平和と人権、環境 資料 PT.1 アーカイブ

旧ブログ人で掲載された記事のアーカイブです。

12月14日 1000回水曜デモが ソウル日本大使館前で行われました。

2011-12-17 00:11:30 | 人権

12月14日 ソウルの水曜デモに連帯して、世界各地で慰安婦問題の解決を求める闘いが行われました。

1000回を迎えた水曜デモがソウルの日本大使館前で行われました。 警察が警備車両を並べて封鎖する中、 ソウル日本大使館前には数千の市民、とりわけ高校生などの若者が集まりました。司会はモダンヨンピョル共同代表クォン・ヘヒョさん。(冬のソナタなどのドラマに出演する俳優)

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   会場で配られた集会資料          集会宣言

「siryou1214.pdf」をダウンロード

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???(挺対協)21  「teitaikyo.pdf」をダウンロード (モノクロ)

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少女の像の隣に座るハルモニ

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翌日の現地紙の報道

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日本からは1000人のキルトが送られました

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東京では1,3 00名で外務省を包囲

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関連記事: 

YouTubeなどの映像 ②海外メディア報道 韓国KBSなど ★1214 1000回を迎えた日本大使館前の水曜デモ 韓国KBS News9より
http://teyata.blog.ocn.ne.jp/blog/kbs.html 

「今・川崎では」  http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20111005
10月1日 川崎から日本軍「慰安婦」問題の解決を求める市民の会がアピール
川崎市議会で「慰安婦」問題解決の意見書採択を!

2010年11月25日 慰安婦問題の解決を求める国会前行動
http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20110326

写真はフォトページ: ソウル日本大使館前 第1000回水曜デモ
http://toyata.blog.ocn.ne.jp/photos/1000/index.html をご覧下さい。

12月14日 1000回水曜デモ ソウル日本大使館前
http://youtu.be/xhAYwVZP1TE

12月13日 水曜デモ前日のソウル日本大使館前
http://youtu.be/t7QwJG_OoMM

恒例の過去カードと揶揄、日本政府は「人道支援」とすりかえ

Sankei12192

12月19日の産経の記事

李大統領大坂での「民団」との会合で慰安婦問題の解決を要求と報道

Sankei1218

12月18日の産経の記事

すべての抗議や異議を「反日」行動として攻撃、排除の論調を強め、排外主義を煽る

12151

12月15日の産経の記事


12月11日 あれから9ヶ月 都内と神奈川で脱原発のアクションが行われました。

2011-12-12 15:10:01 | 原発

夜は横浜市開港記念会館で

12.11さよなら原発神奈川主催の「企業からの脱原発」の講演会

城南信用金庫吉原理事長をお呼びして行われました。ゲストに藤波心さん、県内の市民の脱原発の取り組みの発表も行われました。

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当日の午後に行われたイベント

Youtube: 12.11 さよなら原発神奈川
http://youtu.be/Js5EaphlHZ4

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城南信用金庫吉原理事長の講演

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6月29日の朝日新聞

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藤波心さんのスピーチ

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脱原発の取り組みを発表する市民 川崎からも「脱原発かわさき市民」などが

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吉原さんと心さん

横浜市民放送局ネットーク・プロジェクト 橋本康二さん提供のビデオ

さよなら原発12.11神奈川 吉原毅さん&藤波心さん
http://youtu.be/VI12q3m3czs

さよなら原発12.11神奈川 かながわ市民と働く人の取り組みの報告
http://youtu.be/qb_J3-Bj_3Y

「全国から電力会社・経産省を包囲しよう!再稼働反対 12・11デモ」

午後1時、約1,500名の市民が日比谷公園に集まり、集会を開いた後。午後2時から全原発廃棄を訴え、東電→九州電→四国電→北海道電→中国電→東北電→東電→中部電→関西電の本社・支社と経産省を回るデモを行いました。

デモ出発前の 「脱原発かわさき市民」

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東電前での映像 「2011_1211demo.wmv」をダウンロード

「2011_1211demo.mp4」をダウンロード  ipod

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写真はフォトページ: 12月11日 あれから9ヶ月 都内と神奈川で脱原発のアクションが行われました。
http://toyata.blog.ocn.ne.jp/photos/1211/index.html をご覧下さい。


「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」12・10集会

2011-12-10 23:49:32 | 原発

経済評論家の内橋克人さん、作家の大江健三郎さんらの呼びかけで、脱原発を求める「がんばろう!さようなら原発1000万人署名」12・10集会が5,500名の参加者で日比谷公園で行われました。 呼びかけ人の一人、鎌田慧さんは「速やかに危ない原発を停止させ、廃炉にするための署名活動。原発に賛成する政治家を落選させ、平和な社会にしましょう」と呼びかけた。
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司会の神田香織さん

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あいさつする鎌田慧さん

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あいさつする大江健三郎さん

ビデオ: 神田香織さん、鎌田慧さん、大江健三郎さんのあいさつダイジェスト

「2011_1210_12.10sayonara.wmv」をダウンロード

「2011_1210_12.10sayonara.mp4」をダウンロード

集会後東電前、銀座、東京駅前のコースでデモ

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日比谷公園を出て東電前に向かう「脱原発かわさき市民」のみなさん


2011 1203 朝鮮学校に教育保障を! 12.3全国集会

2011-12-04 02:52:32 | 人権

もう待てない「高校無償化」

主催:「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会

共催:フォーラム平和・人権・環境

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12月3日 大田区民ホール・アプリコ大ホールで、高校無償化から朝鮮学校の排除に反対する集会が行われ1,400名が参加、韓国からはモダンヨンピョル共同代表クォン・ヘヒョさん(冬のソナタなどのドラマに出演する俳優)、ウリナラバンド(ハン・ソニさん、パク・イルギョさん)が参加されました。

挨拶をする朝鮮高校生

朝鮮高校生徒の訴え  「seito.mp3」をダウンロード

保護者代表の訴え  「hogosha.mp3」をダウンロード

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拶をするクォン・ヘヒョさん

クォン・ヘヒョ (権海孝)さんの挨拶 「kwon_haehyo.mp3」をダウンロード

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Youtube:   http://youtu.be/q3b1RKLZegE

このビデオはクォン・ヘヒョさんのあいさつ、ウリナラバンドの歌、ウリナラバンド+クォン・ヘヒョさんの歌イムジンガン、最後に全員で歌ったアチミスル(朝露)などを収録しています。

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この間の「産経」の「朝鮮学校叩き」の大キャンペーン記事は            ウエブページ「朝鮮高校無償化審査の妨害と補助金打ち切ち切りを狙う大キャンペーン」  http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20111127 をご覧下さい。

  毎度の事ながら蒲田駅頭では排外主義集団「在特会」の面々が「日章旗」を振り集会への反対行動をしていました。 こんなチラシを配っていましたが、その内容たるや‥‥

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この顔にカチン!ときたら何らかの行動を起こしましょう

打倒反日政権
朝鮮学校無償化断固阻止
拉致被害者即時救出
朝鮮総連・朝鮮学校解体

朝鮮総連傘下のスパイ養成学校である朝鮮学校を無償化してはいけません。文部科学省に朝鮮学校無償化の議論をさせる反日内閣は一日でも早く打倒しなければなりません。皆さん、行動を起こしましょう。なお、我々は朝鮮学校の無償化のみに反対しているのではありません。公立学校であっても、国旗を掲揚せず、国歌君が代を歌わず、位致事件に加担し、反日教育に明け暮れてきた日教組・全教の教職員が一人でもいるような学校からは無償化の対象から外し、正規の授業料をキッチリ徴収すべきと考えております。教育の自由は認められるべきです。その代わり自分の金でやれということです。京都の朝鮮学校もまた然り。学校にグラウンドがなくて可哀想という奴は自分達の土地を提供し、グラウンドとして使わせてあげれば良いだけのことです。朝鮮学校の無償化外しが人権侵害だと言っている諸君、そういうことは横田めぐみさんの教育を受ける確利を保障してから言いなさい。そして、拉致被害者を返しなさい。

今こそ創造的破壊を

拉致事件等の犯罪行為をこれまでずっと行ってきた朝鮮総連?朝鮮学校は一旦解体すべきです。犯罪者を一掃し、クリーンになったところでもう一度出直すべきだと思います。何か間違ったことを言っておりますか?

間違ったことをいっているのが判らないようですね、下の共同声明と集会決議を読んで勉強してください。

共同声明

東北大震災で被災した朝鮮学校を支援する韓国の市民団体モンダンヨンピルと「高
校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会は、日本政府や地方自治体など行政
による朝鮮学校差別をこれ以上許さないという共通理念のもとに、2011年9月24日、
東京で合同会議を持った。
 
昨年度から始まった「高校無償化」は、日本にあるすべての高校、専修学校、外国
人学校に差別なく適用されるという画期的なものであった。しかし残念ながら法律が
施行された昨年4月から、朝鮮学校だけを排除するという状態が続いてきた。一年を
遥かに超えた今年8月、菅直人前首相が自ら行なった朝鮮学校に対する高校無償化適
用審査手続き「凍結」を「解除する」と指示したことによって、審査手続きが再開さ
れ「高校無償化」の朝鮮学校適用に向けて、やっと動き出すことになった。
 
1年半にわたって朝鮮学校だけを排除してきた日本政府の対応は、一方で東京都を
はじめとする一部の自治体がこれまで出してきた補助金を止めるといった事態を誘発
している。
 
日本政府や地方自治体は、すべての子どもの学ぶ権利と民族的アイデンティティを
保障した国際人権規約、子どもの権利条約そして人種差別撤廃条約を遵守し、植民地
時代に奪われた民族'性の回復を積極的に保障するという責務を果たさなければならな
い立場にある。
 
民族教育の保障は外交や政治に左右されてはならない基本的人権の問題であり、子
どもを外交や政争の具にするかのような対一応は、断じて許されることではない。
 
朝鮮学校で育つ子どもたちは、日本と朝鮮半島の架け橋となり、東北アジアの平和
に貢献しうる存在である。
 
私たちは、このような認識のもと、さしあたり次のことを強く訴える。
1.再開された「高校無償化」審査手続きを迅速に進め、一日も早く、2010年度に
遡って就学支援金を支給すること。
2.東京都をはじめとする一部の自治体は、従来の補助金を不支給とした措置を直ち
に撤回すること。

2011年9月24日・東京
モンダンヨンピル(ちびた鉛筆)
「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会

朝鮮学校に教育保障を! 12.3全国集会決議

朝鮮高校に「高校無償化」即時適用を
2011年8月29日、菅直人前首相は「凍結」されていた「高校無償化」の朝鮮学校
への適用手続きを「再開」するよう指示しました。しかし〈その『手続き」の内容は不透
明なもので、3カ月以上たっても終わる兆しが見られません。そもそも「凍結」と呼ばれ
る措置は、「高校無償化」について定めたいかなる法令にも基づかない異常な措置であり、
「法の下の平等」を踏みにじるものです。
 
そもそも制度発足の当初から、朝鮮学校にも「高校無償化jを適用すべきでした。朝鮮
学校を狙い撃ちにして排除することは、差別以外のなにものでもありません。文部科学省
が設置した検討会議の報告書には、「高校無償化」を適用するかどうかは「外交上の配慮な
どにより判断すべきものではなく、教育上の観点から客観的に判断すべきものであるとい
うことが法案審議の過程で明らかにされた政府の統一見解である」と明記されています。
そのような国会での審議を経て、「高校無償化」の法律は成立したのです。また、教育内容
への不当な介入は、許されるものではありません。即時に、「高校無償化」を朝鮮高級学校
に適用すること、そして2010年度分の就学支援金についても遡って支給することを日
本政府に要求します。

国境を越えた連帯を
2011年9月24日、韓国の市民団体「モンダンヨンピル」と「高校無償化」からの
朝鮮学校排除に反対する連絡会は、東京において共同声明を発表しました。共同声明は、
「民族教育の保障は外交や政治に左右されてはならない基本的人権の問題であり、子ども
を外交や政争の具にするかのような対応は、断じて許されることではない。朝鮮学校で育
つ子どもたちは、日本と朝鮮半島の架け橋となり、東北アジアの平和に貢献しうる存在で
ある。」という立場から、「高校無償化」の適用と、地方自治体の補助金支給継続を訴える
ものです。わたしたちは、この共同声明を第一歩として、国境を越えた連帯を目指します。

差別の歴史を断ち切り、人権の保障を!
日本政府はこれまで、植民地支配の責任を省みることもなく、在日朝鮮人の民族教育を
否定してきました。本来、「高校無償化」制度の外国人学校への適用は、そのような負の歴
史を断ち切るための第一歩とすべきでした。
 
朝鮮学校は、義務教育段階を含めた学校教育を担っているにもかかわらず、法律上「各
種学校」とされ、国からの公的な助成は一切ありません。それどころか、学校への寄付金
に対する税制上の差別すらあります。これらの差別については、日本弁護士連合会や国連
の委員会などから、繰り返し是正勧告が出されています。わたしたちは、朝鮮学校をはじ
めとする民族学校。インターナショナルスクールに対する差別的な処遇を改め、日本に暮
らすすべての子どもに学ぶ権利を保障することを求めます。

2011年12月3日
朝鮮学校に教育保障を! 12.3全国集会 参加者一同

関連記事

2011年4月3日南武朝鮮初級学校「入学おめでとう応援隊」
http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20110403
朝鮮学校「無償化」を求める闘い
http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20110402
2010年11月25日 慰安婦問題の解決を求める国会前行動
http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20110326


市民が東芝川崎の実験用原子炉の再稼動に抗議、

2011-12-01 15:55:37 | 原発

11月28日 川崎市浮島の東芝実験用原子炉が運転再開、

市民が東芝原子力技術研究所で抗議行動。

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東芝、市民とは話し合わない

11月28日に臨界実験装置が3月11日以降はじめて実験再開された事に対して、急遽28日に猪股川崎市議、脱原発かわさき市民などが呼びかけ、30日午後東芝に抗議行動を行いました。28日の呼びかけで脱原発かわさき市民や、ツイッターなどの呼びかけで来られた川崎や横浜の市民の方々をあわせ20数名のみなさんが参加されました。

残念ながら、東芝は前もっての申し入れにもかかわらず、なんらの返答も無く、市民とは話し合わないなどとかたくなな姿勢を崩さず、最後は責任者全員が雲隠れ、抗議文の受け取りすら拒否という暴挙に出ました。

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暴力団や街宣右翼の来襲じゃあるまいし、市民の訪問に対してものものしい警備

正門では10名くらいの警備員が入口を固め入場を阻み、総務部の責任者や所長らは雲隠れ。抗議書を門内の受付に手渡そうとするが、警備員が妨害、 猪俣さんは、ハンドマイクで抗議書を読み上げ、入口の東芝の看板に抗議書を張り付ける。 

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これに対し警備員ははがすように要求、 最後は抗議書をはがして総務部に電話をし電話口で読み上げ、内容証明で送りつけることを宣言し、抗議のシュプレヒコールをして抗議行動を終えました。

◆ 詳しいレポートは 崔勝久さんのブログ オクロス「東芝に抗議に行きました」
http://www.oklos-che.com/2011/11/blog-post_30.html をご覧下さい。

写真はフォトページ: 「1130 東芝原子力技術研究所への抗議行動」
http://toyata.blog.ocn.ne.jp/photos/1130_/index.html をご覧下さい。

◆ 読売新聞、東京新聞、神奈川新聞の取材があり本日(12/1)の朝刊では各紙で報道されています。

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読売新聞12月1日記事

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神奈川新聞12月1日記事

12月1日 神奈川新聞
実験炉再稼働に抗議、川崎市民ら約20人が東芝工場訪れる

東芝(東京都港区)の原子力施設「東芝原子力技術研究所」(川崎市川崎区)が実験用原子炉を再稼働させたことを受け、市民有志約20人が30日、同研究所のある東芝浜川崎工場前で抗議活動を行った。市民らは抗議文の受け取りを迫ったが、東芝側は拒否した。

市や東芝によると、実験炉は臨界実験を行うもので1963年に稼働開始。最大熱出力は200ワット。東日本大震災後は停止していたが、定期検査が終了したことから、同社は市に対して運転再開を報告し、11月28日に再稼働させた。

抗議活動を行ったのは、市民団体「脱原発かわさき市民」のメンバーを中心とする川崎や横浜の市民ら。抗議文では、東京電力福島第1原発事故が収束していない中での再稼働に疑問を投げ掛けるとともに、市民への情報開示が不十分などと批判。ただちに廃炉とすることを要望した。

同工場正門前で、市民らは「原発やめろ」などと書かれたプラカードを掲示。警備員に工場内への立ち入りと抗議文の受け取りを拒否されたため、その場で文書を読み上げ、後日郵送することを決めた。同社広報室は、受け取らなかった理由を「しかるべき立場の者が不在だったため。郵送されるのであれば、内容を精査し適切に対応していく」と説明した。

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東京新聞12月1日記事

12月1日 東京新聞より
実験炉再稼働に抗議 市民20人、東芝研究所前で

東芝が原子力研究施設「東芝原子力技術研究所」の実験用原子炉を再稼働したことに対し、川崎市川崎区の同研究所前で三十日、市民約二十人が抗議活動を行った。研究所前では十一月二十八日にも、労働者団体などが再稼働に反対するデモを行っている。

今回の抗議活動に参加したのは、市議の猪股美恵氏(無所属)とその支持者のほか、脱原発を求める市民グループ「脱原発かわさき市民」のメンバーら。「東芝は実験をやめろ」「自然エネルギーへの転換を」などと書かれたプラカードを掲げて、同研究所がある同社の浜川崎工場前に集合。猪股氏は「福島第一原発の原子炉は東芝が建設した。事故責任を明確にしないままなぜ再稼働するのか」などと訴えた。一行は、実験炉を廃炉にすることなどを求めた抗議文を同研究所に届けようとしたが「担当者が不在」として拒まれた。

同研究所は二十八日、東日本大震災以来初めて運転し、同日中に再停止した。

東芝の実験炉につては、ウエブページ: 「今・川崎では」
http://blog.goo.ne.jp/toyataan/d/20111005  「川崎の研究用原子炉、大丈夫? 市民、隠せぬ不安」をご覧下さい

◆ 当日のその模様はIWJ神奈川2で実況中継されました。 
録画は 「IWJ KANAGAWA2 2011/11/30 13:55」
http://www.ustream.tv/recorded/18832326 でご覧になれます。

Youtube: 11月30日 「市民が川崎の東芝原子力技術研究所に抗議」
http://www.youtube.com/watch?v=89GDz-uOQX0

抗議文の内容

株式会社東芝 原子力技術研究所
所長 市川 長佳 様

2011年11月30日
川崎市議会議員
猪股 美恵
 
抗議文

「東芝原子力技術研究所の実験用原子炉」の再稼働を直ちに停止し、廃炉にせよ!

[3月4日に運転を停止した東芝原子力技術研究所の実験用原子炉が11月28
日にも再稼働]の新聞報道を読み、私達はまたもや怒りを感じました。
 何故、今、再稼働する必要があるのでしょうか。
 いまだ東芝が製造した福島第一原発の収束の見通しは立たず、その被害は福
島、全国、世界に拡散しています。
 事故により多くの自然は破壊され、人間も身体と精神を傷つけられました。
 回復のめどは全然たっていません。
 今日、世界はもとより、日本に住む多くの人々は、原子力に依存する社会か
らの脱却を強く望んでいます。
 私達は以下の理由から再稼働に反対し、直ちに廃炉とすることを強く要求し
ます。

1.東芝原子力技術研究所の実験炉がどのようなものか、何をしようとするのか、
     どこにも情報が開示されていません。
2.商業用原子炉の寿命は30年とされているなか、48年も経過した原子炉の安
     全性は全く無いと言えます。
3.最大出力が200Wという小さな炉であっても、また他の研究所などからの依
     頼などの理由や事情があれ、原子炉を稼動させるためには核燃料を備蓄しな
     ければならず、核廃棄物や核分裂生成物が生まれます。
4.立地場所は川崎臨海工業地帯で、対岸は羽田空港です。このため原子炉が事
     故を起さなくても、何らかの事故に巻き込まれる恐れも考えられます。原子
     炉による事故はこれ以上起こしてはなりません。
5.耐震は商業用の炉と同じと言いますが、これまでの耐震設計は見直されなけ
     ればならないのです。予想される東京湾を震源とする大地震が起きたらどう
     なるのでしょうか? 東京湾に面した研究炉を津波は襲わないと考えられ
     ているのでしょうか?
6.航空機事故は稼働してから現在までなかったからといって、今後もそうであ
     るということは決してありません。
7.貴社は事故を起した福島第一原発の製造メーカとしての責任を何ら取るこ
     となく、また事故の総括をすることもなく、原発を推進し、原発を他国に売
     ろうとしています。こうした方針の上での実験炉再稼働は、危険な原発を世
     界にばらまき、人権を損なうものでしかないのです。

核と人類は共存できません。もう、これ以上の原子力災害は必要ありません。

東芝の対応が良くわかります

(1)東芝側と猪股さんが電話でやりとりした内容

猪股さんは、10月29日、東芝側に抗議に行く、所長と合いたいと電話で通告。
東芝は30日の朝に返答すると答えました。
以下は、10月30日の午前中に東芝側と猪股さんが電話でやりとりした内容を含めた猪股さんの報告です。

9:30に東芝浜工場、総務担当 桜井氏より控室に電話があった。
桜「当社(東芝)としては、個別市民との話し合いはやらない方針です」
いの「個別というのは、1人のことですか。20人ならいいのですか」
桜「個別の定義はありません」
いの「東芝にそのような方針があるのなら、文書で示してください」
桜「川崎市からの申し入れもあり、できるだけHPで情報公開するよう検討します」
いの「11月28日再稼働して以降、止めたのですか」
桜「夜は稼働しないので、停止しています。今週中は稼働します」
いの「毎日、臨界まで能力をあげて、止めることを繰り返しているのですか」
桜「そうです」
いの「桜さんの上司は誰ですか」
桜「こせがわ課長です」
いの「課長か所長から、責任ある回答をを文書でください」
桜「情報公開にむけて努力します」
いの「私も議員として仕事を伺っていますので、責任ある回答でなければダメです」
桜「相談して電話します」

この会話が2時間続いた。最後に「今日2時にお会いしに伺います」と言って、電話をきる。

14:00 東芝浜工場門前。10人ほどのガードマンによる阻止。
電話で猪股が20人余の市民とともに会いに来たことを伝えた。

東芝「桜井はどこにいるか分かりません」
いの「行方不明ですか」
東芝「そういう訳ではありませんが、どこにいるか分かりません」
いの「課長さん、こせがわさんはおられますか」
東芝「課長もどこにいるか分かりません」
いの「所長はおられますか」
東芝「所長はここではなく、遠いところにいますので」
いの「連絡とってください」
東芝「連絡とれません」
いの「東芝は、日常的に責任者不在、あるいは責任者に連絡がとれない状況があるということですね」
東芝「そういう訳ではありません」
いの「危機管理に問題があると理解しました」
東芝「探してみますから、時間ください」

探しているあいだに、携えていった抗議文を読み上げた。再度電話したが、連絡がとれないとのこと。
門内の受付に抗議文を届けに行こうとしたが、ガードマンに阻止される。
抗議文を東芝門標に張り付けた。
東芝「器物破損にあたる。撤去してください」
抗議文を電話で読み上げるが、途中で切られる。
再度電話し、続きは内容証明で送ると言い置いた。

(2)鶴見区のAさんのメールを転載します:

本日(11月28日)午後東芝本社の総合案内に電話かけたところ、原子力事業部の部課長級の方が対応し、約30分ほど話しました。以下、やりとりの簡単なまとめです。1回目は4時ごろでその時は担当者がいない、また電話をとの対応。5時頃再度電話したところ、つながりました。

東芝の原子炉稼働は新たな原子力事業の開発のためのものだと思います。報道されているように、あのスリーマイル事故で30年間新規原子炉建設をしなかった米国の新たな原発建設に東芝が参入します。
以下、夕方東芝原子力事業部のかたとのやりとりです。

「福島は収束、原子力開発は進める」「国内で原発ができない以上輸出は企業として当然」・・・唖然。
A=私、T=東芝
①川崎市にある実験炉を稼働させるというがどういうことか。
対応者の名前を聞いたところ―ツイッタ―とかで個人名をだされるのは困るので、個人名は出していない。
A:どういう名称の部署か。
T:原子力事業部。本社にある。
A:役職は。部長とか課長のクラスか。
T:そうです。
A:実験炉稼働をなぜ今するのか。福島第1原発が収束もしていない。
T:我々のは原発ではない。研究用の実験炉。従来は川崎市に報告だけしていたが、今回は事故の件もあり、川崎市の方から、プレスリリースすると話があった。それにしたがったまで。今までも報告はしていたが、こういうような対応はなかった。稼働するといっても、使うときに動かし、終わればとめておく。いつも動いているわけではない。実験炉なので、200Wくらい。通常は0.5wくらい。核反応は起こすが、臨界はしない。熱も出ない。電気が切れれば止まる。文科省の管轄で、検査も済んでいて安全は確保されている。
市民から問い合わせがあればこういうように説明させていただく。従来、川崎市役所の方、市議の方も見に来ている。3.11以降も見に来られた。
A:実験というのは原発開発のためなのではないか。
T:それもふくめて以前から計画されたもの。開発のためだ。
A:いま福島が収束していない中で原発開発のための実験炉を動かすのは、市民のコンセンサスを得られるものではない。
T:収束してない?すでに政府はIAEAにSTEP2まで来たという報告書をあげている。温度も下がっている。
A:収束なんてしてないでしょう。原因究明もされていない。炉の中がどうなっているかもわからないし、第一近づけない。毎日何億ベクレルもの放射性物質が放出されている。これで収束しているのか。冷温停止とは閉じられた状態で言うこと。
T:・・・。冷温停止という考えはいまはしない。温度は測れているし、掌握している。放射能の状況は東電さんの問題。市民の方が不安を持たれているというのは承知している。しかし、開発までするなということではない。
A:収束も冷温停止もしない中で原子力開発そのものを進めるのはおかしい。中がどうなっているかは誰も分からない。

②米国の原発新設の機材を受注はいまの状況でなぜ行うのか。
A:そういう中でアメリカの新規原発開発に参入するのは問題だとおもう。
T:原発そのものを受注したのではなく、発電機の方、復水機を納入する。アメリカは安全と言っている。
A:日本国内ではもう原発は作れないから海外へ、というのはおかしい。危険なものを輸出するべきではない。
T:国内で作れないのだから海外というのは当然。アメリカは安全と言っている。
A:今までは安全と言っておいて、あれだけの事故を起こした。いま、原発をやめようという動きも政府の中にもある。それなのに推進していくのは許せない。廃棄物の処理はできない状況ではないか。
T:いやそれはちがう。最終処理はできるが、場所が決まっていないだけだ。
A:それもあるが、核廃棄物は処理方法が決まっていない。何万年も危険物を保管しなくてはならない。
T:場所の問題だ。

要は
・原子力開発のための実験炉再開は企業として当然の権利だ。
・政府がIAEAに報告書を出し、福島はすでに収束している。原発推進は企業として当然。
・原発は安全。
・日本国内で作れない以上、企業として海外で作るのは当然のこと。

あらためて、グローバル資本・大企業が儲けのためなら何でもあり、子どもたちや市民の健康など全く考えてないことを身をもって感じることができました。対応した人は、ある意味自信満々でいろいろと詳しく説明をしてきました。しかし、原子力は安全、福島は収束、問題になっている放射能問題は東電の問題、東芝とは関係ないという対応です。
ぜひ、抗議の声を上げて行くべきです。なお、この実験炉は川崎市川崎区にありますが、これを所轄する研究部署は横浜市磯子区にあると言っていました。

私が電話したのは 03-3457-4511 本社総合案内
ここに要件をいえば、原子力事業部につないでくれました。

(3) 約1週間後、東芝から「抗議文を受領した」との文書が

11月30日には雲隠れして門前払いをした東芝が12月6日付で原子力技術研究所所長名で抗議文を受領したとの文書を猪股市議に送付してきました。

その中で、東京電力福島第一原子力発電所における事故の一日も早い安定化と収束に寄与すべく、国や東京電力殿とも協力して今後とも最大限の努力を行っていく。 当該発電所の周辺における除染についても、効果的な除染方法の開発等に努力を傾注している。 NCAは、原子炉の安全性向上のための研究や炉心監視技術の開発に利用するものである。云々

その概要等について情報を開示するということで添付資料を添付してきました。

参考資料: 東芝臨界実験装置NCAについて 「nca.doc」をダウンロード

東芝は出力が小さいことを強調していますが、津波や川崎臨海部にあるという危険性については一切言及していません。なにより、福島原発事故の製造メーカーとしての責任をとらず、臆面もなく原発を推進し、 海外輸出を進めようとする態度は決して許されるものではありません。