いわゆるアルジェリアからフランスへの移民であったカミュを思うときに、大好きなサッカープレーヤーのジネディーヌ・ジダンを思い浮かべる。
彼はアルジェリア移民2世である。
ジダンのプレーは、画面にかじりつくように見たものである。
本当に美しく、超人的であった。
蛇足かもしれないが、ジダンは「キャプテン翼」を見て(読んで?)サッカーを始めたというエピソードはサッカー通には有名なものである。
戦後最年少でノーベル文学賞を受賞したカミュは1960年、友人が運転していた車が引き起こした不可解な事故により死去。
享年46歳。
その現場に残された遺留品のなかに、筆跡も生々しい大学ノートがあり、そこにはついに未完に終わった自伝的小説がかきとめてあった――。
『最初の人間』はカミュの他の作品とは一線を画している。
下書き状態であるが故に、逆に、飾り気の無い、カミュの裸の言葉があらわになっているといえようか。
祖国の血統を継がず、父のいない家庭で育った「新しい」最初の人間を描いた当作品は、孤独や疎外を感じる「異邦人」とは異なり、異質性を感じながらも肯定的な面を丹念に描いている。
カミュ色ももちろんあって、個人的には「野性的な太陽」「夏は長すぎる」など、太陽や暑さに対するアンチテーゼのような表現が特に目に付いてニンマリとした。
その他にも珍妙且つ奇怪な表現が多くワクワクした。
ちなみに一番のセクションのタイトルはГ美味しそうな馬糞」である!
ストーリーはいたって静かで、穏やかに進行してゆく。
こういう静けさ加減がとても心地良く感じられた。
ソラニン Movie Solanin Last Song - YouTube
きゃりーぱみゅぱみゅ - インベーダーインベーダー,kyary pamyu pamyu - Invader Invader - YouTube