川柳茶房 Toujirou

笑いの少ない川柳ですが・・・。

熊日川柳大会

2023-11-13 11:18:21 | 日記

11月5日、熊日川柳大会が開催された。今回で69回を数える。大会の類にはほとんど投句しなくなったが、昨年「川柳 自由塾」なる勉強会を立ち上げて今回はメンバー3名と出席した。結果は課題吟12句中入選は5句のみであったが、「平和とはこうも眩しい空がある」が大会代表句に選ばれた。

課題 眩しい

アルバムに眩しい日々ショートボブ

平和とはこうも眩しい空がある

課題 とんとん

とんとんの暮らしにつらい物価高

課題 カード

切り札を手にした妻の薄笑い

課題 残

青春の微熱が残る文庫本

 

  


葦群への投句

2023-11-10 10:10:47 | 日記

今年「川柳葦群」に投句した句の一覧です。

令和5年4月号

いい事も幾つかあった除夜の鐘

缶ビール手に想う日本の雪月花

祈るようにホットドッグを手に包む

ひとときの花の時代が甦る

白い花に手品のような白い雪

塗り替えはこの子に託す世界地図

セルフレジ乾いた音で釣りが出る

7月号

私より悲しく笑う人がいる

桜さくら二度と負けない子の涙

桜月夜ピーターパンの影を追う

虚と実の真ん中辺に桜散る

春の空洗い晒しの五欲干す

妻の留守詩人でいたい昼下がり

一冊の本が取り持つ縁となる

10月号

ルーティーン肩を回して朝を呼ぶ

七合目明日の風が掴めそう

花の名を一つ覚えて下山する

今日を記す生きた証の一行詩

迷い込んだ不思議な部屋に窓がない

青春の記憶はいつも傘がない

土砂降りにはやる心を持て余す

課題吟の投稿もありますが課題吟は作句の練習として書いた句が多いので省きます。