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むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

日本と外国は単純比較できない『刀一会』

2021-12-22 19:15:30 | 日々一言
日本の武術の流れから「むすひ゛」という
意識の技"極意式"がうまれました。
では、ヨーロッパではどうだったかというと、
残念ながら「武術むすび」のテクニックは誕生しませんでした。

それには明確な理由が考えられます。
日本の場合は、
刀(太刀)、槍、弓矢の世界が長く、それが主流でした。
しかし
ヨーロッパでは騎士の時代は短く
直ぐに
銃社会へと科学の進歩がはやく足音をたてて
通り過ぎました。

では、日本ではどうかというと
確かに戦国時代に織田信長が種子島(火縄銃)をつかった
集団戦術がひろまったという歴史があります。
しかし、決定的な違いがあります。

火縄銃はあくまでも脇役で
主役は刀でした。
それは武士が刀を捨てなかったということでした。
それで
徳川時代になり
これまた刀の時代が穏やかに続きます。

武士は剣術を究めるため
諸藩での稽古の中心を占めます。

外国(ヨーロッパ)と日本では
技術の進歩の遅延とかという問題ではなく
刀文化(武器の特徴)がむすび文化を誕生させたのでした。


日本の武術文化の「むすび」は
刀(太刀)・やりを持って戦っていく過程で
その武器との付き合い方の中から支えるという技術
に昇華させた武者がいました。

その瞬間が武術むすびの誕生でした。
今となっては、だれがムスビの原型(極意)を作り出したかは
定かではありません。
しかし、明治時代に世に出るまで
江戸時代には脈々とそのむすびtechnicが受け継がれてきたものです。




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