エイプリルフールを説明するWikiにもチャッカリとエイプリルフール向けの項目が追加されている。
2011年のエイプリルフール
2011年3月11日に発生した2011年東北地方太平洋沖地震を受けて政府は被災者感情を考慮し 、『2011年特定行事自粛特別措置法』(通称:エイプリルフール特措法)を施行し、2011年のエイプリルフールの自粛を求めた。 これによって、2011年は日本国内で嘘を付く事ができなくなったが、この法案には非難の声も多数上がっている。
今日は、エイプリルフール的なネタ・・・
東北地方太平洋沖地震、及び、福島第一原子力発電所での事象を受けて、東電管内では輪番停電が開始された頃に、私が住まう西日本でも節電をして東日本に電力を送ろうと云うムーブメントが彼方此方から関与先の事業所にも寄せられた。私に出来る事・・・ 2011-03-15 21:29:36 | 独り言の過去記事にも書いた通り・・・、少なくとも中国電力管内での節電の成果が東日本を助けるのは・・・発電用燃料の節約の役にしか立たないと書いた。書く以前にも、そう云う要請が関与先の事業所に届く度に、業界として行っている自粛活動への協力として行うが西日本での節電が東日本に及ばない・・・と、一言居士としては黙ってはいなかったのだが・・・。
ここにきて、節電を延長する旨のお達しには、周波数変換変電所の新設も在るので引き続き節電を御願いしたいと、当方のクレームに応える形になって通達された。
実際問題、私の知る限り・・・周波数変換変電所新設の計画は報道されていない。東清水変電所は30万Kwで建設されていて周辺住民の反対で10万Kwでしか運用していないので、ここでの周波数変換を増加させる可能性は在るのだろうが・・・。こんな事態になって、狭い国土で電源周波数が2種類在る事を改善すべしとか、周波数変換変電所を新設すべきだと云う世論になっている。又、原子力のない未来の為に、今後は自然エネルギーでの電力開発に傾注すべきだと云うネット世論が主流になっている。
先ず、周波数変換変電所の新設だが・・・、恐らく・・・、新設はされないと思う。周波数を変換する仕組みは、交流電力を半導体回路で、一旦直流にしてから、再び半導体回路で交流電力に戻すのだろう。又は、サイリスタブリッジ(サイクロコンバータ)で直接交流電力の周波数を変えた交流電力を出力するのか、はたまた機械式の周波数変換器を何段か組み合わせて周波数を変えるのか・・・だろうが、100万Kwの周波数変換変電所の新設をするとなると莫大な量の半導体が必要となるだろうし、そのコストも莫大だろう(1KVAの変換に必要な設備投資を3~6万円として300~600億円か?)。原発1基の10分の1の投資で済むのだろうが、その設備は結局西日本で発電したコストに追加される。素人の私には想像も付かないが、100万Kwの周波数変換を行う半導体を準備し周波数変換変電所を建設するには数年は掛かるだろう。
日経ビジネス・オンライン「計画停電が日本の製造業をさらに弱体化する -周波数の違いを乗り超えて関東に電気を送るには-」をRTして斬新な発想で知られる知恵者としてのホリエモンさんが、西日本の60Hzの電力を売る(西日本の電力会社のコンソーシアムによる)電力会社を関東に作って周波数変換をせずに関東で売れば良いと云うアイディアを出しておられた。民生用の機器の大半は電源周波数が50Hzでも60Hzでも問題なく動くだろうから、電源周波数に依存する需要家は従来通りに東電から買えば良い。こうして、ホリエモンさんの好きそうな自由競争が東電管内でも発生し、時間は掛かっても、電源周波数の統一が果たされていくと云う・・・素晴らしいアイディアだと思う。但し、西日本からの電力供給の方法が、東電管内では東電の既設鉄塔に架設すると云う事だったので・・・現実的では無いのかも?高圧鉄塔を見たら、電力ケーブルと電力ケーブルの間はスカスカに離れているので、その間に別の電力系統の電力ケーブルを引けば良さそうに思えるのだろう。現に都市部での送電電柱を見れば、電線の過密化は目覚ましい。だが、高圧鉄塔の絶縁は空気で行われているので、高圧鉄塔へ別系列の電力ケーブルを追加する事は非常に困難だ。その為には直流高圧送電に切り替えると云う手段も在るのカモ知れないが、素人には判らない。それにしても、東電の窮状を60Hz電力連合で救うと見せ掛けて、牙城に入り込む・・・とは、良いアイディアだろう。
自然エネルギーとしては、太陽光や風力は既に稼働している。原発を作るより太陽光発電だ!と私の知人も息巻いている。我が家も見積もりは取得して貧乏なので見送ったが、4Kwの太陽光発電を家庭で行うと約200万円掛かる。原発1基分100万Kwでは単純に25万軒で単純に5000億円となる。原発1基は3~4000億円らしいので少しの負担増で原子力災害から無縁になれるとなるのだろう。
だが、原発は定期点検を含めた稼働率は70%で24時間営業だが、太陽光発電は・・・天候に左右されるので12%位で日中限定となる。夜の電力需要は考えに入れず太陽光の稼働率を15%と勘案して計算しなおすと・・・117万軒で2兆3350億円となる。私の知人の原発反対派太陽光発電派に聞くと、(過去記事にも書いたが)集約的に大規模な太陽光発電所を整備し、各家庭のパネルも大規模に集約化すれば、4分の1のコスト(金額ベースは判らないそうだが)で収まるのだそうで、原発より少し高い位で充分電力は賄えるのだそうだ。(雨が降ったら計画停電カモ?)
自然エネルギーの代表が太陽光発電と風力発電・・・となっている。勿論、波力発電とか小規模水力とか有望株は沢山あるだろうけど・・・私の一押しは地熱発電だ。地震の多い火山国日本だけあって日本全国に温泉が湧いている。これを活用しない手はないだろう。大分県九重町にキャンプに行った時に見学したが、九重町内には4つの地熱発電所が稼働しているのだそうだ。火山国日本なのだが、地熱発電の総量は原発0.5基分(55万Kw)程度でしかない。主に地熱を自然に噴出する水蒸気の形で取り出してタービンを回しているらしいが、火山性の(毒性のある)硫黄系腐食性のガスと同時に噴出するので機器の寿命が短いらしい。もう少し近代的な方法で・・・マグマ周辺から地熱を取り出せれば、ほぼ無尽蔵のエネルギーを手に入れる事が出来る筈。手塚治虫原作の映画「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」で描かれた未来世界は、人口火山からマグマエネルギーを利用する地熱発電が主流となった世界で・・・、地殻への過度な刺激で地球全体が不安定になっていたケド。地元岡山県の県央部では古くから巨大な液体溜まりが地中深くに存在する事が知られている。数年前から不思議な揺れの地震が続いていて、その解析では巨大な水溜まりかマグマかも知れないと云われている。例えば、ここへ巨大な地熱発電所が作られれば原発数基分の発電も可能かも知れない。
又、温泉地のような蒸気が自然噴出する場所にしか造れないとされていた地熱発電所だが、地下深くの高温岩体に水を送り込み、人為的に蒸気を発生させる強化地熱システム(EGS)等も開発されていて、地中深くであれば、日本中ドコでも地熱発電が可能となるだろう。ソーラーパネルを117万軒の屋根に載せるよりも、各地域にある身近な地熱を活用する方が・・・良いと私は思うのだけれど・・・。
2011年のエイプリルフール
2011年3月11日に発生した2011年東北地方太平洋沖地震を受けて政府は被災者感情を考慮し 、『2011年特定行事自粛特別措置法』(通称:エイプリルフール特措法)を施行し、2011年のエイプリルフールの自粛を求めた。 これによって、2011年は日本国内で嘘を付く事ができなくなったが、この法案には非難の声も多数上がっている。
今日は、エイプリルフール的なネタ・・・
東北地方太平洋沖地震、及び、福島第一原子力発電所での事象を受けて、東電管内では輪番停電が開始された頃に、私が住まう西日本でも節電をして東日本に電力を送ろうと云うムーブメントが彼方此方から関与先の事業所にも寄せられた。私に出来る事・・・ 2011-03-15 21:29:36 | 独り言の過去記事にも書いた通り・・・、少なくとも中国電力管内での節電の成果が東日本を助けるのは・・・発電用燃料の節約の役にしか立たないと書いた。書く以前にも、そう云う要請が関与先の事業所に届く度に、業界として行っている自粛活動への協力として行うが西日本での節電が東日本に及ばない・・・と、一言居士としては黙ってはいなかったのだが・・・。
ここにきて、節電を延長する旨のお達しには、周波数変換変電所の新設も在るので引き続き節電を御願いしたいと、当方のクレームに応える形になって通達された。
実際問題、私の知る限り・・・周波数変換変電所新設の計画は報道されていない。東清水変電所は30万Kwで建設されていて周辺住民の反対で10万Kwでしか運用していないので、ここでの周波数変換を増加させる可能性は在るのだろうが・・・。こんな事態になって、狭い国土で電源周波数が2種類在る事を改善すべしとか、周波数変換変電所を新設すべきだと云う世論になっている。又、原子力のない未来の為に、今後は自然エネルギーでの電力開発に傾注すべきだと云うネット世論が主流になっている。
先ず、周波数変換変電所の新設だが・・・、恐らく・・・、新設はされないと思う。周波数を変換する仕組みは、交流電力を半導体回路で、一旦直流にしてから、再び半導体回路で交流電力に戻すのだろう。又は、サイリスタブリッジ(サイクロコンバータ)で直接交流電力の周波数を変えた交流電力を出力するのか、はたまた機械式の周波数変換器を何段か組み合わせて周波数を変えるのか・・・だろうが、100万Kwの周波数変換変電所の新設をするとなると莫大な量の半導体が必要となるだろうし、そのコストも莫大だろう(1KVAの変換に必要な設備投資を3~6万円として300~600億円か?)。原発1基の10分の1の投資で済むのだろうが、その設備は結局西日本で発電したコストに追加される。素人の私には想像も付かないが、100万Kwの周波数変換を行う半導体を準備し周波数変換変電所を建設するには数年は掛かるだろう。
日経ビジネス・オンライン「計画停電が日本の製造業をさらに弱体化する -周波数の違いを乗り超えて関東に電気を送るには-」をRTして斬新な発想で知られる知恵者としてのホリエモンさんが、西日本の60Hzの電力を売る(西日本の電力会社のコンソーシアムによる)電力会社を関東に作って周波数変換をせずに関東で売れば良いと云うアイディアを出しておられた。民生用の機器の大半は電源周波数が50Hzでも60Hzでも問題なく動くだろうから、電源周波数に依存する需要家は従来通りに東電から買えば良い。こうして、ホリエモンさんの好きそうな自由競争が東電管内でも発生し、時間は掛かっても、電源周波数の統一が果たされていくと云う・・・素晴らしいアイディアだと思う。但し、西日本からの電力供給の方法が、東電管内では東電の既設鉄塔に架設すると云う事だったので・・・現実的では無いのかも?高圧鉄塔を見たら、電力ケーブルと電力ケーブルの間はスカスカに離れているので、その間に別の電力系統の電力ケーブルを引けば良さそうに思えるのだろう。現に都市部での送電電柱を見れば、電線の過密化は目覚ましい。だが、高圧鉄塔の絶縁は空気で行われているので、高圧鉄塔へ別系列の電力ケーブルを追加する事は非常に困難だ。その為には直流高圧送電に切り替えると云う手段も在るのカモ知れないが、素人には判らない。それにしても、東電の窮状を60Hz電力連合で救うと見せ掛けて、牙城に入り込む・・・とは、良いアイディアだろう。
自然エネルギーとしては、太陽光や風力は既に稼働している。原発を作るより太陽光発電だ!と私の知人も息巻いている。我が家も見積もりは取得して貧乏なので見送ったが、4Kwの太陽光発電を家庭で行うと約200万円掛かる。原発1基分100万Kwでは単純に25万軒で単純に5000億円となる。原発1基は3~4000億円らしいので少しの負担増で原子力災害から無縁になれるとなるのだろう。
だが、原発は定期点検を含めた稼働率は70%で24時間営業だが、太陽光発電は・・・天候に左右されるので12%位で日中限定となる。夜の電力需要は考えに入れず太陽光の稼働率を15%と勘案して計算しなおすと・・・117万軒で2兆3350億円となる。私の知人の原発反対派太陽光発電派に聞くと、(過去記事にも書いたが)集約的に大規模な太陽光発電所を整備し、各家庭のパネルも大規模に集約化すれば、4分の1のコスト(金額ベースは判らないそうだが)で収まるのだそうで、原発より少し高い位で充分電力は賄えるのだそうだ。(雨が降ったら計画停電カモ?)
自然エネルギーの代表が太陽光発電と風力発電・・・となっている。勿論、波力発電とか小規模水力とか有望株は沢山あるだろうけど・・・私の一押しは地熱発電だ。地震の多い火山国日本だけあって日本全国に温泉が湧いている。これを活用しない手はないだろう。大分県九重町にキャンプに行った時に見学したが、九重町内には4つの地熱発電所が稼働しているのだそうだ。火山国日本なのだが、地熱発電の総量は原発0.5基分(55万Kw)程度でしかない。主に地熱を自然に噴出する水蒸気の形で取り出してタービンを回しているらしいが、火山性の(毒性のある)硫黄系腐食性のガスと同時に噴出するので機器の寿命が短いらしい。もう少し近代的な方法で・・・マグマ周辺から地熱を取り出せれば、ほぼ無尽蔵のエネルギーを手に入れる事が出来る筈。手塚治虫原作の映画「火の鳥2772 愛のコスモゾーン」で描かれた未来世界は、人口火山からマグマエネルギーを利用する地熱発電が主流となった世界で・・・、地殻への過度な刺激で地球全体が不安定になっていたケド。地元岡山県の県央部では古くから巨大な液体溜まりが地中深くに存在する事が知られている。数年前から不思議な揺れの地震が続いていて、その解析では巨大な水溜まりかマグマかも知れないと云われている。例えば、ここへ巨大な地熱発電所が作られれば原発数基分の発電も可能かも知れない。
又、温泉地のような蒸気が自然噴出する場所にしか造れないとされていた地熱発電所だが、地下深くの高温岩体に水を送り込み、人為的に蒸気を発生させる強化地熱システム(EGS)等も開発されていて、地中深くであれば、日本中ドコでも地熱発電が可能となるだろう。ソーラーパネルを117万軒の屋根に載せるよりも、各地域にある身近な地熱を活用する方が・・・良いと私は思うのだけれど・・・。
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