ジョン・グリシャム 「無実」

John Grisham 著、白石朗 訳　「無実」上下巻を読みました。　

DNA鑑定でいくつかのえん罪事件が明らかになっているものの一つを、ノンフィクションとしてグリシャムが取り上げたものです。
訳者後書きによると、２００８年１月現在、批判の対象となっている主席検事のビル・ピーターソンは名誉毀損だとしてグリシャムを連邦裁判所に訴えており、グリシャムも訴訟棄却の申し立てで対抗しているそうです。

日本では平成21年5月21日から裁判員制度が実施されます。
自白や人の証言以外の証拠が如何に大切か、考えさせられました。

Ron Williamson

ジョン・グリシャム　「無実」　ゴマブックス　
上巻　ISBN978-4-7771-5037-3 800円
下巻　ISBN978-4-7771-5038-0 800円