マジェスティックホテルに泊まると決めたとき,実は若干心配もありました。その理由は“古い”から。ベトナムの古いホテルなんて,どんな状態になっているか想像もつきません。ですが,結果的には,レストランの味がイマイチということ以外はとても居心地が良く,すっかり気に入ってしまいました。
もともと,たとえば◎ルトンとか、◎ェラトンなどのホテルは,どこで泊まってもそれほど印象が変わらないので,私はいつも,海外旅行先のホテルを選ぶ際には,なるべく“その国らしさ”のあるところを選ぶようにしています。その点でも,フランス統治時代の面影を残すマジェスティックホテルには大満足でした
■その日,事件は起こった・・・
ところが,です。マジェスティックホテル滞在2日目の夜だったでしょうか。ベッドに入って少しすると,どこからともなく「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」という,高くて細い女性の悲鳴のような声が聞こえてきたのです 私と相棒は思わず起き上がり,「何の音?」・・・と耳を澄ませましたが,何も聞こえません。不安になりつつも,またベッドに横になると,少ししてまた「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」という声が聞こえるではないですか しかも,聞こえるのはバスルームからです。そこで,私が恐る恐るバスルームをのぞいてみると・・・・・
その音は,トイレタンクから聞こえていたのでした
実はこのトイレ,流し方によっては水を流すレバーがきちんと元に戻らず,さらにタンクにも何か不具合が出るのか,こんな女性のか細い悲鳴のような音が出るのでした。でも,ホントに女の人の悲鳴にしか聞こえない「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」というあの音。ベトナム戦争で大勢の人が亡くなったという印象がまだ生々しいだけに,怖すぎます。
バスルームは大理石造りで,広さもたっぷり6~7畳はあり,クラシックで本当に素敵なんですけどね~。
ほら。ね?
悲鳴をあげるトイレの写真は,なぜか撮らなかったのですが,水を流すレバーが洗面台やお風呂の蛇口と同じ金色で,とってもクラシックな感じなのです。でも,メンテナンスの部分は“ベトナムらしさ”満載で,フランスとベトナムの見事なコラボレーションが,食文化以外にこんなところでも見られるわけです(苦笑)
ちなみに悲鳴ですが,放っておけばすぐに止まるだろうと思い,一度はベッドに戻ったのですが,その後1時間近くも止まらず,仕方なく起き出してもう1回水を流してみたら,音は無事止まりました。でも,こういうちょっとしたハプニングが旅を面白くしてくれるんだな~と,いまとなってはしみじみと懐かしく思い出します。
■窓から見えるサイゴン川
そうそう,リバーサイドの部屋だと書いたのに,窓からの景色のことには触れてませんでしたよね。
まあ,ハッキリ言うと,ちょっと残念な感じです。川自体はいいんですよ,大きくて。でもね・・・,周りの景色が,なんていうか汚いのです。工場地帯みたいな感じとでも言いましょうか。
遠くの方にクレーンが見えますが,実はもっと左の方は,クレーンだらけなのです。急速に発展するベトナムの姿が少し垣間見えます。ちなみに,このサイゴン川には船全体がでっかいお魚の形に電飾された船があり(写真はコチラ),ディナークルーズが有名です。ただ,ご飯は高い割りにたいして美味しくないという話も聞きましたが,実際にはどうなんでしょう? この船も,夜になるとホテルの窓から見えます。
・・・つづく。
もともと,たとえば◎ルトンとか、◎ェラトンなどのホテルは,どこで泊まってもそれほど印象が変わらないので,私はいつも,海外旅行先のホテルを選ぶ際には,なるべく“その国らしさ”のあるところを選ぶようにしています。その点でも,フランス統治時代の面影を残すマジェスティックホテルには大満足でした
■その日,事件は起こった・・・
ところが,です。マジェスティックホテル滞在2日目の夜だったでしょうか。ベッドに入って少しすると,どこからともなく「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」という,高くて細い女性の悲鳴のような声が聞こえてきたのです 私と相棒は思わず起き上がり,「何の音?」・・・と耳を澄ませましたが,何も聞こえません。不安になりつつも,またベッドに横になると,少ししてまた「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」という声が聞こえるではないですか しかも,聞こえるのはバスルームからです。そこで,私が恐る恐るバスルームをのぞいてみると・・・・・
その音は,トイレタンクから聞こえていたのでした
実はこのトイレ,流し方によっては水を流すレバーがきちんと元に戻らず,さらにタンクにも何か不具合が出るのか,こんな女性のか細い悲鳴のような音が出るのでした。でも,ホントに女の人の悲鳴にしか聞こえない「きぃぃぃぃえぇぇぇぇ~」というあの音。ベトナム戦争で大勢の人が亡くなったという印象がまだ生々しいだけに,怖すぎます。
バスルームは大理石造りで,広さもたっぷり6~7畳はあり,クラシックで本当に素敵なんですけどね~。
ほら。ね?
悲鳴をあげるトイレの写真は,なぜか撮らなかったのですが,水を流すレバーが洗面台やお風呂の蛇口と同じ金色で,とってもクラシックな感じなのです。でも,メンテナンスの部分は“ベトナムらしさ”満載で,フランスとベトナムの見事なコラボレーションが,食文化以外にこんなところでも見られるわけです(苦笑)
ちなみに悲鳴ですが,放っておけばすぐに止まるだろうと思い,一度はベッドに戻ったのですが,その後1時間近くも止まらず,仕方なく起き出してもう1回水を流してみたら,音は無事止まりました。でも,こういうちょっとしたハプニングが旅を面白くしてくれるんだな~と,いまとなってはしみじみと懐かしく思い出します。
■窓から見えるサイゴン川
そうそう,リバーサイドの部屋だと書いたのに,窓からの景色のことには触れてませんでしたよね。
まあ,ハッキリ言うと,ちょっと残念な感じです。川自体はいいんですよ,大きくて。でもね・・・,周りの景色が,なんていうか汚いのです。工場地帯みたいな感じとでも言いましょうか。
遠くの方にクレーンが見えますが,実はもっと左の方は,クレーンだらけなのです。急速に発展するベトナムの姿が少し垣間見えます。ちなみに,このサイゴン川には船全体がでっかいお魚の形に電飾された船があり(写真はコチラ),ディナークルーズが有名です。ただ,ご飯は高い割りにたいして美味しくないという話も聞きましたが,実際にはどうなんでしょう? この船も,夜になるとホテルの窓から見えます。
・・・つづく。