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むすび居合道の刀一会《JMMA会員》

日本武道本質「むすび」を探求している道場。むすび居合を提唱。武術居合道を通じて平和理念を解きます。もしもしむすび協会会員

むすび階層A/B/C とはなにか? その1. 《護身術のすそ野を広げて》

2022-04-07 08:49:26 | 刀一会technique
■むすび階層クラスを作った経過

 25歳脱サラから内家拳、合気道、空手道、居合道の稽古を
その各団体に入門しやってきて、
護身術として捉えたときに、
「その修行は遠回りしているくらい時間がかかる」ということ、
そういう思いを持っていました。
55歳を機に団体所属をやめ
どこの武術武道団体にも所属せずに探求をしていくこととなりました。
25歳~55歳まではどこかの連盟や団体に所属して学んでいましたが、

「むすび階層」レッスンというのは、
習ったときから護身術として有効なものを提供したい
そういうコンセプトでつくった講座、レッスンとなります。

階層A~Cまでの講座において
その効果が出るのに
早くて3か月後にあらわれるものであり
遅くとしても8か月後には修行をきちんとできた者は
語弊があるかもしれませんが、一般的な黒帯くらいの
実力がつくことを目的としています。

以上の内容は、
言葉で言うは易く行うは難し
そういうのは無理だ!!
ごもっともな意見です。
実現は不可能であるなぁ!!
と通常であればそう思うのも無理はないと思います。

実は私自身も一時はそう思っていました。

このむすび講座を作った当時は
しかし、実際に生徒さんを教えてみると
実現可能であり現実的だと確信になっています、
つまりリアリティあるものといえます。

その訳は、
各武術の開式、構え、用意のなかに
そのコンセプトが隠れているからです。
そのコンセプトを極意といっても秘伝といってもいいものだと
考えています。

「姿勢、構えから動くテクニック
間合いや先を読むテクニック
入身のテクニック」
これらは私の若いころから35年間やってきた
太極拳、形意拳、合気道、空手道、居合道に共通する
もので、
それを「コモンシークレット・テクニック」と名付けています。

30年以上たった今
自分のやってきた武術というのは、
技とか表層そのものじゃなくて武術の根底にある本質だという
結論となっています。

力やスピード、筋力にたよった理合はありますが
そっちじゃないと
そっちじゃなくて
「むすび」そこを基本として「人を自由に動けなくする術 」
から「技」にいたる修行過程武術の本質だと思うのです。


👇居合道刀一会の公式ウェブサイト

👇合気道鴻心館 公式ウェブサイト

太極拳👇

むすびが身についている/いない/しらない

2022-04-05 15:56:56 | 刀一会technique
居合道の道場を堺市で開催しているものです。
25歳~59歳の今まで
いろんな武術・武道団体に所属して稽古をしてきました。
個人で武術を探求されている方にもずいぶんお世話になってきました。

今では、
合気道鴻心館(団体創立20年目に入りました。)
居合道刀一会(創立3年目に)
KOUZEN Park太極拳形意拳教室(以前は九蜜式太極拳という名称)
を主宰しています。

むすびは武術・武道共通の氣のテクニックです。
氣という言葉が分かりづらければ
「意識操作」でも本質をついていますので大丈夫です。

分かりやすい言葉で考えてもらえばいいのです。
ここで質問があります。

刀を扱う場合と茶道の茶器を扱うのとでは
どう同じでどう異なるのでしょうか?

「むすび」を使って答えてください。
「意識、身体操作」を使って答えていただいてもいいです。
ただし、
素人にもわかる平易に言葉で答えること。
難しい術語を駆使するのはNGとします。

詳細は、当会の
武術むすび階層Aの講座でレッスンとして教えていますが
ここで簡単に述べますと、

大切に扱う心が大事であること。

あらゆるものを大切に扱うという氣の操作は
すべてにおいて共通しているということです。

刀であっても、お箸であっても、CDでも人でも・・・
それが茶器であってもです。

大切に扱うということ・・・
なんだ~!
と思わないでください。
この大切にという本質こそ「むすび」のなかみです。

では言葉「たいせつに」を具体的な稽古法(習得法)におとすと
どういうことになるか、
それが各名人達が
秘匿として、あるいは一子相伝として伝授しているものです。

あるいは、惜しげもなく伝授しておられる先生もおられます。
当会では、
そこを階層Aという「むすびレッスン」でお伝えしています。

例えれば(むすび)は地下茎のようなもの。
日本刀も茶碗も人間も
一本の地下茎で繋がっています。



居合道「目付」のこと 堺市-無双直伝英信流・柔術レッスンの刀一会

2022-03-31 12:51:20 | 刀一会technique
目付について

当会では、
正座目付けは約4~5メートル先の床上に向けましょう、
上目つかいにも伏目にもならずに
平眼で相手の心と気を読む
心を澄ませておく
それは、稽古を重ねてきたら自然に出来てくることで
初めには教えていません。

目付については、
さらーっと流して稽古に入っていて
武術むすびをレッスンしていくと自ずと
出来てくるものです。
最初から言葉や知識としてはおしえていません。

それより武術コンセプトや
むすびを教えています。

居合道の初心者には
その人の目をみれば
むすびを作っている目なのか、
腹を意識している目なのか
やみくもに前だけを見ているのか
刀の軌跡を追っかけているのか
などいろいろあります。

しかし、形を覚えた後の目には
前でもなく相手でもなく、ましてや遠山でもない
不思議な目線、目付となる場合があります。

それが武術むすびの初級者の目です。
YouTube動画でも
そういう目をして演武している人も見受けられます。
そういう方は、むすびを意識している人です。

目付について簡潔にまとめれば
その人の意識に規定されて目付があるということです。

言葉だけで、本などの知識だけで
教えてはいけないこともあります。
身をもって教えていくことを大事にしています。
その大事にというのをもっと詳しく言うとすれば

感覚です。
感覚をともなって教えています。

冷たい、という感覚を教えるのに
絶対に言葉からではなく
その幼児の体験が先になり
そのあとで、この感覚が「冷たい」というものだと知識として
わからされます。

武術も、むすびの感覚を稽古している人にとっては
目線は、あらぬ方向を見ています。
そこを私は見て判断しています。

めの前の生徒さんの目線で
今やらなければいけないことをしているのか
そうでないのか。


刀一会の生徒さんの呼称

2022-03-19 09:53:03 | 刀一会technique
当会での生徒さんの呼称

・ビジター会員
(入会金年会費なし、一回ごとのお支払いお申込み)
 
・正会員
(入会金・年会費を納入した刀一会会則順守者)
 
・SP会員
(ビジター会員への技術的アドバイスが可能)
SP会員とは、むすび全階層講座及び「先」初伝中伝講座を
受講した方で、その後の認定審査に合格された生徒さんをさします。




❖刀一会公式ウェブサイト👇


武道musubi/居合道刀一会&合気道鴻心館《No.6》

2022-03-01 19:40:40 | 刀一会technique
人間には、「むすび」という技術は必要があるんですか?
という質問は
本当は無意味なことです。
人間にはそもそも「むすび」がDNAとして備わっています。
それは、人間がヒトというたんに動物、哺乳類だからです。

だから、むすびが必要なんですか。
という質問自体がナンセンスです。
考えるだけ無駄です。

人は何のために生きているのか?
そういう無意味な質問と同じです。
人は、「食って寝る」
それだけです。
今起こっている戦争・侵略行為などをみれば
人の目的は2つといえます。
食べられて、安心して眠れる、
古代から現在まで不変の真理です。
食べることができる幸せ
寝に帰る家があることができればいい。


生きる目的は探すものでもなく
絶対に見つけないといけないものではないということです。
目的がないと、生きてはいけないんですか?
目的がない人って・・・? という人を見下す、
そんな考えにも行きつきかねません。
平和だからこそ
目的を持てとか、
生きる価値はとか、
そんなことが口からでてきます。

むすびですか、
むすびは99%の方が忘れているだけという見方もありますし、
別に知らなくても社会生活ができるということで
それで困らない人は、それでいいのです。



しかし、
武術の壁にぶち当たったりしたときや
年を取って手足の筋肉に秋風が吹いてきた際に
必要なテクニックとして
むかし、四足動物だったDNAの記憶を思い出していい。

そういうもんです。