平和と人権、環境 資料 PT.1 アーカイブ

旧ブログ人で掲載された記事のアーカイブです。

オスプレイ配備阻止! 9月9日の沖縄県民大会に連帯した闘い。

2012-08-27 00:50:30 | 平和

オスプレイ関連、9月9日の県民大会記事は

米軍再編と、自衛隊の配備強化が進む沖縄、オスプレイ配備を許すな。③
http://teyata.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/08/post_5d3d.html   
をご覧下さい!

9月9日 沖縄県民大会と同時アクション一万人が「国会包囲」

9月9日沖縄県民大会と同時アクション 「国会包囲」
http://youtu.be/RAd7xEhy0Ok

頂きもののダイジェストビデオです。

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動画ダウンロード

「2012_09092.wmv」をダウンロード

「09092.mp4」をダウンロード   ipod

続々と国会正門前へ

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「沖縄を沖縄に返せ」を歌い踊る

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正門前

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高橋哲哉さん

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シュプレヒコール

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国会を包囲

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同時アクション 「国会包囲」を報じる「琉球新報」・「沖縄タイムス」

9月10日 沖縄タイムス
オスプレイ:1万人抗議 国会囲む       

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オスプレイ配備阻止を訴え、国会を「人間の鎖」で包囲する抗議行動の参加者ら=9日、国会正門前

国会周辺では9日、1万人(主催者発表)が参加して大規模な抗議行動が行われた。「オスプレイやめろ」と怒りの声を響かせた。正午すぎ、参加者が手をつなぎ、人間の鎖で国会周囲約1・5キロを包囲した。

県民大会の統一カラーの赤色のTシャツなどを着た参加者が目立ち、「オスプレイはいらない」「沖縄を犠牲にするな」などのプラカードを持ち、国会に向けて拳を挙げた。東京沖縄県人会の島袋徹さんは「世界で最も危険な普天間飛行場に欠陥機を配備するのは正気の沙汰でない。絶対に阻止したい」と訴えた。ジャーナリストの前田哲男さんは「(配備の)強行は沖縄に犠牲を強いる。安保体制は『犠牲のシステム』だ」と主張した。

呼び掛け人の一人で哲学者の高橋哲哉さんは「沖縄の基地の過重負担は限界。日本の99%を占める本土側の人間が、政府に目に見える形で行動し、政治を変えるべきだ」と話した。官邸前の脱原発デモに関わる小熊英二慶応大教授は「単独の出来事ではない。脱原発の運動を含め全部が連動している。その背景には現在の政治状況への不信がある」と指摘した。赤色のかりゆしウエアで参加した早稲田大2年の松阪充訓さん(20)は「沖縄の問題は私たちの問題。国会包囲がゴールではなく、今日からがスタート。沖縄とつながっていきたい」と語った。

今回の抗議行動は「9・9沖縄県民大会と同時アクション」と銘打ち、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックや沖縄意見広告運動、ピースボートらが実行委員会をつくり、呼び掛けた。

9月10日 琉球新報
1万人、国会包囲、オスプレイ配備反対      

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県民大会と同時に行い、オスプレイ配備反対を求め1万人が参加した「国会包囲」行動=9日、国会前
 
オスプレイの沖縄配備に反対する県民大会に呼応し、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックなど首都圏の市民団体は9日、国会議事堂の包囲行動を実施した。首都圏を中心に約1万人(主催者発表)が結集。警備や交通上の理由から首相官邸の前や交差点に立つことは警察に禁じられたが同日午後12時15分、国会の周囲に並んだ参加者が手をつなぎ、包囲は成功した。
 
包囲行動前、国会正門前で開いた集会で同関東ブロックの外間三枝子共同代表が主催者を代表しあいさつ。「65年間基地の集中に苦しみ続けてきた上に、危険なオスプレイ配備の強行で県民の怒りはピークに達している。沖縄だけの問題ではなく、日本の未来のために配備を阻止しよう」と訴えた。東京沖縄県人会の島袋徹事務局長は「住宅地が密集する危険な普天間飛行場への、危険なオスプレイ配備は正気の沙汰ではない」と強調した。東京大学大学院の高橋哲哉教授は「(6日に)緊急着陸も起きたオスプレイの危険性は明白だ」と呼び掛けた。

オスプレイ配備を中止に追い込もう!

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開発段階から多くの墜落事故を引き起こし、今年も2度墜落しているMVオスプレイが沖縄に配備されようとしています。8月5日に予定されていた米海兵隊のオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会は台風のため延期され、9月9日に開催されることになりました。

オスプレイの問題は沖縄だけの問題ではありません。全国知事会も、オスプレイの普天間飛行場配備と全国各地での低空飛行訓練について、「安全性の確認ができていない現状では受け入れることができない」として、政府に慎重な対応を求める緊急決議を全会一致で採択しています。

安全という米軍の通知を知らせるだけの政府なら、この国のどこに民主主義があるのでしょうか。オスプレイの配備は日本に暮らす人間の命と安全の問題であると同時にこの国の主権在民が問われています。

特に沖縄においては、日本全土の0.6%に過ぎない土地に在日米軍基地の74%が集中しています。民家や学校が隣接し、すでに世界で最も危険だと言われている普天間基地にさらに危険なオスプレイが配備されようとしているのです。これは「県民の命を危険にさらし、墜落の死の恐怖を押しつける」(那覇市議会決議より)行為です。日本の「安全」(防衛上必要だと仮定した場合)のために沖縄の住民を日常的に危険に晒してもいいのでしょうか。

非常に危険なものを地方に押しつける。危険なものを安全だと強弁するなどオスプレイをめぐる日本政府の姿勢は原発問題と共通するものがあります。また、沈黙は沖縄に対する差別構造を容認することにつながります。

全国から怒りの声をあげ、その民意を目に見える形にすることで、オスプレイ配備を中止に追い込みましょう。9月9日、国会前での抗議行動に一人でも多くの方が参加されることを期待します。

9月7日の東京新聞掲載「No Osprey 意見広告」

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9月3日には:恒例の防衛省申し入れ行動(毎月第1月曜日)

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8月25日には神奈川では大和市やまと公園で、
「オスプレイ配備と違法爆音を許さない」 
8.25神奈川集会とデモが行われました。

8月25日 神奈川新聞
オスプレイ沖縄配備に反対、大和駅周辺で200人デモ行進

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オスプレイ配備に反対するデモ行進=大和市内
 
米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの沖縄・普天間飛行場への配備に反対するデモ行進が25日、大和市の大和駅周辺で行われた。米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)の航空機騒音に抗議する市民団体「厚木基地爆音防止期成同盟」や労組関係者ら約200人が参加した。

厚木爆同の藤田栄治委員長(78)は米ハワイ州でオスプレイの着陸訓練が騒音悪化などを懸念する住民の声を受け断念されたことを挙げ、「米軍は自国民の人権は守るのに、他国は眼中にないようだ」と批判。その上で、「オスプレイは死傷事故が相次いでいる大変危険な存在。普天間に配備され、日本全国で低空飛行訓練が始まれば、厚木基地にも整備や燃料補給などで必ず飛来する」と話した。

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集会宣言
 
8月15日、米国政府は、4月に起きたモロッコでのオスプレイ墜落事故について、原因は操縦士の人為的なミスだと報告した。日本の防衛省政務官は、人命が失われた事故にもかかわらず、まるで受け取るだけが役目と言わんばかりに、唯々諾々とそれを持ち帰ってきた。結論が始めからわかっていたと言われても仕方ない、このやり方に強い怒りを感じる。
 
2月の部品落下事故原因について南関東防衛局は、「整備上の不注意」という内容の米軍の調査結果を伝えてきた。15日の日米合同委員会で結果報告の延期が申し入れられたばかりであるのに、この回答は唐突である。また、もし、原因がその通りであるなら、なぜそのような事態が起きたのか、他の機はどうであったのか、直後に訓練を継続した判断に誤りはなかったのかなど追及してしかるべきである。米軍のメッセンジャーでしかない防衛官僚はやはり国民のことなど何も考えていないのだ。
 
7月25日、厚木基地に空母艦載機が戻り、周辺住民はまたも爆音の嵐に見舞われている。米軍関係者は必要な訓練は行なわねばならないと言ったが、果たしてそうか。部品落下事故の原因究明を県・周辺8市で申し入れたにもかかわらず、回答を引き延ばしていること、また5月の突然の空母艦載機訓練実施に対しては、わざわざ知事。市長らが基地にまで赴き中止を要請したこと、司法の場で5回にわたって違法爆音との焔印が押されたこと。これだけでも、訓練ができない理由として十分ではないのか。
 
垂直離着陸輸送機オスプレイについても同様である。配備反対の決議。意見書が沖縄の全自治体で上げられ、選挙で当選した首長はすべて配備反対を訴えている。オスプレイは何度も墜落事故を繰り返している欠陥機だ。米軍は決まってパイロットの操縦ミスと答えるが、ミスを繰り返し起こすことが欠陥機の何よりの証拠ではないか。6月に公表された報告書には、オスプレイは全国で低空飛行訓練を行なう計画であると記されている。そのルートに当たる自治体でも、安全性に懸念を表明する声が相次いでいる。
 
日米両政府は、相変わらず嘘と事実隠しの手法で、米軍基地の強化、拡充を狙っているが、このような国民、住民無視のやり方は、軍隊内の構成員にも悪影響を及ぼしている。厚木基地で起きた「レイプ事件」は、その一例だ。もちろん、犯罪を起こした個人は日本の警察に引き渡されるべきだが、犯罪を引き起こす構造が軍隊自身にあることを強く訴えていきたい。
 
オスプレイは岩国基地に陸揚げされて以来、1ヶ月の間、日干し状態となっている。このまま、飛行させることなく、アメリカ本国に送り返してしまおう。危険な普天間基地を一日でも早く閉鎖に追い込もう。厚木基地においてもすべての軍用機の飛行を中止させよう。沖縄の友人たちとともに、爆音被害と闘う仲間と連携し、平和で静かな空を取り戻すため、今後も闘っていこう。
 
2012年8月25日
オスプレイ配備と違法爆音を許さない8.25神奈川集会参加者一同

「オスプレイ配備と違法爆音を許さない8.25神奈川集会」に寄せて
岩国からの連帯のメッセージ
 
「8.25神奈川集会」に参集された仲間の皆さん!本日はご苦労さまです。オスプレイ配備拒否と違法爆音を許さず、神奈川で果敢に闘っておられる皆様に、岩国から連帯のメッセージを送ります。
 
7月23日、米軍は岩国基地に「MV22オスプレイ」を強行陸揚げ・配備しました。その後岩国基地の駐機場には12機のオスプレイが勢ぞろいし、エンジンをかけローターを回すなど不気味な準備行動が連日続き沖縄への配備を伺っています。
 
沖縄では9月9日、全県を上げた大規模なオスプレイ配備反対集会が予定され、目下その成功へ向けた取り組みも進行中です。オスプレイが沖縄に配備を強行されれば、岩国基地もその中継基地となって
全国を股にかけた低空飛行訓練の実施など、大変な事態も予想されます。厚木基地や岩国基地がこの上在日米軍の横暴極める行動を担い、片棒を担ぐような現実を許してはなりません。そして今以上の爆音は、一分一秒も拡大する事を私たちは拒否します。
 
岩国基地からオスプレイが沖縄へ送り込まれることを阻止するために、私たちは9日には沖縄と連帯した集会も開催し阻止行動を盛り上げます。本日の「8.25神奈川集会」が大成功し、さらに全国各地から瞭原の火の如く「オスプレイ配備阻止」の闘いが燃え盛ることを期待して、岩国から連帯のメーセ
ージと致します。共に頑張りましょう。

2012年8月25日
山口県岩国市 リムピース共同代表。岩国市議 田村順玄

オスプレイ 8.25神奈川集会 厚木基地デモ
http://youtu.be/7HPvavUcpm0

300名がことし2月に米軍機の部品の落下事故が起きたばかりの厚木基地の北側の道路などおよそ2キロの区間をデモ行進。

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厚木基地滑走路下では抗議のシュプレヒコール

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ヤスクニキャンドル行動

2012-08-15 12:07:41 | 人権

  

『平和の灯を!ヤスクニの闇へ』2013キャンドル行動 
国防軍の名の下ふたたばい「英霊」をつくるのか

8月10日(土)在日本韓国YMCA

主催:平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動実行委員会

HP: www.peace-candle.org

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呼びかけ文
国防軍の名の下、ふたたび「英霊」をつくるのか

今年の8 .15、この日を私たちは恐らく安倍政権の下で迎えます。その安倍首相は、「国の指導者が靖国神社に参拝するのは当然だ。首相在任中に参拝できなかったのは痛恨の極み」との発言を繰り返しています。 8.15安倍首相が靖国に参拝する可能性は排除できません。

サンフランシスコ条約発効60 に当たる昨年の4月28日、自民党は天皇の元首化(第1条)、国防軍の保持(第9条)などを明記した改憲草案を発表しました。そして、政権を奪取するや、安倍首相は一方 は96条改憲を強力に打ち出すとともに、他方で、集団的自衛権行使の合憲化を図るため再び安保法制懇を立ち上げました。また、アルジェリァ人質事件ー邦人殺害を口実に自衛隊法改惡(テロ等に遭った邦人救出のために他国に上陸し、救出作戦を行うことを想定、そのために武器使用基準も緩和)も目論んでいます。 安倍首相は、単に自衛隊を海外派遺するだけではなく、日本の「国益」、 資本の「権益」を守るために武力行使し、戦う「国防軍」にしていくことに執念を燃やしているのです。その過程で「戦死者」が生み出される ことも想定しています。安倍首相の 「_の指莽者が靖国神社に参拝する のは当然」との発言は、単に過去の 戦死者を顕彰するためではなく、将 来の「戦死者」を「英霊」にする意 向?決意の表明なのです。

彼らはイラク戦争に従軍した自衛隊員の中から既に20数人に及ぶ自殺者が出ていること、その理由にロをつぐんでいます。大義がないどころか、 国際法違反?・違憲の戦争に従軍させ、 苛酷な任務を強いたことが自衛隊員を自殺に追いやった可能性があるにもかかわらず彼らは事実関係を隠蔽し、 何の責任も取りません。イラク戦争参戦の検証もしません。そのような人たちが自衛隊の「国防軍」化をめざし、 「戦死」した者の英霊化システムを構築しようとしています。既視感にと われます。彼らは懲りなくも同じことを繰り返そうとしているのです。このような流れを何としても食い止めねば なりません。

今年のキャンドル行動は、安倍政権の再登場の下で改憲-自衛隊 の「国防軍」化の動きが進み、靖国神社参拝が公然と語られる状況のなかで、改めて靖国神社とは何であったかを検証する場として実施します。 「英霊」顕彰のうらで靖国神社が何を間に封じ込め、権力、軍部の犯罪 をどのように隠蔽したかを明らかにしていきたいと考えています。つきましては2013年反ヤスクニ行動として実施する下記の企画を成功させていくために、皆さまのご賛同、ご協力をお願い申し上げます。

(共同代表)今村嗣夫、内田雅敏、大口昭彦、金城実、菅原龍憲、鈴木伶子、辻子実、徐勝、野平晋作、 服部良一、高金素梅、飛魚雲豹音楽工団、李錫兌、李熙子

 

報告3 捕虜になった兵士たち 内海愛子さん

音声ファイル:  「2013_0810_utsumi.wma」をダウンロード

報告4 国防軍の名の下の戦争 ふたたび「英霊」を作るのか 高橋哲也さん

音声ファイル:  「2013_0810_takahashi.wma」をダウンロード

証言 フィリピン日本軍「慰安婦」 被害者エステリータ・ディさん、 リラ・フィリピーナ(被害者と支援者の組織)コーディネーターのレチルダ・エクストレマドゥラさん

音声ファイル:  「2013_0810_philippina.wma」をダウンロード

 

「2013ヤスクニキャンドル行動」 コンサートとキャンドル・デモ
http://youtu.be/upYYpb_gq_8

ソン・ビョンフィさんとムン・ジンオさんのコンサートと、右翼の妨害の中で行われたキャンドル・デモ。

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Lighting peace candles to the darkness of Yasukuni
2012 平和の灯をI! ヤスクニの闇へキャンドル行動
60年目に考えるサンフランシズコ条約体制とヤスクニの『復権』

8月11日(土) 豊島公会堂  

主催:平和の灯を!ヤスクニの闇へキャンドル行動実行委員会

2012 0811 ヤスクニキャンドル行動 集会とキャンドルデモ
http://youtu.be/jLoxzSshwvM

ヤスクニキャンドル行動、集会とキャンドルデモのダイジェスト。

2012 0811 ヤスクニキャンドル行動 コンサート
http://youtu.be/3qI-OGFneRs

ヤスクニキャンドル行動でのコンサート。 ソン・ビョンフィさんとムン・ジンオさん。

2012

【プログラム】
13:30~16:15 シンポジウム

60年目に考えるサンフランシスコ条約体制とヤスクニの『復権』
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報告1 サンフランシスコ条約とヤスクニ
報告者=古関彰一さん(濁協大学教授)

古関さんレジュメ: 「01.doc」をダウンロード

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報告2 サンフランシスコ条約とヤスクニの下の沖縄
報告者=石原昌家さん(沖縄国際大学名誉教授)

石原さんレジュメ:  「02.doc」をダウンロード

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報告3 サンフランシスコ条約と台湾
報告者=曾 健民さん(台湾社会科学研究会会長)

曾さんレジュメ: 「03.doc」をダウンロード

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報告4 サンフランシスコ条約と日米韓軍事同盟
報告者=李時雨さん(韓国。DMZ平和運動家、写真家)

李さんレジュメ:    「04.doc」をダウンロード

音声ファイル:  「01.wma」をダウンロード

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報告5 サンフランシスコ条約と戦後日本の思想状況
報告者=高橋哲哉さん(東京大学大学院教授)

高橋さんレジュメ: 「05.doc」をダウンロード

音声ファイル: 「02.wma」をダウンロード

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ファシリテーター 内田雅敏さん(弁護士/キャンドル行動共同代表)

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16:50~18:30 被害者証言&コンサート

李熙子さん

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遺族証言:イ・インボクさん 父イ・ミング(李敏求、牧山敏求)

音声ファイル: 「03.wma」をダウンロード

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私は1943年11月忠清南道(チュンチョンナムドミ)礼山郡(イェサングン)大述面(テスルミョン)方山里(パンサンリ)で生まれました。 私は父の顔も知らず生まれた娘です。父が徴用で連れて行かれた時、私は母のお腹の中にいました。父の姿は祖父の還暦記念写真にある父の顔でしか知らず、私の父はこんな姿だったのかと思うだけで実感は湧きませんでした。生まれた時から父の助けを一度も感じたことがない、不幸な出生ということが常に私には重くのしかかりました。私が生まれる前に撮った家族写真では、私はまだ母の腹の中です。 家族の記念写真を見るたびに胸が張り裂けそうな淋しさが、いつも私の心を墨謹にしました。私が生まれた所は恒山(ハンサン)李氏40世帯余りが集まって暮す村で、近所の人たちは皆家族で親戚でした。 その村に暮す親族たちはみな、自分の土地を持ち農業をしていました。 本家の土地は、村の親戚が集まって野良仕事をしました。祖父は寺小屋で、この村と隣村の子たち三十人余りを教える長老でした。
 
父は1921年7月18日生れで、六人兄弟の末息子でした。私が生まれる前に父が連れて行かれたので、母は私を連れて実家で生活しました。 私が幼い時のことで詳しい事情は分かりませんが、夫のいない母を雲の所に一人で置くことができず、実家で暮すことになったようでか。私が8歳になった年、私は再び伯父の家に送られ、母はその後再婚しました。私が伯父の家で共同生活していた頃、父の二番目の兄になる伯父も戦場へ行き、一番上の伯父は商売のせいで留守がちだったので、家の中には女と子供だけが残りました。働き手もいないのに本家だからと祭事が多くて、家に残された女たちの生活はとても大変で貧しいものでした。 私は幼くして野良仕事と家事をしながら、常に伯母の顔色を伺いながら育ちました。当時は生きること自体があまりにも大変で貧しかったです。家出した息子は帰って来ないし、祖父母も気苦労で亡くなって、家の中は滅茶苦茶でした。その後、伯母も苦労の末、亡くなりました。私は18歳まで伯父の家で暮し結婚しました。
 
大分経ってから、幼かった頃一緒に暮らした叔母に会い、祖父の還暦の時の話を聞きました。 祖父の還暦祝いに集まつ人たちは、家に子孫が多いのを見て、祖父は幸福な方だと多くの方々が羨ましがったそうです。ところが次男、末息子は戦場に連れて行かれて連絡がなく、長男は死んだのか生きているのか便りもなく、長男の嫁は死に、下の嫁ふたりも他に再婚したら、家の中はいつも沈んで笑い声がなくなったと嘆かれました。叔母に会うと、想い起したくもない過ぎた日のことが、親なしで伯父の家で暮したつらかった日々が思い浮びます。そんな記憶が一生、私を暗くしたようです。今も振り掃うことができない、わが家の悲しみであり、私の痛みです。
 
私は父が懐かしいと思ったこともなく、不幸な私自身を恨みながら湿り陰った気持ちで生きてきました。 その内遅ればせながら、私と同じような被害者たちに会い、遺族の話を聞き、「私一人ではない。私のように暮して来た息子、娘たちが多い’と慰められ、活動を始めることになりました。
 
記録によれば父は1944年4月28日ニューギニア・ヤピツク河口で亡くなり、今は靖国神社に合祁されています。何の権利があって、家族には何も連絡せず勝手に合祁などできるのか、本当に訳の分からないのが日本です。亡くなったことを知らせてくれたのなら、このように口惜しくはなかったでしょう。本当に悔しくて腹が立って、私はこのような場所を通じて話でもしなければ、息がつまってしまいそうです。日本政府はいったいなぜ自分たちの誤ちが分からないのか、どうして誤りを認めないのか、誰か答えて下さい。
 
そして靖国神社は父の遺体をニューギニアのどこか放置したまま、父を誠心誠意祁るというのですが、靖国とは誠意が何なのかも知らない、とんでもない所のようです。家族が嫌がることをしないのが、辛い思いをして亡くなった方の意ということは、誰もが知っている自明な道理です。心深く悲しみ、亡くなった方のことを祈って法事を催すのは、家族が当然しなければならない義務であり権利です。 それが法事を行う理由です。
 
私は今からでも熱心に活動しながら、父の娘として道理を尽すつもりです。父の名前を名から取り戻す、その日まで続けます。ここにいらっしゃる皆様が多い関心を持って助けて下さるようお願い致します。ありがとうございました。

【コンサート】ソン・ビョンフィさん、ムン・ジンオさん(韓国)

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19:00~ キャンドル・デモ

参加者はキャンドルを手に排外主義者たちの執拗な妨害の中、池袋の繁華街をデモ行進、「ヤスクニいらない」のコールを上げた。

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呼びかけ文

60年目に考えるサンフランシスコ条約体制とヤスクニの『復権』
 
4月28日、私たちはサンフランシスコ講和条約発効60年を迎えました。同時に、今年は、沖縄復帰、日中国交正常化40年でもあります。
 
1945年8月のポツダム宣言の受諾一敗戦からこのサンフランシスコ条約の締結・発効にいたる6年有余の間、日本には軍国主義、植民地主義を清算し、どう平和国家への転換を図るのか、いかにアジア諸国との友好を築いていくのかが問われていました。占領下、東京裁判で東条らの戦犯が訴追、処断されるのと平行して、日本は占領国軍総司令部の関与の下で平和憲法を制定するなど一連の戦後改革一民主化を進めました。しかし、米国が反共。「冷戦」政策を打ち出す中で、それに便乗した日本は、新しく誕生した中華人民共和国に敵対し、朝鮮戦争では米軍を支援一朝鮮半島の南北分断。固定化に手を貸しました。また、沖縄。奄美を切り捨てて米軍支配に委ねました。それを確定させたのがサンフランシスコ講和であり、日米安保条約の締結でした。米国の戦略に沿い、列島を「反共の防波堤」とすることで、日本は軍国主義の一掃、植民地主義の清算を免れることができました。事実、サンフランシスコ講和条約発効後、真っ先に日本が行ったのは軍人恩給の復活、戦傷病者戦没者遺族等援護法の制定でした。これによってヤスクニは実質的に「復権」したのです。
 
1972年、沖縄は本土=ヤマトに「復帰」し、日中共同声明によって日中国交正常化は実現しました。それから 40年。サンフランシスコ講和条約によって形成された戦後日本の構造が変わることはありませんでした。沖縄には今も米軍基地の75%が置かれ、「南西重視」「離島防衛」という名の中国敵視政策により沖縄の自衛隊が増強されようとしています。朝鮮民主主義人民共和国とはいまだに国交も正常化されていません。「慰安婦」問題をはじめ戦後補償問題も未解決のままです。沖縄本土「復帰」、日中友好。不再戦とはいったい何であったのでしょうか。
 
今年のキャンドル行動は、サンフランシスコ講和条約60年、沖縄「復帰」。日中国交正常化40年に当たって、戦後日本のあり様を規定し、枠組みをつくったサンフランシスコ条約とヤスクニとの関係を検証します。

(共同代表)今村嗣夫、内田雅敏、大口昭彦、金城実、菅原龍憲、鈴木伶子、辻子実、徐勝、野平晋作、服部良一、高金素梅、李錫兌、李海学、李熙子、任軒永

関連記事

6月15日 沖縄タイムス 沖縄靖国訴訟、原告敗訴 最高裁が棄却http://teyata.blog.ocn.ne.jp/blog/yaeyama.html

 

                                     

 

『平和の灯を!ヤスクニの闇へ』キャンドル行動 2011

~3.11後の東アジア~原発とヤスクニが強いる国家と犠牲~

日本人そしてアジア人に犠牲を強いるシステムの根源:靖国(ヤスクニ)を葬らなくてはなりません!

8月13日 「平和の灯を!ヤスクニの闇へ」キャンドル行動2011
http://www.youtube.com/watch?v=NGl2-iP8KWQ

集会妨害行動をする「街宣車」・シンポジウムでの潘朝成さん、韓洪九さんの発言・
閉会まえの韓国闘争歌の合唱・李泳采さんのキャンドルデモの呼びかけ・集会に
反対する「在特会」の行動・キャンドルデモなどのダイジェストビデオです。

プログラム

シンポジウム ファシリテーター :矢野秀喜、パネリスト:高橋哲哉・石原昌家.潘朝成.韓洪九
遺族証言:ナム・ヨンジュ(韓国)、古川桂子(ハイロアクシヨン福島原発40年実行委員会)
コンサート:林廣財(台湾)、ソン・ビョンヒ(韓国)、ムン・ジンオ(韓国)
閉会挨拶 :共同代表 イ・ソクテ
閉会宣言
キャンドルデモ

アッピール

『3.11』後の東アジア-原発とヤスクニが強いる国家と犠牲』
隠す、ウソをつく、過少に見せる……3.11束日本大震災一レベル7のフクシ
マ原発事故に対する政府の対応は、この国の権力を握る人たちの変わらぬ性向・
体質をあぶり出しました。第二次大戦下の「大本営」とまったく同じ対応です。
 
その結果、子どもを含む多くの人たちが知らぬ間にヒバクシヤにさせられ、大
気、大地、海は放射能に汚染されました。人びとは住み慣れた土地を追われ、フ
ルサトとその文化すらも捨てなければならなくなりました。過酷な条件の下で、
大量に被曝しながらフクシマを収束させるために働く労働者は「トッコウ」に
もなぞらえられつつ、闇に葬られようとしています。その中で「死んだらヤスク
ニヘ」などというメールすらも飛び交っています。
 
他方、政府、メディアは「がんばろう日窮 「日本は強い国「絆を」の
キャンペーンを展開しています。天皇は被災地を「巡幸」して被災者を「慰め」
ています。「国難」を乗りこえるため一つになること「国難」打開のために 殉
ずること、献身することを民衆に求めてきているのです。そして、その裏で真に
責めを負うべき者たちは、易々と追及を逃れています。この国の権力は責任をと
りません。
 
同じことの繰り返しです。原発推進の虚妄、米国への“従属”、資本のあくどさ、
地方の切り捨て、自治体首長の無責任、原発震災はこの国の闇をあばき出しました。
それに蓋をするために、パラダイム転換をはばむために、今またヤスクニとその
思想が利用されようとしています。

3.11後の日本、東アジアはそれをどう見るか「人災」が「国難」化され、
責任追及がいつの間にか宙に浮いて、鶴のように権力が延命していく……、
そんな状況の根底にひそむヤスクニ。

今年のキャンドル行動は、3.11後の日本の状況を東アジアの民衆の視座から
とらえ返す場として開催します。

2011年8月13日
「平和の灯!をヤスクニの闇へ」キャンドル行動実行委員会

http://www.peace-candle.org

パネラーのレジュメダウンロード

◇ 高橋哲哉さん(東京大学) 加筆修正版 「takahashi_rev.pdf」をダウンロード

高橋さんより以下のメールを頂きました。 当方の不注意により高橋さんやすでにダウンロードされた皆さんにはご迷惑を掛けたことをお詫びします。ここに改めて高橋さんより頂いた加筆修正版を掲載させていただきます。

パネラーのレジュメとして、私(高橋)のペーパーがPDF化されダウンロードできるようになっています。実はこのペーパーには修正前の誤りが数か所含まれており、当日は、そのことを聴衆に説明したうえで、誤りを訂正しつつ、1段落の加筆も加えて報告を行なったのでした。
 
前日に事務局には加筆修正版を送っていたのですが、間に合わず、当日は誤りを含んだものが印刷配布されていたのでした。このまま修正以前のものが不特定多数の方にダウンロードされますと、誤解や不都合が生じる懸念があります。そこで、加筆修正版を添付しますので、お手数でもこれをPDF化して交換していただくか、それが無理な場合は、私(高橋)の「レジュメ」の「ダウンロード」提供を停止していただけますよう、お願い申し上げる次第です。

◇ 潘朝成さん(台湾) 「ban.pdf」をダウンロード  

◇ 韓洪九さん(韓国)  「han.pdf」をダウンロード

当日のスナップ写真はフォトアルバム 0813 ヤスクニキャンドル行動 2011 をご覧ください。