「老いの涙」という言葉があるかどうかは
知らないけれど
まあほんとに老婆の私は
よくもまあこれだけ、と思うほど
涙を流します・・・
ほんのちょっとしたことでも涙。
嬉しくても涙。
ほんのちょっとした思い出にも涙。
息子たちのことを思って涙。
孫たちのこと思って涙。
両親の思い出に涙。
映画の忘れがたいシーンに涙。
こっそり打ち明けるとただ一つ
涙が溢れないのはお嫁さんのことでした・・・
涙は生理現象ですから、はい、
私の責任じゃありませんよーー
これはどうしようもありません、
死んだからといって泣いてくれる人ならね・・・
涙、涙の老後は
別に不幸せだからではなくて
ただの老化現象なのでしょうね。