3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

癒やし、そして癒える・・・

2011-01-15 05:00:39 | Cancer/Salud
昨日は、先日11日の続きでマドリッドへ行ってきました。

朝、7時過ぎに家を出たら、まだ真っ暗で、空には星がいっぱい。
星座が何かはっきりと識別できませんでしたが・・・。
たぶん、秋の星座だと思うのですが、夏と冬の星座は割としっかり
覚えてますがますが、春と秋ってあんまり知らないんですよね。
高校時代の天体観測のクラブで、月に1回泊り込み観測をしていたの
ですが、あんまり記憶がないんです。。。変ですね。

アルベルカを出発し、真っ暗な山の木々の間を通り抜けてどんどん下へ
下りてサラマンカへいく途中のバスの中で夜明け。。。
平地になると、デエサのどんぐりの木の林というか森の風景となっていきます。
先日からの雨でできたと思われる大きな水溜りというか池と一緒に。
(何故かと言うと、前に通ったときには、なかったような気がするので・・・)



サラマンカに近づいていくと、どんどん霧が出てきて・・・。
すっかり真っ白で、ちょっと向こうの景色さえ見えなくなってしまいました。



夜明けは結局見えませんでした。

サラマンカからマドリッド行きのバスもずっと霧で、
外がほとんど見えないのでいつの間にか寝てました。
アビラを過ぎた頃、霧が晴れていました。

MRIの検査の結果、先日エコで見つかった小さい腫瘍2つ以外には
何も見つからなかったので、手術はその部分だけを摘出、そして
脇の下のリンパ節を手術中に生体検査し、影響を受けていたら摘出で、
問題なければそのままにする、ということになりました。

まずは、19日朝から血液検査・麻酔医との打ち合わせなどをしなくては
いけないので、前日からまたマドリッドへ行って1泊します。
手術日は、まだ決まってません。
電話連絡待ち。

ということで、とりあえず、報告は終わり!


*マドリッドの北にある山々。向こうの山々に雪があります。

以前から「癒やし」という言葉が流行っていて、私も好んで使っていましたが、
最近、ちょっと違和感を感じるようになりました。
「癒やし」とか「癒やす」というと、他者に傷や病を治してもらう、という
受動的なニュアンスを感じるのですが、「癒える」というと、自分自身で
自分の傷や病を治す、という積極的な感じがして、どちらの使い方が
本来的なのだろうか・・・と思ったので、辞書で調べてみたんです。
 
「癒」を漢和辞典を書き写します
[読み]ユ、い-える
[解字]会意形成。ヤマイダレと愈(まさる意)とで、病気がよくなる、「いえる」意を表す。
[意味]①い-える。病気が治る。「治癒」 ②いや-す。 ③やむ(病) ④まさる。=愈
[同訓異義]「いえる・いやす」の同訓。
<癒・愈>病気が良くなる。「快癒」
<医>病気をなおす。「医療」
<療>病気をなおす。「治療」
あと2つ同訓異義後があったのですが、変換できません。。。


「医」が気になるので、こちらも・・・。
[読み]イ、いや-す
[解字]「医」は会意。矢をしまうつぼの意。音はエイであるが、俗に「醫」の略字として用いる。
「醫」は形成。酉(酒の意)と、音を表すエイ(醫の上の部分)とで、もともと薬酒の意。
醫の下の部分が巫の字(病気を治す巫女)と通じて医者の意に用いる。
[意味]①いや-す。(ア)病をなおす。「医療」(イ)苦しみを解き救う。「医渇」②くすし。医者。③みこ(巫)。


どうも、「癒」は、「病が治る」という自発的な意味合いが元々にあるのですね。
私の印象がなんとなく当たっていたような気がして、すっきりしました。


*サラマンカとアルベルカの間のデエサの木々。夜明けの光で。

11日は無駄足~?と思ったのですが、あぁ、このために私は
2度マドリッドへ行く必要があったのだろうな~と感じた出来事がありました。

アルベルカに引越しして、最初にマドリッドへ行って、外科医と
話をした日、あれは、たしか12月9日でした。

あの日は、セビィがちょうど朝一番からサラマンカへ行く日で、一日
かかるということだったので便乗して、行きも帰りもセビィの車に
お世話になったのですが、途中で携帯の電池が少なくなり、セビィが
バスターミナルに近づいたときに連絡が取れなくなるかも~、どうしよう、
という状態になったのでした。

サラマンカのバスターミナルには、カフェテリアが2つあるのですが、
そのうちの小さいほうは若い女性がいて、お客さんも他にいなかっので、
そのお店に入り、コーヒーとパンを頼んで、その女性に、「知り合いが迎えに
来てくれいるのだけれど、携帯の電池が残り少ないので、知り合いにここのお店に
電話してもらうように頼みたいので、電話番号を教えてください」と頼んだら、
「お店には電話がないけれど、自分の携帯に電話してもらったらいいよ」
私はさらに、「PCの電池も少なくなったので、充電させて欲しい」と更に
我侭をいったのですが、それにも「どうぞ~」って感じでとても親切に
してもらったのです。

検査でマドリッドへ行った3日も、先日の11日もお店を覗いてみたのですが、
彼女はいなくて、おじさんがいたので、そのお店には入りませんでした。
大きなカフェテリアの方は、Wifiもあるので、PCの充電にも慣れているんじゃ
ないかと思って聞いてみたら、「Wifiスペースで充電していいよ」と言われて
ちょっとだけ充電させてもらいました。

彼女にまた会いたいな~と思っていたのに、3日も11日も会えなかったので、
タイミングがずれてるな~、いつ会えるかな~と思っていたら、昨日13日には
お店にいたんです!
すぐに入って、「私のこと覚えてる?」ってきいたら、「もちろん」って
笑ってくれて・・・、すごく嬉しかったです。

コーヒーとおやつにクロケタを頼んで、またちょっとだけ充電させてもらいました。

昨日の帰りは、フランシィがサラマンカでの用事の帰りの時間とほぼ一緒ということで
フランシィの車に乗せてもらって帰ってきました。

フランシィはもう10年近く仕事をしているのですが、いつも仕事の話ばかりで
ゆっくり話したことがなかったので、一度ゆっくり話してみたいな~と思って
いたから、良いチャンスでした。
いつもニコニコしていて、とても穏やかな人です。
仕事ではたまに、?ということもあったのですが、一般的なスペイン人に比べると、
仕事も丁寧で、尊敬すべき女性です。
フランシィの下の男の子が、我が家の一番上の子と同じクラスです。


*アルベルカの川向こうの山肌にある段々畑


アルベルカに引っ越してきて、周囲の人々との交流がマドリッドにいた時よりも
濃厚なような気がします。

人と触れ合うことで、また大自然の懐深くで暮らしていることで、私自身の心にあった
いろいろなモヤモヤしたものが、少しずつクリアーになり、知らず知らずのうちに
癒やされ、そして、自分でも気づいていなかった病んでいたものが、癒えていっているじゃ
ないかと思っています。
何となく、知らず知らずのうちに、日々の生活そのものが、ホ・オポノポノ的に
なっているような気がします。

他者からの「癒やし」がきっかけとなって、自分で自分を「癒やし」、やがて
病や傷は「癒える」のだろう・・・、そんな感じで、今抱えている乳がんが治癒したら、
私自身の身体で実証したことになるんだろうなぁ~、なんてちょっと妄想してました。



14/01/2011
久しぶりの青空。
お日さまも出てて、昼過ぎにはほかほか暖かくて春の兆しを感じました。
でも、夕方から、山のほうからまた霧がおりてきて。。。

12.11
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