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フジコ・ヘミングのピアノ

2019-05-28 | フジコ・ヘミング

私はフジコ・ヘミング(Georgii-Hemming Ingrid Fuzjko)のピアノがとても好きです。


うつを悪化させない鑑賞物②
にも彼女の弾く曲を挙げています。(関連:うつ病に効く音楽 うつを悪化させない鑑賞物


技巧的なことが悪く言われているけれど、私は彼女の音楽を聴くと

心が洗われ、沁みわたり、落ち着き、癒されます。フジコが好きな人達はみなそう言います。

音が綺麗に響きます。私は彼女の音楽からドイツを感じます。

下手と言われるけれど、彼女はピアノの音の響かせ方、ペダルの踏み方が上手だと思います。


ーー10歳から、元ベルリン芸術大学教授の巨匠ピアニスト、レオニード・クロイツァーに師事した。フジコのピアノを初めて聴いた日、クロイツァーは「彼女はやがて世界を魅了するだろう」と予言した。――(アルバム”Fuzjko”の解説カードより)



その言葉通りになりました。私も魅了されました。


彼女の個性や人となりも好きで、私もあんな風に年をとりたいです。装いも好きです。

東京に住んでいた時下北沢に行くといつも、フジコのおうちはどこだろう、遊びに行きたいと思っていました。

 


アルバム”トロイメライ”に収録されている「ショパンのピアノ協奏曲No.1」を聴いたのですが第3楽章のことで。

最初、多少びっくりします。ズンドコしてるっていうか 強く叩いて力いっぱいはじけています

お婆ちゃんが、一生懸命弾いてる!指の回りは追いついてない(?)のか彼女のセンスなのか

端々で呂律が回ってない ベチャッとやり過ごす 「いいわよそんなのもう」ってあの低い声が聴こえてきそう

でも音は全部綺麗

最初にこの演奏を聴いた時は衝撃を伴い「まじか」となりました。それで聴き進んで行きます

鍵盤を綺麗な音で力強く叩いて、頑張ってる!そしてモスクワのオーケストラがそれを支え、底上げしてる。

それがまたいい!

この演奏ではオケがピアノを必死で支えて、その中でピアノがすごく頑張ってる。頑張れ!!って思ってくる。

じゃぁフジコは劣等生かといえばとんでもない 破壊力がある なんか、すごく、いい! 

やみつきになって、何回も聴いてしまう

フジコは技巧で聴かせるピアニストではなく、奇跡を起こすピアニストだと思います。

bravo!!

フジコの音楽は、音楽療法にいいと思います。ずっと長生きして欲しいです。大好きだから。



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