ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

「アスペルガーは私の誇り」

2019-09-30 | 障がい者のこと

自閉症の女の子の記事を読んでいたら、涙が出てきました。

 

「アスペルガーは私の誇り」 グレタ・トゥーンベリさんが投げかける「障がい」の意味


私も、こう思っていいの? って。

だって私はずっと、自分(自閉症スペクトラムと診断)は普通と違っていて、克服しなければいけないことだと、

やはり思ってきたんです。


でも彼女は、自分の特性を評価していて、誇りに思っている。その清々しさは、実に気持ちがいい。

 

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私は、自分で誇りに思う部分もあります。おかしいと思う空気には絶対加担しないところ、弱い者いじめをしないところ。

私は、小、中、高、社会人と、弱い者いじめをしたことはないです。そのような醜い行いに耐えられないからです。

自分の感性、判断、選択を介さずに、すぐにその場の空気に加担して、弱い者いじめをする日本の主流派の人達を軽蔑しています。

すぐに靡き、まかれ、形勢が危うくなったらまたすぐに乗り換える。コロコロ、キョロキョロ、風見鶏。

そういう人達は社会の害悪であり、軽蔑しています。 (参照:環境依存のキョロキョロ人間  「怒りを遷さず」    凡庸なる悪

私の目には、かれらの方が障害者に見えています。

  Empty behaviours are not decent.
 

とはいえ、私は日本の至る所で発せられる社会的なメッセージ、あるいは人生の先輩からの直接的な

お説教などからも、自閉症の特性は克服しないとけないことなんだとやはり思ってきました。

だから、彼女の、強く、清々しく、堂々としているメッセージを見ると、涙が出てきました。

 

私は、自閉症spといえど、日本でよしとされることに、努めて泥(なず)んできましたから。

本当は嫌がって歯ぎしりしながら、「こうしなきゃ」と、努めてやってきました。

 

それを、あのスウェーデンの16歳の澄み切った女の子は、堂々とためらいなく、「才能」「誇り」と言いました。

 

 ”アスペルガーは病気ではなく、1つの才能(gift:贈り物)。アスペルガーでなかったら、こうして立ち上がることはなかったでしょう” (本人Facebook 2/2の投稿より)

                     

私はブリヂストンで、予断と偏見の眼でしか私を見れない上司の吉田品質保証課長から、「病気」という言い方を事あるごとにされ
傷ついていました。
私のことを「病気」と言う人は家族にも友達にも医師にさえも、私の回りには1人もいなかったから。



”正しい環境下で、正しく適応すれば、(自閉症であることは)スーパーパワーとなり得るのです”   (本人Facebook 4/2の投稿より)

 


そのことは、私も知っています。彼女も書いている通り、これは自閉症に限らず、ほとんどの発達障害者に言えることです。

 

         

 

グレタさんは、アスペルガー症候群と強迫性障害、場面緘黙であることを公表してる。

 

私は障害者雇用で入ったブリヂストンによる強い精神的苦痛により、うつ病、PTSD、強迫性障害、睡眠障害などを

発症しています。場面緘黙の子を知っていて、私はそこまでないけれど、ややそういうところがあります。

安心できて、きれいな空気で、互いに承認的な温かい場では、水を得た魚のようにのびのびとおしゃべりに自由に過ごすのに、

安心できず、濁った空気で、非承認的で冷たい場では、とても口数は少なくなります。

そういう場所でも、なにくわぬ顔でふるまうということができなくて、その場の影響をもろに受けます。

 

この可塑性の高さは、発達障害と分類される人達には多くの場合共通しています。(参照:強迫性症状 すばらしい講演会

環境による負荷を強く被りやすい私たちは、適切な環境下では、その恩恵を大きく受けるのです。

職場や学校や習い事の教室といった環境の質の良し悪しによって、吉凶が大きく出ます。

素晴らしい教育環境、職場環境下では、能力を発揮し、劣悪な環境下では、それに苦しみ苛むことが他の人より深刻になります。

 

刑務所には、発達障害の人達が多くいるそうです。一方で、大きな才能を発揮して騒がれる人の中にも、発達障害が多くいるのです。

 

          

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私は自分の通った高校が、良い所が見つからなくて、苦痛な場所で、泣いたりしていたのですが、

周りの子達は平気そうにしていて、体育祭の練習でも、言われたとおりに、校歌や応援歌を大声を張り上げて

喜々として歌っていて、自分との違いに戸惑っていました。

私はああいう、何も考えてなさそうな人達の神経が不思議でした。ドイツから留学してきた男の子が別のクラスにいましたが

慣れない詰襟の黒い学生服を着せられて、いつも顔をこわばらせて、所在無く、困惑、怒りをたたえたしかめっ面を

していました。強烈に不快を感じているのがわかりました。私は、同類でしたので彼の気持ちがわかる気がして、

ドイツからこんな環境で高校生活を送らされに来た彼を心から不憫に思いました。こんな教育環境で、快なわけがない。

 

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2/2

Some people mock me for my diagnosis. But Asperger is not a disease, it’s a gift. People also say that since I have Asperger I couldn’t possibly have put myself in this position. But that’s exactly why I did this. Because if I would have been ”normal” and social I would have organized myself in an organisation, or started an organisation by myself. But since I am not that good at socializing I did this instead. I was so frustrated that nothing was being done about the climate crisis and I felt like I had to do something, anything. And sometimes NOT doing things - like just sitting down outside the parliament - speaks much louder than doing things. Just like a whisper sometimes is louder than shouting.


4/2

Today is #AutismAwarenessDay . Proud to be on the spectrum!

And no, autism (as well as ADHD, ADD, Tourette’s, OCD, ODD etc) is not a “gift”. For most it is an endless fight against schools, workplaces and bullies. But under the right circumstances, given the right adjustments it CAN be a superpower.
I’ve had my fair share of depressions, alienation, anxiety and disorders. But without my diagnosis, I would never have started school striking. Because then I would have been like everyone else.
Our societies need to change, and we need people who think outside the box and we need to start taking care of each other. And embrace our differences  #aspiepower #autism 

 

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(関連記事:東京で出会ったADHDの青年

※自閉症spは私個人の中で、克服しないといけない、至らない面、弱点があるとは思っていたものの、

社会の中で劣っている存在だとは思ったことはないです。存在自体に引け目を感じないといけないとか

雇ってもらっているという意識を持たないといけない」存在だとは思いもしていなかったです。

 



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