Tea Party of Japan

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【沖縄】日本・ウイグル自由のための連帯フォーラム

2013-07-03 22:02:42 | ウイグル
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6月29日に那覇市の自治会館ホールで開催された、日本・ウイグル自由のための連帯フォーラムに参加しました。
会場の自治会館は、最大360人を収容出来るスペースがあり満席の状態でした。

東京・札幌・大阪・名古屋、そして今回最後の開催地である沖縄。
中国共産党がウイグルを「核心的利益」と称して、国を奪い虐殺と民族浄化を行っています。
そして我が国沖縄県の尖閣諸島も核心的利益と位置付けて、中国公船が接続海域や領海を航行している状況。
公然と沖縄独立論まで出てきている状況で、ウイグルと沖縄そして日本と対岸の火事ではありません。





冒頭に6月26日にトルファンでの事件で犠牲になられた方々に対して、会場内全員で黙祷が行われました。
日本とウイグル(東トルキスタン共和国)の国歌斉唱がありました。
国歌斉唱時に東トルキスタン共和国は中国に侵略され、ウイグル人の自治が無い「新疆ウイグル自治区」とされている状況に悲しい気持ちになりました。
ジャーナリストの有本香さんより、日本に入るウイグルの情報は新華社経由で、今回トルファンの事件も実態が不明とのこと。
前衆議院議員の長尾たかしさんからは、ウイグルの惨状を先に知った者の責任として、我々が世論の源泉になって行こうと訴えられました。

トルコより来日された世界ウイグル協会のセイット・トムトルコ副総裁は、2009年7月5日にウルムチで起きた虐殺に関してトルコのエルドアン首相が、ウイグル人が絶滅するとして中国政府を厳しく批判している事を紹介。
トルコ人とウイグル人は民族的に近く、逃れてきたウイグル人の生活が安定するように職に就けたりしています。

ラビア・カーディル総裁による講演。
ウイグル人は歴史的に何度か国家を作り暮らしていた。
1949年に中国人民解放軍が侵入した際に、自治権を与えると約束をしたが実行されていない。
ウイグル人は多くの知識人を失った。
1950年代後半からは、地上・地下資源を奪おうとしている。
これまでに120万人が殺戮され、宗教・言葉・文化を失わそうとしており、2003年からはウイグル語の使用が禁止されている。
一つの家族から14歳から24歳の女性を就職させる名目で連行されており、現在のところ24万人が連行されている。
「テロとの戦い」を名目にウイグルを弾圧。ウイグル語を喋ったり書いたりするだけで逮捕される。
漢民族を100万単位で入植させてきており、逆にウイグル人は連行されていく。
海外では催涙ガスや放水でデモ隊を鎮圧するが、中国は軍・警察が武力を使う。2009年7月5日のウルムチでのデモは夕方9時から翌朝7時まで銃声が止まず、デモ隊は全員射殺か行方不明となっている。
デモ後に家宅捜索を受けた人物が行方不明。
東トルキスタンの刑務所では、政治犯の名目で4万人が収容されている。
裁判前に激しい拷問を受け、死亡するか耐え切れなく調書にサインして処刑される。
ウイグル内ではWEBサイトの監視も厳しく、サイトの管理人が懲役15年の刑を受けたり、アクセスした人物も取締りを受ける。
自由にモスクに行けず、自由に宗教を学ぶことさえ出来ない。
現在ウイグル人に開かれている扉は、唯一刑務所へのドアである。
ウイグルの文化にない性風俗を持ち込まれ、性病がばら撒かれている状態。
ウイグルには13万人もの特殊部隊が投入されており、個々の判断で射殺する特権がある。
沖縄に来た目的は、皆さんに目を覚まして欲しいとの願いから。沖縄という所は戦略的に大切なところ。
アジアの中で唯一、助ける事が出来る国は皆様で日本です。
私達は皆様日本から支援が無ければ、世界から支援を得られない。
アメリカは3回にわたって声明文を発表しています。ここ3日間で2回発表しています。いま中国政府がウイグル人に行っている抑圧弾圧を即時にやめることです。起きている事件を公平に解決し亡くなった方たちを公開することを要求しています。アメリカは私達の問題を考えてくれているんだと希望を持っています。ドイツも中国に対して弾圧に対する同じ声明を出しています。ヨーロッパ議会も声明を準備しています。
私は日本政府が勝手に殺される、勝手に弾圧される状況を容認しない非難する声明を出すことを期待しています。

ラビア総裁の講演後に有本香さんが、「冒頭に長尾先生の方から、次回は是非東京の講演で登壇された国会議員12名の方々に一汗かいていただき、壇上で勇ましい事を仰るだけじゃなく仕事をしていただき、ラビア総裁を国会にお招きしてお話をしていただく。これが終了したら私と長尾先生で改めてお願いに上がる」「日本政府が今の事態に全然何も言っていない。安倍総理は以前からこの問題に最も熱心に取り組んだ方の一人なので、是非今の安倍内閣でこの問題に対して、せめて「憂慮する」と中国側へ伝えて頂きたい」「このフォーラム、特に沖縄でのフォーラムに出席された方々の総意であると伝えても良いですか」と仰り、会場は満場一致の拍手。

ラビア総裁の言葉一つ一つを伺い、中国の弾圧によりウイグル人として生きる事を閉ざされている状況を目の当たりにして、悲惨な状況を知った責務として他の知らない人達にも伝え、中国の人権弾圧と大虐殺は許さない世論を高めていき、モノを言える政府にしていかなければと思いました。
沖縄県においては独立論なるものが出て、一部の国会議員が同調する動きがあります。
中国が「核心的利益」と称して侵入したウイグルやチベット、「解放」という名のもとに独自の文化と伝統の破壊と民族浄化が行われています。
尖閣諸島も核心的利益と位置付けられて、連日のように中国公船が接続水域や領海を我が物顔で航行しています。
真の目的は第一列島線を突破して、中国海軍が太平洋へ進出することです。
沖縄独立論が現実となったとき、沖縄はウイグルやチベット等のように日本人として生きる事も出来なくなり、取り返しのつかない状態となります。

私達国民一人一人が対岸の火事では無い事を認識して、一日も早いウイグルやチベット等の自由を求める世論を形成する。
解決へ向けて積極的に取組む政治家(党派を問わず)を応援して増やし、政治レベルで動けるようにしていけば良い結果が出ると考えます。
Tea Party Of JAPANのメンバーも、ウイグルやチベット等の問題解決に積極的な政治家(党派問わず)を支持し応援します。

今回の連帯フォーラムに際して、企画運営された実行委員会の皆様・各地で会場内のボランティアをされた皆様、ウイグルの惨状を知る機会を与えて頂きありがとうございました。

ウイグルに自由を!Free Uyghur!

会場で放映された動画です。
2/3【イリハム・マハムティ】東トルキスタンの歴史と中共の弾圧[H21/7/8]







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