた朝でした。

 


子々孫々

2017年02月16日 | 日記

ある家庭の息子は母親と父親を

嫌悪していました。

愛されたことがないというのです。

父親は偏屈で母親は意地悪でした。

また別の家庭の母親は

娘の子供二人をいつも

「二つの宝だよ」と

言い続けていて

その通り息子二人は

至宝のようにひとに優しい

親思いの人間になりました。

意地悪の冷たいあの母親は

その親もまたそうだったようで

近所の評判だったらしい。

親の親

その親の親たちが

息子や娘をどんなに愛したか

愛さなかったのかが

「今」のわが子の姿と思えば

子々孫々という言葉が

深い意味を帯びてくるようです。

DVを受けた人がまた自分の子にDV

という悲しい連鎖があると聞きましたが

それこそまさに

子々孫々の血のなせるワザ。

受けた血を変えることはできなくても

「今の自分」を省みる力さえあれば

例えば呪われた連鎖も

なんとか切り抜けられる

のではないでしようか。

そして愛に溢れた恵まれた家庭の人たちも

改めて親たちの

そのまた親たちに思いをはせるのも

素晴らしいことではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 


つまらないなんてない

2017年02月15日 | 日記

つまらないなんて思わないでね

世界のあちこちから日本へ

何しにくるかは

いろいろあれど

アニメの聖地に立ちたくて

写真に撮ったり・・・

たくさんのお金かけて

そんなことでやってくるなんて

とは思わないでね。

そんなのつまらないと

思ってしまうのは老人ですよ

地球の向こうから

なんとかいうアニメの主人公が

立っていたところに自分も

立つためにはるばる

やってきたことは

素晴らしいことだと思います、

知人が昔

ヘルマン・ヘッセの跡を訪ねて

大金はたいてドイツを巡ったのですが

つまんないことではないと

思います

だから今の若者が

アニメの聖地にやってくるのは

ヘッセの聖地を訪ねるのと

同じ心情と思えば

かわいいですね。

いい若者が池袋の駅前で

感動している姿はかわいい

ですよーー