はや5月である。今年は年始から体調が悪い。もしかすると昨年末から悪かったかもしれない。川柳は投句は続けていたが「真風句会」は2月から欠席していた。5月は久しぶりの句会である。真風の会は課題一句で、出席者の互選である。5月の課題は「街」であった。
ビル風の街で自分を見失う 陶次郎
以前、大阪に行った時に「ビル風」を体験して驚いたことがある。その時の印象を書いた。
参加者の萬風さんからご自身の句集「汗牛充棟」をいただいた。汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)聞きなれない言葉だが「大量の蔵書」の意味である。いかにも読書家の萬風さんにピッタリのタイトルである。
また、慶之介から「熊本の川柳 歴史散歩」をいただいた。以前私が熊本番傘お茶の間川柳会に参加していたころ、句誌「壺」に連載をお願いしたものを一部加筆して冊子にしたもので、昭和初期から、現在までを23ページにまとめられている。熊本で川柳を趣味としている私にとってとても興味深いものであった。