3.『人やものごとに対する姿勢や心のそなえ』とは《その2.》
姿勢について考えよう。
姿勢は人や動物、物に対する体の形です。
武道武術の場合では、
主に人と接する際にはある形をとりましょうということになります。
太極拳では開太極とかであり、合気道なら半身となります。
人に接する場合、必ず目的的にそうして
姿勢が決まっていきます。
友好的に接しようとしているのか、
そうでないのか。
相手の警戒心を解くのか、警戒心を起こさせようとするのか。
姿勢は、つまりは自分から相手に出していく
サインのようなもの。
どうしてサインをだすのかの理由は
意識がふわふわだと相手と自分の関係が
決まらないからです。
決まらないと、相手も自分もしんどいです。
重心が定まらないからです。
くずっている子供を無理やり抱っこしているようなもので、
おとなしく眠っている赤ん坊なら
しんどくないでしょ。
そういう重心の物語です。
武術にもあります。
だから、相手にサインを出しています。
サインは、相手の意識に入ります。
意識にはいると必ず作用がおきます。
その作用をどれだけ巧みに利用しているかに
武道家の道が本分がみえるのです。
そういうことが分かっていくことで武術に対して
幅ができていき面白くなるくらい目覚めていきます。
見えてくるということです。