いよいよマラケシュ観光2日目に突入です
この日の目的は、「スークをさまよう」こと。
今日からはガイドさんもいないので、道も迷いたい放題

日本では迷うのがイヤで、同じ道や事前に調べた道しか通らない方向音痴の私ですが、マラケシュのスークを歩くんだったら迷ってなんぼでしょ
■初めてタクシーに乗りました
というわけで、朝ごはんを食べたら
プチタクシー 
に乗って、まずはフナ広場に向かいました。

通りすがりのおじさん、と、プチタクシー
まあ、おじさんはどうでもいいのですが

後ろのカフェオレ色の車がマラケシュ市内を走るプチタクシーです。市内を移動する場合は、基本的にはこれに乗ります(その他の移動手段には路線バスもあり)。タクシーの種類は、近距離を走るプチタクシーと、長距離を走る乗り合いのグランタクシーがあります。プチタクシーの色は都市によって異なっており、マラケシュ市内はすべてこの色。
ちゃんとメーターがあるはずなので、ガイドブックにも「メーターを倒してくださいと言いましょう」とか書いてありますが、私が乗ったタクシーは結局、1台もメーターを倒してくれませんでした。「壊れてる」とかなんとか言って。。。

初めて乗ったときも、まさにそんな感じ。
でも、言えば倒してくれると思ってたから、値段交渉をしないで乗っちゃったんですよね。
う~ん、これは降りるときに吹っかけられるかな?
そこで、「フナ広場までいくら?」と聞くと「30dh」(約330)とのこと。
本当のことを言うと、タクシー料金の相場を事前にちゃんと調べていなかったので、なんとなくしか記憶していなかったんですが、ホテルからフナ広場まで約10分と考えると、ちょっと高いような気がします。
そこで、「高いんじゃない?」と言うと、「分かったよ、じゃあ20dh」(約220円)とあっさり。
本当はそれでもまだ高いような気がしましたが、吹っかけられているとしてもせいぜい100円程度。
あんまりしつこく値切ってお互いに嫌な気分でサヨナラするのもイヤだったので、20dhで良しとしました。
ちなみに、その後はタクシーに乗る前に必ず料金を確認しましたが、そのつど20dhと言われました(30dhと言われたのは最初のときだけ)。
ただ、マラケシュ駅の向こうにある
スプラトゥールに行くとき(フナ広場よりチョット遠い)と、タクシー料金が5割増しになる夜間には「30dh」と言われたので、20dhというのはまあまあの値段だったのかなと思います。
■スークをさまよいます
フナ広場の近くに着くと、タクシーの運転手さんに「ここから先は行かれない」と言われました。フナ広場には日中は車が乗り入れられないそうです。しかも、この日はメーデーのため道路が混んでいるとのこと。そこで、「ここをまっすぐ抜けていけ」と言われるままに歩いていきました
5分ほどすると、無事フナ広場に到着。
メーデーにはお祭りでもあるのか、朝からかなりにぎわっています。
前日には、スークに向かって左側の方(オレンジジュース屋台側)からスークに入って行ったので、この日は右側(カフェ・ド・フランス側)から入ってみることにしました。カフェ・ド・フランスの前を通り抜け、いざ、スークへ。

(Googleマップより。緑の矢印はフナ広場を示していますが、この空間になっているところ全体がフナ広場です。
その上の、建物がいっぱい並んでいるところがスーク。スークは広いので写真に入りきっていません。
カフェ・ド・フランスの位置も、あくまでも「この辺り」ということなので、あしからず)
スークの中は、ゴチャゴチャしてて活気に満ちています。
おや、これは・・・
選挙ポスターの掲示枠ですよね。しかもこれ、「
るりさんのモロッコ編」でるりさんが紹介していたのと同じものでは?
日本に戻ってよくよく比べてみたら壁の感じなどが違っていたのですが、16番に本、14番に天秤、13番に青りんご(?)と、落書きは同じ。
これを見たときに、時空を越えて、日本から遠く離れたマラケシュで別々の日本人が同じものを見てるなんて、なんだかとってもすごいことだな~と思いました(実際には違うんですが)。同じところに旅行に行ってるんだし、歴史的建造物に至っては数百年とか1000年前の人たちと同じものや景色を見ているわけで、それと比べたらどうってことないことのようですが、身近な人と同じ景色を共有したんだと思ったことで、そのすごさをリアルに感じてしまいました。
さて、お土産物やさんがいっぱいの表通りをはずれ、ちょっとドキドキしながら脇道へ。
表の喧騒とはまったく違う、ひっそりとした路地が続いています。その奥の方では、お母さんたちが井戸端会議をしていました。
でも、私たちの姿を見たとたん、話し声がピタリ。じーっとこちらを見つめています。
その視線を背中に感じながら、私たちはさらに奥のほうへと歩いていきました。

あらっ、か~わいい

子供たちが外に椅子を持ち出して、そこでジュースを飲んでいます。
おままごとみたいな感じかな? 手を振ってみたところ、おずおずと振り返してくれました。
さらに奥に進むと行き止まり。

マラケシュの壁の色に植物の緑と赤が映えて、とっても素敵です
これ以上は先に進めないので、引き返すことにしました。
さっきの兄妹がじっとこちらを見ているので、また手を振りながら通り過ぎようと思いましたが、せっかくなので写真を撮らせてもらおうと思い、近くにいたお母さんにお願いしてみました。
お母さんは、「いいですよ」と快く応じてくれたのですが。。。
これが原因で、この後ちょっとした騒動が起こってしまったのでした
騒動の中身については、また次回ということで。
・・・つづく。