ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

偶然の美しさ

2019-03-30 | 光の投影

建物や室内インテリアに昔から興味を引かれるので、建築家のおじちゃんとの会話はとても面白いです。

私は、計算されたのではないものが、たまたまなす美しさを見た時に特別な至福を感じます。

この前地元の図書館に行った時に、その建物のはずれにある、誰も通らない通路を歩きました。

壁も床も白で、天井は「むしくい」↓と呼ばれるあれで、片側は全面窓の連続となっています。

  


太陽の光が差し込む窓の反対側の白い壁に、水面(みなも)のような幻想的な模様ができていました。

あまりにもきれいだったので、何回か行ったり来たりしました。

 ←参考イメージ。これより細くてひと気のないはずれの通路。右側は全面窓。

壁も天井も全部白 太陽の光が差した むしくい天井 そこを私が通った これらが重なってなした偶然の産物です。

雲に隠れることなく光がたくさん入ってくるタイミングでないと、水面の模様は出現しませんでした。

こういう偶然の産物に出会うと無上の至福を感じます。特に、計算がなくてできたものです。


保養滞在先でもありました。日当たりのいい部屋でみんなで座っていると、天井にステンドグラスのような彩色が揺れながら映りました。 これなんでだろうと思っていたら、そこにいた人が身につけていた事務的ななにか(忘れました)が反射して映ったものでした。それを動かすと、天井の映像も一緒に動きました。

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この図書館の隣には、コンサートとか催しをするホールがあります。田舎の、誰も注目しないホールです。

でもここの音響はとてもいいです。昔夏にチェロとピアノの二重奏のコンサートに行った時、すごくよかったです。

聴衆にもいいし、弾いている人にもいいらしく、2人はすごく乗っていました。片田舎のホールでミューズが降りてきました。

同じ2人がもっと有名なホールでやる時も聴きに行きましたが、音響がよくないし、2人の乗り具合も全然違いました。


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