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世界☆遊悠トラベラー

トルコ、タイ、マレーシア・・・次はどこに行こうかな?

モロッコ編29:マラケシュ観光2日目・スークに戻ります

2010-10-19 10:30:01 | おかぴのモロッコ

ひさびさのモロッコ編です

チェキ目当ての子供たちにさんざん翻弄されましたが、フィルム切れでなんとか解放されました。
わき道を歩くのはやめて、再びスークの通りを進みます。




フナ広場からスークに入ってすぐのところは、お土産物やさんが軒を連ねていますが、

奥に進むにつれてそれが姿を消し、代わりに、地元の人たちが買い物をしたりするお店が増えてきます。





ここは、モロッコのコンビニみたいなものでしょうね。
飲み物とか、お菓子とかが売っています。
陳列ケースの上にはパンがむき出しで並べてあり、
店内にあるテーブルでは、おじさんがコーラを飲みながらパンを食べていました。
私たちはお水を購入。



この辺は、わりと賑やかです。
この通りを左のほうに進んでいくと、たぶん、なめし革製造所があるはずです。
モロッコは革製品が有名で、このなめし革製造所もガイドブックに載っていたりするので、

ちょっと行ってみようかとも思いましたが、ものすごいアンモニア臭とか獣臭がするらしいんですよね
微妙に怖気づいて、結局、行くのはやめてしまいました。



あっ、八百屋さんだ~。
美味しそうな野菜がいっぱい。
ちなみに、写真には撮らなかったのですが、鶏肉やさんでは店先に鶏肉が吊るされており、
その奥には生きたニワトリがかごに入れられていました・・・
強烈な before  → after  ですね。。。
 


こんなところで富士フイルム発見
赤ちゃんを抱いているのはモロッコの王妃様。
この方は本当に品があって美しいです。



うはっ そういえば、昔のマネキンて、こんなでしたよね。
考えてみたら、最近はデパートとかで顔のあるマネキン自体、あまり見なくなったな~。


・・・つづく。


モロッコ編28 :マラケシュ観光2 日目・チェキの威力

2010-09-22 10:15:32 | おかぴのモロッコ

スークから脇道にそれて、ひっそりとした路地を歩き、行き止まりに突き当たって戻る途中、外に椅子を出して座っていた子たちの写真を撮らせてもらおうと、近くにいたお母さんに声をかけました。

お母さんが快くOKしてくれたので、デジカメで撮影する前に、まずはチェキ(小さいフィルムのポラロイドカメラ)でお母さんが抱いていた赤ちゃんの写真を撮影して、プレゼント



1~2分で画像が見えてくると、子たちは興味津々。欲しそうにしてたので、兄妹にも1枚ずつ撮影してプレゼントしました。

そして、ふと気付くと、どこから来たのか5~6人の子たちが、じっ とこちらを見ています。



そして、私と目が合うと、口々に何か叫び始めました。アラビア語なのでわかりませんが、多分「僕にも~」とかそんなことなんでしょうね。

*以下、「 」内の子どもやお母さんたちのコメントは私の推測です*

この時私は、10枚撮影できるチェキのフィルムカセットの予備を1つ持っていたので、本体内にもあと6枚くらいあるし、まあ、全員にあげられるな、と思いました。そこで、みんなを2列に並ばせて撮影会を開催。





「どんな風になってるの? 僕にも見せて~」



一人だけ、妙に冷静な男の子。もう写真もらったからね。
左の男の子は、はにかみつつ期待いっぱいでメチャメチャかわいい




彼はなかなかイケメンですね。



ちょっとおませな女の子。私の指差し会話帳とかデジカメをちょうだいとしつこくて、チョット困ってしまいました。
実は彼ら、チェキと普通のデジカメの区別がついていなくて、デジカメからも写真が出てくると思っていたのですが、出てこないとわかるとがっかりしていました。




てな感じで最初は“ちょっと賑やか”くらいの撮影会だったのですが、途中から子どもたちが徐々にヒートアップ。
「これは僕がもらうんだ!」「ダメだ、僕が先に取ったんだから」とかわめきながら肩を小突きあったりして、軽い喧嘩も勃発。
その上すばしっこい子が、さっき1枚もらったのに2枚目の写真をサッとかすめ取っていったりするから、まだ写真をもらっていない子が焦りはじめ、泣きそうな顔でどんどん私に迫ってきます。

 

ちょ、ちょっと待って~



みんながよってたかって私の手から写真を奪い取ってくし、っていうか、なんか子どもが増えてるし~

ちょっと、そんなに私に迫ってきたら真ん中の子しか写真に入らないじゃん、バック、バックって、ダメだ バックっていう言葉がそもそも通じない うわ~ん、どうしろっていうのさ~っ 

いつの間にか集まってきていた数人のお母さんたちが「いい加減にしなさい 」とたしなめてくれましたが、興奮した子どもたちにはもう、そんな声も聞こえない様子。
そこで私たち、隙を見て走って逃げることにしました

でも、当たり前だけど、普段めったに走らない上にサンダル履きの私たちより、子どもの方が足が速いんだなぁ、これが
あっという間に追いつかれて、周りを囲まれちゃいました。絶体絶命のピンチ



そのときです。

 

「コラーっ

 

という怒鳴り声が。振り向くと、近くの家の中から白いジュラバに身を包んだ50歳くらいのおじさんが出てきました。
一瞬、私が怒られたのかと思ってビックリしてしまいましたが、どうもおじさんは少し前から騒動の様子を見ていたようで、子どもたちを怒鳴り飛ばし、全員をきちんと整列させ、そして自分がちゃっかり真ん中に入って写真撮影をしやすいようにしてくれました。
そして、撮った写真をおじさんに渡すと、もう行きなさいと手を振ってきました
あ~、助かった~



でも結局、3~4人の子がしぶとくずっと付いて来たんですよね。まあ、まだ写真をもらってないんだから、気持ちはわかります。それで、他の子の目が届かないところまで行ったところで、こっそり写真を撮ってあげました。そうしたら、それを見ていたスークのおじちゃんたちが、「おれも撮ってくれ」「うちの子も」と次々声をかけてきます。

なんなんだ、これは。

そうこうしているうちに、最後に男の子1人になったので撮影すると、ジーッという音はするのに、なんと写真が出てきませんでした。。。
本当の本当にフィルム切れです。
あのときの男の子のガッカリした顔ったら、一生忘れられそうにありません
欲しかったんだろうな~、写真。本当にごめんね。。。

どうにもならないので、バッグに入れてあったグリコのアーモンドキャラメルをあげました。
でも、たった1個しかなかったんですけど


・・・つづく。


モロッコ編27:マラケシュ観光2日目・スークをさまよう

2010-09-13 11:12:08 | おかぴのモロッコ
いよいよマラケシュ観光2日目に突入です

この日の目的は、「スークをさまよう」こと。
今日からはガイドさんもいないので、道も迷いたい放題  日本では迷うのがイヤで、同じ道や事前に調べた道しか通らない方向音痴の私ですが、マラケシュのスークを歩くんだったら迷ってなんぼでしょ


■初めてタクシーに乗りました

というわけで、朝ごはんを食べたらプチタクシー に乗って、まずはフナ広場に向かいました。


通りすがりのおじさん、と、プチタクシー

まあ、おじさんはどうでもいいのですが 後ろのカフェオレ色の車がマラケシュ市内を走るプチタクシーです。市内を移動する場合は、基本的にはこれに乗ります(その他の移動手段には路線バスもあり)。タクシーの種類は、近距離を走るプチタクシーと、長距離を走る乗り合いのグランタクシーがあります。プチタクシーの色は都市によって異なっており、マラケシュ市内はすべてこの色。

ちゃんとメーターがあるはずなので、ガイドブックにも「メーターを倒してくださいと言いましょう」とか書いてありますが、私が乗ったタクシーは結局、1台もメーターを倒してくれませんでした。「壊れてる」とかなんとか言って。。。
初めて乗ったときも、まさにそんな感じ。
でも、言えば倒してくれると思ってたから、値段交渉をしないで乗っちゃったんですよね。
う~ん、これは降りるときに吹っかけられるかな?

そこで、「フナ広場までいくら?」と聞くと「30dh」(約330)とのこと。
本当のことを言うと、タクシー料金の相場を事前にちゃんと調べていなかったので、なんとなくしか記憶していなかったんですが、ホテルからフナ広場まで約10分と考えると、ちょっと高いような気がします。
そこで、「高いんじゃない?」と言うと、「分かったよ、じゃあ20dh」(約220円)とあっさり。
本当はそれでもまだ高いような気がしましたが、吹っかけられているとしてもせいぜい100円程度。
あんまりしつこく値切ってお互いに嫌な気分でサヨナラするのもイヤだったので、20dhで良しとしました。


ちなみに、その後はタクシーに乗る前に必ず料金を確認しましたが、そのつど20dhと言われました(30dhと言われたのは最初のときだけ)。
ただ、マラケシュ駅の向こうにあるスプラトゥールに行くとき(フナ広場よりチョット遠い)と、タクシー料金が5割増しになる夜間には「30dh」と言われたので、20dhというのはまあまあの値段だったのかなと思います。



■スークをさまよいます

フナ広場の近くに着くと、タクシーの運転手さんに「ここから先は行かれない」と言われました。フナ広場には日中は車が乗り入れられないそうです。しかも、この日はメーデーのため道路が混んでいるとのこと。そこで、「ここをまっすぐ抜けていけ」と言われるままに歩いていきました

5分ほどすると、無事フナ広場に到着。

メーデーにはお祭りでもあるのか、朝からかなりにぎわっています。

前日には、スークに向かって左側の方(オレンジジュース屋台側)からスークに入って行ったので、この日は右側(カフェ・ド・フランス側)から入ってみることにしました。カフェ・ド・フランスの前を通り抜け、いざ、スークへ。


(Googleマップより。緑の矢印はフナ広場を示していますが、この空間になっているところ全体がフナ広場です。
その上の、建物がいっぱい並んでいるところがスーク。スークは広いので写真に入りきっていません。
カフェ・ド・フランスの位置も、あくまでも「この辺り」ということなので、あしからず)


スークの中は、ゴチャゴチャしてて活気に満ちています。

おや、これは・・・



選挙ポスターの掲示枠ですよね。しかもこれ、「るりさんのモロッコ編」でるりさんが紹介していたのと同じものでは?

日本に戻ってよくよく比べてみたら壁の感じなどが違っていたのですが、16番に本、14番に天秤、13番に青りんご(?)と、落書きは同じ。
これを見たときに、時空を越えて、日本から遠く離れたマラケシュで別々の日本人が同じものを見てるなんて、なんだかとってもすごいことだな~と思いました(実際には違うんですが)。同じところに旅行に行ってるんだし、歴史的建造物に至っては数百年とか1000年前の人たちと同じものや景色を見ているわけで、それと比べたらどうってことないことのようですが、身近な人と同じ景色を共有したんだと思ったことで、そのすごさをリアルに感じてしまいました。


さて、お土産物やさんがいっぱいの表通りをはずれ、ちょっとドキドキしながら脇道へ。



表の喧騒とはまったく違う、ひっそりとした路地が続いています。その奥の方では、お母さんたちが井戸端会議をしていました。
でも、私たちの姿を見たとたん、話し声がピタリ。じーっとこちらを見つめています。
その視線を背中に感じながら、私たちはさらに奥のほうへと歩いていきました。


あらっ、か~わいい 子供たちが外に椅子を持ち出して、そこでジュースを飲んでいます。
おままごとみたいな感じかな? 手を振ってみたところ、おずおずと振り返してくれました。

さらに奥に進むと行き止まり。



マラケシュの壁の色に植物の緑と赤が映えて、とっても素敵です

これ以上は先に進めないので、引き返すことにしました。
さっきの兄妹がじっとこちらを見ているので、また手を振りながら通り過ぎようと思いましたが、せっかくなので写真を撮らせてもらおうと思い、近くにいたお母さんにお願いしてみました。
お母さんは、「いいですよ」と快く応じてくれたのですが。。。
これが原因で、この後ちょっとした騒動が起こってしまったのでした

騒動の中身については、また次回ということで。

・・・つづく。


モロッコ編26:カラテさんとマラケシュ観光13

2010-09-10 17:23:37 | おかぴのモロッコ
こんにちは

間に沖縄編が挟まってましたが、モロッコ編を再開します。
モロッコ編も26まで来ていますが、まだマラケシュ観光初日が終わってないんですよね・・・。我ながらのんびりしすぎでしょうか

だから、と言うわけではありませんが、そろそろ、観光初日も終わりです。

バブーシュやグラス、香水瓶などを買ったあとは、タッセルやさんと果物屋さんに寄りつつフナ広場へ。
果物はこの日の夜ご飯です。お昼ご飯を食べ過ぎてお腹がいっぱいだったので、バナナとオレンジくらいでちょうどいいかな~と。

それに私、実はこのとき、風邪でダウン寸前だったのです
だって、前日に乗ったエミレーツがものすご~く寒かったから

特に、関空~ドバイ間が本当に寒くて、日本では長袖のTシャツ1枚でちょうど良いくらいだったのですが、飛行機の中では、その上にかなり薄手のウールのセーターとウインドブレーカーを着てストールを首に巻き、背中にホッカイロのミニを2個貼り、さらに機内で配られるブランケットをすっぽりかぶっていました  まあ、私は人並み以上に寒がりなので、普通の人はウインドブレーカーとストールはいらないかもしれませんが。でも、私と体感気温が10℃は違うと思われる暑がりのYさんが、「寒い」と言ってたくらいだから、本当に寒かったんだと思います。

加えて、カサブランカ~マラケシュ間の電車も冷房が効きすぎており、ここで完全にノドをやられてしまいました。

まあ、日本でかかりつけのお医者さんから、風邪薬を処方してもらって持って行っていたので(市販薬は効かないから持って行かないのです)、マラケシュ観光初日の朝にはだいぶ復活していたのですが、さすがに1日中歩いていたら、だんだん辛くなってきました。

そんな訳で、残念ですが、フナ広場をぶらつくのは翌日に持ち越し。

屋台で、カラテさんオススメの半生っぽいデーツをお土産に買い(しっかり干してあるのと半生タイプがあります)、


これまたフナ広場名物のオレンジジュース屋台でオレンジジュースを飲み、ホテルに帰りました。
もちろん、カラテさんには、美味しい屋台の番号(オレンジジュースは19番、魚のフライは14番、ハリラは123番)をしっかり聞いておきました。




夜のクトゥビアが何ともロマンチックです。





すでに時間は夜8時半。ガイドをしていただく時間が予定より2時間半もオーバーしていましたが、カラテさんは「気にしないでくださいね、構いませんよ」と最後まで快くガイドをしてくれました。
本当に良い方に出会えて良かったです。


カラテさん、次にモロッコに行くときは、砂漠ツアーのガイドをよろしくお願いしますね

・・・つづく。

モロッコ編25:カラテさんとマラケシュ観光12

2010-09-02 10:13:17 | おかぴのモロッコ
次に訪れたのは、薬局?みたいなお店



いろんなスパイスとか、カラフルな何かとか、よく分からないものがたくさん売っています。ここでのお目当ては“アルガンオイル”。
最近、日本でもはやってますよね。
アルガンは、モロッコにしか生育していない樹で、その実(たぶん種の部分)から採れるアルガンオイルは非常に稀少品です。アルガンの産地であるタルーダントという町では、ヤギが木に登ってアルガンの実を食べる姿が見られます。ヤギのなる木、実際に見てみたかったんですよね~  それこそ、ヤギがアルガンの木に鈴なりになるそうですよ

さて、オイルを絞る際には、アルガンの実を一度炒ってから搾る場合と生のまま絞る場合があり、化粧品には生のものを使用するそうです。品質には差があるので値段はそれぞれですが、日本で買うとビックリ するほど高いです(100mlで1万円とか)。
私は基本的に食べる方が興味があるのですが、ナッツのような香ばしい香りと、やや甘さを感じる非常にコクのある旨みがあって、美味しいパンにつけて食べるとお互いを引き立てあって本当に最高です(まずいパンにつけると、アルガンの旨みがパンのまずさを引き立ててしまうので、美味しいパンでないとダメなのです・・・)。



カラテさんが売り子さんに早変わり。



お店の人にお香やハーブの香りをかがせていただいています。
アラブの人たちにとって、お香は非常に重要なものだそうで、どの家庭でも必ず良い香りのお香を焚いているそうです。
特に“乳香”はとっても有名ですよね。
でも私は、実は香水や芳香剤などの香ものが苦手
良い香りだとは思いましたが、ずっと嗅いでいると気持ち悪くなりそうなので、丁重にお断りしました。

そんなこんなで、私はここでアルガンオイル(食べる方)とアルガンクリーム(塗る方)をお買い上げ。
日本で買うよりはだいぶ安いですが、やっぱりモロッコでもそこそこの値段はします。
ちなみに、アルガンオイルの写真はありません。
なぜなら、日本に帰ってから撮ろうと思っていたけど、入れ物からオイルが微妙に漏れており、ラベルが汚くなったので・・・。
日本とは、なんというか、入れ物の蓋の精度が違うので、飛行機での気圧の変化に負けてしまったみたいです(笑)
でも、大量に漏れるわけでもないので、まあ、そこはご愛敬(?)ということで。



■ガラス製品がステキです

私がモロッコでどーーーしても欲しかったのがガラス製品。
薬局(?)からフナ広場に抜ける途中のスークで素敵なグラスなどが目に入り、通りすがりのお店に急遽立ち寄ってしまいました。
モロッコのガラス製品って、どうしてこんなにセンスが良いのでしょう?
あれもこれも欲しくなって、本当に困っちゃいます。


こちらは香水瓶

重厚かつ繊細なデザインで、このクラシカルな感じがなんともたまりません。


カラフルなグラス

この色むらが、手作り感がただよっていて、かえって良いかも。


金属のはまったグラス

これが欲しかったんですよ~
カワイイと思いません
このグラスで飲むチャイは、本当に美味しいです。

・・・つづく。