とうぜむさんの時事放談

思いつくままに書き記しています。
気楽に読んでもらえれば幸いです。

祈るばかり

2010年05月16日 | 政治・社会
宮崎県で口蹄疫感染拡大が続いている。
当事者の牛豚農家の悲しみや不安は言語を絶するものがあると思う。
当事者でなくとも全国の酪農業の皆さんの不安や恐れも同様だと思う。

沖縄の米軍基地問題も結着の兆しが見えない。
最近の報道を通じて、この問題の背景を詳しく知ることができた。
今までは他人事に思っていたのだが。。。

基地の近くで生活している人にとっての、毎日の騒音被害、墜落などによる危険不安、米軍兵士の素行不安など、米軍基地があるが故の様々な被害と不安は計り知れない。
米軍基地問題に苦しむ人の共通の思いは
『我が国の安全保障のために、米軍基地が日本国内にどうしても必要ということなら、沖縄だけに集中させず、他の都道府県で公平に危険負担をしてもらいたい』
ということだと聞いた。
かと言って、自分たちの苦しみを他の都道府県の人に押し付けるのも当然ながら気が引ける。
それを考えると悶々と悩むばかりで気が変になりそうだ、とも聞いた。
その通りだと思う。

だからだろう。
長い間続いた自民党政権時代には、その声を上げても叶わないということでで、あきらめにも似た思いになっていたらしい。
ところが鳩山さんの『最低でも県外、できれば国外』の発言で、あきらめていたことに希望の光が灯り、沖縄で暮らす人はもちろん、今は全国各地で暮らす沖縄を故郷とする人たちが鳩山さんと民主党に大きな期待を寄せた。
『沖縄だけに危険負担をさせないでほしい』

口蹄疫感染被害に苦しむ方々にも、米軍基地問題に苦しむ方々にも、一日も早くその苦しみから解放されることを心から祈ることしか僕にはできない。
祈るばかりである。


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