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世界☆遊悠トラベラー

トルコ、タイ、マレーシア・・・次はどこに行こうかな?

モロッコ編24:カラテさんとマラケシュ観光11

2010-08-30 12:30:36 | おかぴのモロッコ
バスのチケットを無事入手し、スーパーでの買い物を終えて、ふたたびメディナに戻りました。
時刻は夕方4時半頃。そろそろフナ広場が賑やかになってくる時間です。早く行きた~いっっ
でも、ここで1つ問題が。
実はYさんとMさん、去年に引き続き今回も、なんと30人とか50人にお土産を買うらしい。
50人って…、すごいな~。私、そんなに友だちいないよ(笑)
それにもう1つ、ガイドさんは基本的に「8時間でいくら」という契約だから、あと1時間半でカラテさんともお別れなのです。
どうしよう。。。
せっかくだから良いお土産やさんも教えてほしいし、フナ広場の屋台にも行きたいし、スークをぶらつきたいし、カフェのテラスからフナ広場を眺めてみたいし、大道芸だって見てみたいし、う~ん、迷う
でも、やっぱり初日にある程度お土産のめどをつけておかないと後が厳しくなりそうなので、結局、カラテさんオススメのお土産やさんに向かいました。

■こんなお土産買いました

で、おみやげ屋さんの名前と場所ですが・・・、すみません、わかりません。
方向音痴だし、人に連れて行ってもらうと場所が覚えられないの・・・
というか、自分でなら行かれるお店もあるけど、マラケシュのスークの中のお店の場所を言葉で説明するのは至難の業。
なので、これから行かれる方には、自分好みのお店を で探してくださいね、としか言いようもなく。。。



最初のお店で購入したのは、親兄弟や自分のバブーシュ。写真はその一部です。



こちらが、いわゆるオーソドックスなバブーシュ(スリッパ)。かかとを踏みつぶして履くのが特徴です。モチーフは“杖”だったかな(少なくてもヘビではない。ヘビなら絶対買わないし!)。これは牛か羊のバックスキンですが、ヤギやラクダの皮のものもあり、確かラクダが一番高いと言っていたような・・・。最近では中国製の合皮のものもあって、スークなどで安く(100dhくらい)売っているのは合皮の可能性があるそうです。ちゃんとした皮のバブーシュは200~300dhくらいはするみたい(皮の種類による)。そうそう、室内履き用に、カラフルな布のバブーシュもあります。これの値段はちょっと忘れちゃいました。
色はそれこそいろいろありますが、モロッコの男性の間では、いま、黄色がはやっているそうです。写真のは女性用ですが、形は男女とも同じ。履き込んでいくと、足になじんでいい感じになります。
カラテさんの豆知識:モロッコの人は、バブーシュを買ったらまず室内用スリッパとして活用し、汚れてきたら外履きにするそうです。






上の2つは、バブーシュっていうか、女性用のサンダルですね。



買い物中に、ちょうど夕方のお祈りの時間になったので、その間、カラテさんはどこかに姿を消していました。

・・・つづく。

モロッコ編23:カラテさんとマラケシュ観光10

2010-08-27 10:00:33 | おかぴのモロッコ
この姿も、もうすっかりおなじみ。



お腹がいっぱいになったら次にすることは・・・?
そう、買い物です。
女はいつだって欲望のままに生きているものなのです



という冗談はさておき、この日はもう一つ大事なミッションがありました。
それは、「エッサウィラ行きのバスチケットを買うこと」

エッサウィラについては後ほど詳しく触れますが、ここのメディナ(旧市街)も世界遺産に登録されています。2008年に、エプソンと地球の歩き方がコラボしたテレビの旅番組「エプソンスペシャル 地球の歩き方」のなかでモロッコが取り上げられ、そのとき紹介されたエッサウィラの景色を見たときには、ただ美しいだけではない、嵐のような激しさを感じるドラマチックな景色 に強い衝撃を受けました。
あの景色をこの目で見たい なんとしても見たい というのも、今回の旅の大きな動機だったのです。

ちなみに、「エプソンスペシャル 地球の歩き方」は、カメラマンとタレントさんが海外で写真を撮ることをテーマにしたもので、その第2回目がモロッコでした(写真を撮ってエプソンのプリンタでプリントすると、こんなにキレイに仕上がります!という内容です。写真を撮るのに最適な美しい景色が紹介され、景色に合わせて撮影のポイントをカメラマンが説明したりもします)。この番組ではモロッコ以外にも、クロアチアやモナコ・フィレンツェ、ノルウェー、ポルトガル、オーストラリアが取り上げられ、私は全部見たけど、モロッコがダントツで一番良かったなぁ だって、どの景色も本当に絵になるから。
本当は、一番行きたいのは赤い砂のサハラだけど、日程的にあまりに強行スケジュールになってしまうので、今回は我慢。だけど、マラケシュからバスで3時間半のエッサウィラなら、日帰りで十分行かれるもんね



■バスはSupratoursがオススメです

マラケシュからエッサウィラに向かうバスは、国営のCTMと民営がありますが、事前に読んでいたいろんな方のブログに、民営よりもCTMがオススメと書かれていました。その理由を総合すると、民営は汚い、エアコンが効かない、事故が多い、一人でも多くのお客さんを乗せようと時刻を過ぎてもドアを開けたままノロノロ走る、そのため目的地まで時間がかかる、だけど料金はCTMとほとんど変わらない、などなど。

一方、民営のメリットは、なんと言っても地元カラー満載という面白さ、そして、地元の人とのかかわり。例えば、モロッコの人は、自分が人前でものを食べたいときは、それを自分だけで食べるということはなく、必ず周囲の人にも勧めるのがマナーだそうで、知らない人から食べ物が回ってきたりすることもあるそうです。もちろんそれだけじゃないと思いますが、モロッコらしさを堪能するという意味では、民営バスの面白さにはかなわないんじゃないでしょうか。

でも、私たちの今回の旅は時間の余裕もないので、やっぱりCTMかな、と思っていました。

ところがカラテさんは、民営ですが、数年前にモロッコ鉄道ONCFが運営する新しいバス会社「Supratours」(スプラトゥール)ができたので、そちらの方が絶対に良いと言います。そこで、Supratoursでエッサウィラに行くことにしました。
チケット売り場は、マラケシュ駅から徒歩3~5分くらいのところにあるSupratoursの事務所。


(Googleマップより)

チケット代は往復で一人200dh(約2200円)。
行きは午前8時30分マラケシュ発、帰りは確か18時エッサウィラ発とのこと。
Supratoursのチケットは、わりとすぐに売り切れてしまうそうなので、当日購入は厳しいらしいですよ。



■スーパーマーケットへ

さて、無事にバスチケットを購入したら、次はスーパーマーケットに連れて行ってもらいました。場所は・・・不明です(新市街であることは間違いないけど)。写真もないし
で、その目的はインスタントハリラ。去年モロッコに行ったるりさんが買ってきて飲ませてくれたのですが、わりと美味しかったので、るりさんへのお土産に買っていこうと思ったのです。写真は以前、“るりさんのモロッコ編”で紹介しているので、こちらへ。値段はたしか、9dh(約100円)だったかな? そのほかにも、ノドが猛烈に渇いていたので水なども購入しました。

帰りには、スーパーの隣にあるコンビニ的なところでアイスを買って食べました。
このとき、街の電光掲示板に表示された気温は37℃
そりゃ~、暑いに決まっています。



一口かじっちゃいました。
それにしてもこの色、絵の具みたい。
味もすごく人工的で、食感がちょっと粘土チックで、まずかったです。


ということで、メディナに戻ります。



カラテさん、待って~


・・・つづく。

モロッコ編22:カラテさんとマラケシュ観光9

2010-08-24 13:16:22 | おかぴのモロッコ
Dar Timtam Marrakechの中庭にあるレストランは、それほど広くもなく、中庭のつくりも凝った感じはまったくありませんが、中央には花びらを浮かべた噴水があり、また、テーブルにはフェズ刺繍のテーブルクロスがかけられており、モロッコらしさが感じられます。



フェズはモロッコ北部の内陸にある都市で、フェズのメディナ(旧市街)は迷路のような複雑な路地が張り巡らされ、「迷宮都市」として有名です。ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。そこで作られているフェズ刺繍は、表だけでなく、裏側も表とまったく同じ美しい刺繍になっています(普通刺繍は、表はきれいでも裏側はクモの巣が張り巡らされたようになっています)。
だから、このテーブルクロスを裏返すと、これとまったく同じ模様が現れるわけです。



ここのレストランは、ランチはコースしかないということだったので、350dhくらいのコースを注文しました。人数分を頼む必要はないということだったので、4人ですが、3人分のみを注文。

すると最初に、テーブルに並べられたのは前菜。



これ・・・、全部???
なんか、もうこれで十分なんですけど。

と、あっけにとられている私たちを尻目に、カラテさんが猛烈な速さで食べ始めました。
そっか~、そりゃカラテさん、お腹空いてるに決まってるよね。。。
だって、私たちは朝9時頃に食べたけど、8時半にはすでにホテルにお迎えに来ていたカラテさんは、朝食を食べたのは7時頃だったはず。自宅はマラケシュ中心地から車で1時間くらいって言ってたし。
なのに、このときの時刻はすでに午後2時頃。悪いことをしてしまいました。
それなら、これだけあっても大丈夫かな。。。

と思ったのですが、甘かった・・・。


続いて出てきたのは、この揚げ物が3皿(一番大きいのは直径10cmはありましたよ




お次はメイン。右から時計回りにチキンのタジン、野菜とクスクス(1mmくらいの粒状のパスタ)のタジン、ケバブの盛り合わせ。




デザート(ちなみに、これが一人前です)。



オレンジにシナモンと砂糖をかけるのはモロッコ流。ちょっとジャリっとするので、普通にオレンジだけのほうがおいしいかな。
あと、左下のかりんとうのようなものはデーツ(ナツメヤシの実を干したもの)です。

と、こんな感じで料理が出てきました。
カラテさんも最初こそ勢いがありましたが、揚げ物が出てきたときにはもう十分だったらしく、遠慮もあるのか、あまり食べてくれません。
どう考えても私たちだけで食べきれるはずはないので、揚げ物は包んでもらってカラテさんにお持ち帰りしてもらいました。
それでも、まだまだ量が多くて途中で満腹になり、ハッキリ言って、ケバブやクスクスの味はあんまり覚えてない・・・
前菜もパンも、どれもすごく美味しかったので、そこでついつい食べ過ぎちゃったんですよね~。
このチキンのタジンはおいしいと評判だそうですが、確かに鶏肉の身は締まり、スパイスが効いていて、とてもおいしかったです。





スタッフのおにーさんたち。
ごめんなさいね、たくさん残しちゃって
ちなみに、メガネのおにーさんの左側に写っているのはトイレ。
きれいなんですが、ドアをちゃんと閉めてしまうと、ガッチリ閉まってしまいなかなか開けられません
私も危うく閉じ込められそうになり、一時はトイレの中から「誰か~っ」と叫ぼうかと真剣に思いました。
自分で開けられて、ヨカッタ

・・・つづく。

モロッコ編21:カラテさんとマラケシュ観光8

2010-08-20 18:24:15 | おかぴのモロッコ
カラテさんがお祈りから戻って来たのは、40分以上たってから。
お祈りの時間は15分くらいって言ってましたが、もしや誰かとおしゃべりしてたのかなぁ

モロッコの男性は、みんな、かなりおしゃべりなんだと思います
道や店先で話し込む姿は、日本なら、まさに買い物帰りのおばちゃんの立ち話って感じ(イメージはサザエさん)。
しかも、人間関係はもっと濃そう。だって、まず会って、握手したら、そのまま手をず~っっっと握り合ってしゃべってるんだもん
今回の旅行中、そんな姿を何度となく見かけたけど、そのつど笑っちゃうんですよね~。
あまりに微笑ましくて。
日本にはない貴重な文化だと思いますよ。

で、気づけば時刻は午後1時半頃  そういえば、お昼ご飯を忘れてました。
休んだばっかりだったけど、お腹も空いてきたのでカラテさんにリクエストして、リヤドでお昼ご飯を食べることにしました
わ~い、初リヤドだ~  1回は行ってみたかったんですよね~。
目的地へ向けて、いざ、出発です。

まずは、どこかの路地をてくてく。




どんどん歩いてスーク(市場)の中を通り抜けると、そこには




ジャマ・エル・フナ広場(Piace Djamaa el Fna)がありました。
祝、初フナ広場です



うわぁ、ここがそうなんですね~、わ~い
昼間なので、まだ若干閑散としていますが、すでにあっちこっちで何やら音楽などが聞こえてくるので、ますます楽しくなってきました

フナ広場はかつては公開処刑場だった場所ですが、現在では、大道芸人やたくさんの屋台、国内外の多くの観光客があふれ、1年中お祭り騒ぎが楽しめます。2001年には、この大道芸人などもすべて含めたフナ広場の空間そのものが国際的に高く評価され、ユネスコの「傑作の宣言」がなされ、ついに2009年9月に正式に世界無形遺産に登録されたそうです。フナ広場については、「るりさんのモロッコ編」と「Wikipedia」も併せてご参照ください。


あっ、ラバ(?)発見
お利口さんにしてまちゅね~



向こうの方には人も集まってるし、行ってみたいけど、とりあえずいまはそのまま通過。
そして、カフェを出てから10分くらい歩いて、やっとお店に到着しました。
Dar Timtam Marrakech」です。



Darというのは、もともとは 「家」という意味で(何語かわからないけど)、「中庭のある家」を意味するリヤドよりは若干小さいそうですが、いわゆるどちらもプチホテルです。
ここのレストランはカラテさんのオススメで、理由は

「フランス人がたくさんくるから」

そう、グルメで知られるフランス人、モロッコの美味しいレストランに関する情報網はハンパじゃありません。モロッコに来て、どこでご飯を食べようか迷ったら、フランス人について行け、というのがカラテさんの教えなのです

よ~し、じゃあ早速、美味しいご飯食べちゃうか と張り切っていたのですが、入ったところは、



ん? ここは絨毯やさんでは・・・

いきなり買い物に連れてこられてしまったのでしょうか?
いいえ、カラテさんはそんなアコギな人ではありません。
この絨毯やさんを通り抜けた向こうに、ちゃ~んとレストランがあるのです。



ね?

・・・つづく。

モロッコ編20:カラテさんとマラケシュ観光7

2010-08-17 10:11:42 | おかぴのモロッコ
はぁ~、疲れた

すいませんね、いきなり負の空気を醸し出しちゃって。
でもね、炎天下のなか約2時間も小走りで歩き続けて、さすがに疲れちゃいました。
YさんとMさんは、すでにだいぶ前から無口になっています。
そこで、バヒア宮殿を見学した後は、カラテさんにお願いし、カフェで休憩することにしました。

ここでカラテさんから質問が。
「オシャレなカフェと大衆カフェ、どっちがいいですか?」

え~、そんなの決まってるじゃ~ん  もちろん“大衆カフェ”ですよ



という訳で休憩中です
大衆カフェで初ミントティをいただきました。




私たちの座っている席から、お店を背にして左を見るとこんな(↓)景色。



お店の前にはずら~っとバイクが並んでいます。
このバイク、お客さんの数より多いような気がするけど・・・。

で、右を見るとこんな(↓)景色。



あんまり大っぴらに写真を撮ると怒られるかな~と思ったので、他のお客さんを撮らなかったのが悔やまれますが、回りに座っているのはぜ~んぶ“おじさん”。
モロッコでは、女性だけでカフェに入ることはまずないそうで、もし入ったら「いけ好かない女だ」というような目で見られるとのこと。
そして、イスラム教では飲酒が禁じられているので、男性たちにとってカフェは、日本のバーや居酒屋みたいなもので、ミントティはお酒代わりだそうです。
家庭では、ミントティを入れるのは男性の役目なんだそうですよ。



ここのカフェでは、こんな風にミントティが出てきます。




中には熱々の中国緑茶が入っており、ポットの口にささっているミントをグラスに入れて、そこにポットのお茶を注ぎます。
(大きなポットでみんなで飲む場合は、ポットの中にミントを入れます)



暑い陽射しの下、熱い視線を浴びながら熱いミントティ。。。
最初はちょっとどうなんだろうと思いました(だって、カラテさんは冷たいお水を注文してるし!)。
でも、中国緑茶はちょっと渋いくらいに味が濃いめで、そこにミントが入っているので後味がスーッとして、このパンチの効いたスッキリ感がなんともいえず美味しいのです。
やっぱり、その土地の飲み物がその土地の料理や気候風土に一番合うんだよね~と、しみじみ。
ちなみに、モロッコの人はビックリするくらい甘くして飲むそうです。
そうじゃないと、暑いから体力が保たないのかな。
ただ、砂糖を入れると完全に“歯磨き粉の味”になります

   *   *   *   *   *

カラテさんとはお互いの家族のことや、イスラムの一夫多妻のことなどを話し、なぜかイスラム式便秘解消法まで教えてもらい(トイレに座ったら左に身体を傾けると良いそうです。試してみましたが効果は???)、なぜモロッコでは犬より猫が好まれるのか(ムハンマドが猫好きだったらしい。あと、犬は口にヤバイ菌がいるからダメなんだそうです。ホントは猫にもいるんですけどね・・・)、といったいろんな話をしました。

そうこうするうちに、街に響き渡り始めたのは・・・アザーンです


キャー、キャー、アザーンだぁ、うれしー
アザーンは、イスラム教のお祈りの時間を告げる呼びかけなのですが、この哀愁を帯びた歌のような祈りそのもののような声を聞くと、本当に心から「イスラムの国に来たんだ 」という気持ちになります。
なんか、やっと、これを聞いて初めて今回の私の旅が始まったような気分です。
それに、大好きなイスタンブールのことを思い出すし。
あぁ、なつかしいな~。

イスラム教では、お祈りは毎日、日の出前、正午過ぎ、遅い午後、日没後、就寝前の5回行います。日の出や日没の時刻は毎日微妙に違うので、例えば日の出前のお祈りは午前4時58分とか、結構細かく時間が決まっています。そのため、カラテさんの携帯を見せてもらうと、毎日のお祈りの時間が登録されていました。

ということで、カラテさんがお祈りに行ってしまったので、私たちは暑い外ではなく、お店の2階で待っていることにしました。



カラテさん、まだかなぁ~


・・・つづく。