とうぜむさんの時事放談

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長妻厚労相のスピード決断に拍手!!

2010年07月09日 | 政治・社会
毎日放送(TBS系)平日夕方6:15からの番組VOICEの特集で、6月2回にわたって介護を食い物にしている二つの天下り団体の実態を放映した。
一つ目は、介護事業所の情報公開システムに関わる厚労省天下り団体。
各都道府県ごとに設立してある福祉推進財団で、情報公開手数料と称して調査員一人が半日で済む調査に介護事業ごと3万3千円を強制徴収する仕組みを作っている。
年間80億円が上納されているとのこと。
ちなみに、数年前までは一事業5万円超徴収していたが「あまりに高過ぎる」という批判の声に押され値下げしたらしい。それでも、おいしすぎる商売である。
詳しくはVOICEのHPで。
http://www.mbs.jp/voice/special/201006/02_29268.shtml
長妻厚労相は7月6日に、この制度の廃止を含めて検討することを表明した。

もう一つは、国家資格である介護福祉士などの試験を独占的に実施している、財団法人「社会福祉振興・試験センター」。
ここは、試験料金で38億円も貯め込んでいることを毎日放送が暴いてくれました。
そもそも、試験料金が高過ぎる証しでもあります。
詳しくは
http://www.mbs.jp/voice/special/201006/16_29401.shtml
上記と同じ日に長妻厚労相は試験料金の値下げを含め、この団体の在り方も見直すことを表明した。

これらは毎日放送の放映がきっかけで政府が動くことになりました。
毎日放送に「あっぱれ」です。
VOICEの特集では、視聴者からの情報提供を求めているので内部告発があったのかもしれません。
それにしても、長妻厚労相のスピード決断も見事です。
大臣になってから切れ味が落ちたと言われていましたが、面目躍如ですね。
一部からは「参院選目当ての決定だ」などと言われていますが、それでも構いません。
自民党政権ではこんなスピード決断はできなかったでしょうから、政権交代の成せる業だと思います。
今後にも期待してまっせ、長妻さん。
ぜひとも、言ったことは実行して下さいね。


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3 コメント

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長妻さん (おたまじゃくし)
2010-07-10 09:33:29
ハローワークの相談窓口職員(非常勤職員含む)に窓口相談に来た来客すべてに名刺を配ることを義務化。これに1億2000万円のお金が使われた。すでに以前から名札着用が義務化されているので名刺まで全員に配ることが必要なのか。
エコの時代に紙の無駄。お金無いのに無駄遣い。ではないか?
長妻さん大丈夫かなと思います。

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是々非々で (とうぜむさん)
2010-07-11 08:59:57
コメント、ありがとうございました。
おかげで色々と考る機会をもらえてよかったです。
これまで色々な報道で「長妻さんのリーダーシップは省内から強権的だとの批判が多い」と聞きます。
名刺の件も賛否両論があるようですね。
私は、短期非常勤職員には必要ないと思います。
ただ、どんな組織でもトップが「こうするぞ」と決めたことには、従うか、トップを翻意させるか、トップを更迭させるか、自分が辞めるかの選択肢しかないと私は思うんですね。
従来通りのことをしていれば波風は立ちませんが、変えようとすると必ず波風が立ち、賛成する人と反対する人が表れますよね。
長妻さんが大臣でいる限り、賛否両論の決定は今後とも続くと思います。
私は、是々非々のスタンスで見守りたいと思っています。
なので、名刺の件は全面賛成ではありません。
ちなみに今回の名刺代は6万2千人の職員で割ると、一人当たり約2千円ですが、何枚刷ったんでしょうね。100枚だとすると、えらい割高ですね。
競争入札で刷ったんでしょうか?
なんてことが気になりました(笑)
正規職員(国家公務員)は全体の35%とのことなので、その人たちの名刺代を自己負担としないためにも4千万円程度の名刺印刷コストは認めてもいいかと思います。
コメント、今後ともよろしくお願いします。
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優しい政治って… (あまがえる)
2010-07-11 16:21:25
何事においても、やるかやらないかではなく、ナゼそれが必要か必要でないかという背景をよく掘り下げて有権者に伝えてほしい。今までのやり方を180度方向転換すればそれだけでセンセーショナルにみえて、変えているということになるのだろうが、そこに携わってまじめに日々業務を遂行している人々を置き去りにしてしまっていないだろうか。短期でも非常勤でも、そこにいる限り一般の人から見れば職員は職員。仕事に就くということに、トップがどうあれ現場の一人ひとりが自分の仕事に責任を持つという姿勢から変えていかなきゃ政治も公務員の仕事もかわらない。
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