Tea Party of Japan

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靖國神社春季例大祭

2013-05-18 11:13:22 | 参拝
4月23日になりますが、靖國神社の春季例大祭第二祭に参列しました。




午前10時より始まり、最初に国歌を斉唱。
宮司様の祝詞から、参列者一同による「鎮魂頌」と「靖國神社の歌」の合唱と続き、昇殿参拝まで祭儀が進みました。


昇殿参拝後に境内を散策。

「さくらそう」の奉納展示が行われており、さくらそう会の方々が丁寧に育てた、白・紫・桃色など色とりどりのさくらそうが、とても綺麗で気持ちが和みました。




参集殿向かいの能楽堂では、奉納芸能が行われており、写真は日本舞踊ですが古武道や吹奏楽が奉納されていました。



本殿の裏側に向かうと日本庭園があり、神社横には交通量の多い靖国通りがありますが、静寂に包まれています。


鯉が元気よく泳いでいて、池のほとりにエサの自動販売機も設置されています。
ベンチも設置されているので、お弁当を食べる場所としても良い場所だと思います。


遊就館前には極東国際軍事裁判でインド代表判事を務め、裁判官の中で唯一被告人全員無罪の意見書を提出した、ラダ・ビノード・パール博士の功績を称える顕彰碑があります。

境内には伝書鳩・軍馬・軍用犬の慰霊碑もあり、靖國神社は祖国に殉じられた246万6千余柱の神霊と、常に行動を共にした動物たちも斉しく集まっている場所だと実感しました。

青銅百五十封度陸用加農砲




遊就館前に展示している「青銅百五十封度陸用加農砲」で、案内板に寛永2年に薩摩藩で鋳造、大阪の天保山砲台に据え付けられていたと記されていたので撮影しました。
現在の天保山は公園として整備がされていますが、当時は港を守る要所としてキャノン砲が据え付けられていたのですね。


<遊就館入口>


<海軍カレーサラダ付>

頻繁に靖國神社へ足を運べないもので、どうしても海軍カレーを注文してしまいます。
元々カレーは海外から入ってきて、日本には存在しなかった食べ物。
入ってきた当初は、現在とは全く違うものだと思いますが、先人の方々が日本人の口に合うように創意工夫を重ねて、僅か百数十年で日本を代表する食べ物になったことを考えると、海外から入ってきた文化を吸収して、日本的に変えてしまう包容力って凄いなって思います。

遊就館を拝観して、いわゆる「歴史認識」より「史実」が重要だと思います。
「認識」は各々が持っており、当事者双方意見は別れます。
「史実」の場合は一つしかなく、物事を見る場合フェアーに見る事が出来ます。
近代史においても、現在の教科書では僅か数ページしか教えず、それも事実に基づかない内容も多数あります。

教科書で教える歴史と、教科書では教えられない不都合な真実・・・
自国の史実を知らなければ、その国は永続しません。

現在日本を取り巻く状況は急迫しています。
残念ながら我が国周辺には、「平和を愛する諸国民」は存在しません。
中国の覇権主義による沖縄県の危機、北朝鮮によるミサイル発射や付随する軍事的挑発を繰り返す冒険主義。

その結果、2673年の長い歴史と伝統に基づいた、秩序と安定が脅かされています。
自分の国を守るにも様々な制約に縛られて、相手に良いようにされている状態。
祖国を守るにはどうしたら良いのか・・・
現実から逃避した内容の「こうあるべき論」に執着していても、一向に前に進まないばかりか相手に付け入る隙を与えている事に、気付かなければならないと思います。
現実的に国益を第一に考え行動する政治家を、増やしていくこそが日本を良くしていく方法の一つだと考えます。