ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

刺激教

2019-10-22 | 社会・政治のこと

世の中にはある一方向に人々の考えを仕向ける洗脳で溢れています。

私もそれら洗脳に複数、かかっていると思いますが

 

私がいつも感じている、世の中に強く植え付けられている洗脳の1つの方向は

「大きな刺激を外から与えられないと、満足できない」という「刺激教」とでも言えそうなものです。

ヒトは変性意識(=非日常の意識)が好きだという性質をもっていますが、それは外からの大きな刺激を与えられずとも

生活の中で得ることができるのに、刺激がさかんに煽られています。

 

それは、観光産業や、商業広告、TV、映画、政治において顕著です。

子どもと一緒に観る最新のディズニー映画は、色んな技術がふんだんに編み込まれ、楽しい刺激に満ちた内容となっていて

観た後の満足感、お腹いっぱい感があります。と同時に、こちら観衆が、家畜のように扱われている感もどこか禁じ得ません。

 

そういう刺激を与えて満足させる系のアミューズメントは、たしかに満足感のようなものはくれるけど、

虚しい感、家畜感も、心の隅に耳を傾ければ、感じています。観光地もそうです。また性産業においては、その有様は凄惨なものです。

 

        

 

大きな刺激を外から与えられないと満足できないという刺激教は、

商業勢力や政治勢力に絶えず煽られ、人々に根強く浸透していて、そのことがさらに利用されています。

自分で刺激を見出だせずに外的な強い刺激を求める傾向が強いほど、家畜度が高く、不自由度も高いということです。

そしてヒトは刺激にすぐに慣れるものだから、際限がなくより強い刺激を求めることになります。

 

W・モリスが創始した、生活こそ芸術と共にあるべきだという「アーツ&クラフツ運動」 (参照:ジョン・ラスキン)や

宮沢賢治の「農民芸術」運動(参照:芸術をもてあの灰色の労働を燃せ)は、その対極にあるものだと思います。

アーミッシュという生き方にも共通点を感じます。

 

関連画像

「宮沢賢治 農民芸術」の画像検索結果   関連画像 

 

内面的に満ち足りた生活を送っていれば、絶えず扇動されている刺激教に呑まれることはありません。

 

        

 


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