ブリヂストンA工場で働いて、私が見たもの、私がしたこと、私に起きたことを発信します。

支援者の方々への感謝

2019-02-13 | 仲間・支援者たち

自分に起きたことが「性暴力」であるとわかっていたので、それを相談する機関に駆け込みました。冬のことです。

相談室のある空間には、相談者しか入れないようになっています。外部と分けるゲートを通され、相談者しか立ち入れない通路に入りました。すると、そこには紫のリボンが無数に結わえてあるクリスマスツリーがたくさん並んでいました。私はその意味を知っていました。女性に対する暴力根絶のシンボル、パープルリボンです。

そのクリスマスツリーが並んでいる空間に迎えられて、大量の涙が溢れ出てきました。

この運動をしている人達のやさしい気持ち、助けようとする気持ち、祈りの気持ち、静かな意志が伝わって。

そのクリスマスツリーは、誰にも見える所ではなく、相談者しか入れない空間、駆け込んできた人を迎える安全な場所に並んでいました。

見た瞬間涙が溢れ出しました。

あの時のことを、一生忘れないと思います。

ブリヂストンでは、自分を守るためのアピール、スタンドプレイ、アリバイ作り、言い逃れ工作 そういったものばかりいやと言うほど目にしていました。それと真逆の、誠実なものがあそこにありました。

あのツリーに、リボンを1つ1つ結わえてくださった方々、あの相談室に携わって支援をされているみなさまに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

普通に働くことができなくなってしまい、症状を抱えて暮らしていますが、私にできることは、このような活動の一端を担うことだと思っています。

私は法律家じゃないし心理学者ではないです。私のようななんの権威も肩書も立場もない人間が、「これは典型的なモラハラ手法です」「巧妙なパワハラの手口です」などといくら言っても、聞いてはもらえません。権威がある人が言えば、コロッと認めて黙りますが。

でも、当事者が一番わかります。目に見えにくいセクハラ、パワハラ、モラハラとはどういう風に行われるか、それをされ続けるとどんな状態になるか。

「当事者こそが専門家」と、元被害者で活動を行っている女性が言われていました。

私はその言葉を胸に、このブログを書いています。



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