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英国の生活 ~ケンブリッジ~

日々気づいたこと、感じたこと等、気ままに書こうと思います。

ワールドカップとウィンブルドン

2006-07-03 | 行事、習慣など


サッカーとテニス。
テレビのチャンネルを変えながら楽しんでいます。

先日のW杯、イングランドVSポルトガルの日、
ウィンブルドンの中継を見ていたら…

観客席には、サッカーのユニフォームを着た男の子、
方耳にイヤホン、
テニスのゲームと関係のない場面で
ガッツポーズをしてみたり、
「Oh,No~」と言わんばかりの落胆の表情を見せたり…。
イヤホンからは、W杯のラジオ中継が流れていたようです。

ウィンブルドン中継用のカメラは、この男の子を追っていました。

やっぱり、英国民は、両方気になりますよね。

May Ball

2006-06-21 | 行事、習慣など


May Ball というイベントに参加しました。
試験を終えた学生たちのための打ち上げ
といったところでしょうか。

カレッジの敷地内は遊園地 または 映画セットのよう。
タキシード、ロングドレス姿の紳士淑女がメリーゴーランドに乗っている…。

このMay Ball という盛大なパーティを楽しみつつも
異国、異文化の中へ突然ポイと放り込まれたかのような心地、
そして
ケンブリッジ人、学部生の頃からケンブリッジ大学内で生活しているであろう
方々にとってのMay Ball とは、どんな位置づけなのでしょう???
楽しみながらも
頭の中は多くの疑問でいっぱいでした。

やはり、ケンブリッジって特殊なことが多い。
古きよき伝統が残っているともいえますね。

以前、半年間のケンブリッジ生活のことを
「夢の中のようだった」
と表現していた方がいましたが…
その人の気持ちが少しわかったような気がします。

ワールドカップ観戦

2006-06-12 | 行事、習慣など


今日の
日本VSオーストラリア
の試合は、家の傍にある唯一のカフェ?のような
食堂のような場所で観戦しました。

先日の欧州チャンピオンリーグを見た満員電車ようなパブとは違い、
店内には、
日本人5名、オーストラリア出身らしき人約2名、その他数名。
皆、それぞれのペースで
家でくつろいでいるように画面を見つめていました。

もちろん、私は日本を応援していますが、
こちらに住んでいるから英国の試合も楽しみにしています。

前回のワールドカップは、会社で見ていたな、と懐かしくなりました。
そして、その頃の選手が今年も活躍していたり。
4年は長いのか短いのか、どうなのか…。

“今日の試合”の関心度は、
シティセンターの賑わい方からわかります。

一昨日は、すごかった!
お祭り騒ぎのようでもありました。

フットボール観戦

2006-06-10 | 行事、習慣など


昨日、スーパーのレジで順番を待っていたら、
ビール、ジン、ワイン等を大量に購入している人が目立っていました。
お酒が置いてある棚には、商品がほとんど無い。
今日のお昼ごろにも、昨日買い忘れたものを…
と立ち寄ったスーパーは大賑わい。
「土曜日のお昼時ってこんなに混んでいたっけ?」
と首を傾げつつ、レジを待っていました。

混雑の理由は、帰宅してから納得。
イングランドVSパラグアイ
のワールドカップの試合観戦のため(?)
のお酒類、食料の調達だったようです。


先日、アーセナルVSバルセロナ(欧州チャンピオンズリーグ)の試合を
パブで観戦した時のこと…

試合開始時間が迫ったパブは、
前に進むのが困難なほどの人! 
まるで満員電車。

試合が始まると…
叫ぶ人、多数。

アーセナルのGKがレッドカードで退場処分になると…
アーセナルファンたち、大きなスクリーンに向かって真剣に抗議。

アーセナルが先制ゴールを決めると…
着席して観戦していた人は突如立ち上がり、叫ぶ。
初対面同士であろうファンが互いに抱き合い喜びを確かめあう。
喜びの叫びは、しばし続く。

と、こんな様子でした。

なんとなく、試合を見ている、眺めている私の心は平和ですが、
熱狂的なファンにとっては
自分が戦いに挑むかのような、いえ、それ以上の心境なのでしょう。
パブや公共の場でフットボールの観戦をすると、
試合と聴衆の振る舞いの両方を楽しめますよ~。
パブへ通えば、英国人のことが少しは理解できるかも…。

ティーパーティ (2)

2006-03-11 | 行事、習慣など


お茶の時間そのものにも興味はありますが、それ以上に
英国人が住む家を拝見できることは、“食”以上に興味をそそられます。

Lさんのお宅は、1930年ごろの建物だそうです。
「それほど古くはないですね」と相づちを打った私。
こちらでは1900年代の建物は“新しい”のです。

レンガ造りの概観。広い芝生の庭。サンルーム。
白い天井には、こげ茶色の支え木が剥き出しになっており、
この木の温か味が気持ちをリラックスしてくれます。
家具はアンティークのようなものでした。
良い具合に丸いカップの跡が残っているテーブルや
艶のある木の椅子等。
人が使った気配のあるものは、
気持ちを安心させてくれる気がします。
落ち着くのです。

そして、暖炉。
お茶をいただいたのは、この暖炉のある部屋でした。

パチパチパチ、と炭が燃える微かな音が心地良く、
いつのまにか眠ってしまいそう…。

耳に聞こえるのは、この炭の音と鳥のさえずり。
そして、皆の穏やかな声。
極上の贅沢です。

ティーパーティ (1)

2006-03-10 | 行事、習慣など


今日は、英国人Lさんのお宅で開かれたティーパーティへ。
サーモンやキュウリのサンドウィッチ、
スコーン、キャロットケーキ、レモンケーキ…
すべて美味しく、和やかなひと時を過ごせました。

このLさんご夫妻は、この家に12年間住んでいるとのこと。
ご主人がケンブリッジ大学の卒業生ということもあり、
子どもたちが巣立った後に、この町へ引越してきたそうです。
ご主人所縁の地に移り住む…。
思い出が詰まった馴染みのある町で、
新たな時「今」を刻んでいるお二人。

こんなエピソードは、お茶の時間を
より一層味わい深いものにします。

バレンタイン

2006-02-15 | 行事、習慣など


英国では、バレンタインデイに
男性から女性へプレゼントをすることが多いようです。

ラジオでは、

“ロマンティックなエピソード”

をリスナーから募集していました。
番組からリスナーへ電話をかけてエピソードを聞くという
よくあるものです。

よくよく聴いてみると、電話で答えている方は40代や50代。
「20年前に今の夫と出会って…」とか話されていました。
10代、20代の若者のエピソードはなかったような気がします。

英国のバレンタインデイは、大人のための日なのでしょうかね…。

Funeral

2006-01-12 | 行事、習慣など
 昨日BBC で、ある葬儀のLive 中継をしていました。
 昨年11月18日、警察官が取調べ中に発砲した弾が同僚に命中してしまい、命を落としてしまった女性警官の葬儀でした。
 どう言葉にしたらいいのか、心が痛む出来事です。
 
 ここで、この事件について意見を言うのは難しいですが、
 この葬儀で聖歌隊の清らかな声で唄われた“アメイジンググレイス”に私は深い溜息をつき、
そして、最後にたった一つのギターの丁寧でシンプルな音に合わせ、透き通る声で“祈り”を唄った一人の若い女性の歌声には、美しい光を感じました。
 それは、悲しみを表現するというよりは、天に召される人をやさしく守りながら送り届けるような…
 辛い気持ちで下を向いてうつむくといよりは、上を、天よりも遥か遠くに目を向けるような印象でした。

クリスマス ランチ

2005-12-25 | 行事、習慣など
 今日は St. Edmund's College 主催のクリスマスランチへ。
 クリスマスディナーとかフォーマルディナーは、恒例行事ですが、ランチというのは初めて。

 参加者数は20名ほど。
 ほとんどがアジア圏の方でした。

 英国では、クリスマスを家族や親しい友人と静かに過ごすのが大半のようです。
 これを考慮すると、今回のクリスマスランチは、カレッジ側が“家族・友人”として私たち(学生とその家族、パートナー)を招待してくれたのかもしれません。

 いつものフォーマルディーナーは、カレッジ側の方々が準備(調理、テーブルセッティング等々)から片付けまでのすべてをしてくださり、招待された私たちは、着席して食事をいただくだけ。
 ですが、今日は調理こそしなかったものの、
   テーブルセッティング
   料理の盛り付け
   次の料理を各テーブルに運ぶ
   後片付け…
 と、ほとんどを参加者たちと手伝いました。
 まるで、友人の家で行われるパーティのように。

 今回の参加者たちとは、初めて顔を会わせる人ばかりでしたが、こうして皆で協力して準備をし、食事をすると、古い友人のような気持ちにさえなります。

 言うまでもなく、今日のクリスマスランチはいつも以上に和気藹々とした雰囲気の中で楽しく、そして、誰もがこのランチを企画してくださったカレッジの方々への感謝の念が溢れていました。
 

クリスマスイブ

2005-12-24 | 行事、習慣など


 今日、クリスマスイブは、キングスカレッジのチャペルで過ごしました。
 聖歌隊の聖歌を聴いたり、時には一緒に歌ったり…。

 このチャペルサービスの開始は午後3時ごろ。
 チャペル内は、ステンドグラスからの光で満たされています。

 4時も過ぎるころになるとチャペル内は、蝋燭のあたたかいオレンジ色の光が強調されるようになりました。

 聖歌隊の清らかな美しい歌声の下には、自然光の移ろい。
 チャペルは「静粛で神聖な祈りの場」ということを痛感いたしました。