YOUTH

青春とは人生のある期間ではなく 心の持ちかたを言う
by Samuel Ullman

10月の読書メーター  読んだ本の数:9  読んだページ数:3134

2021年11月07日 | Weblog

読書の秋とはいいますが、暑い日があったり寒い日があったりあまり落ち着かない10月でした。

ヒーローインタビュー (ハルキ文庫)ヒーローインタビュー (ハルキ文庫)感想
ヒーローたる仁藤全にかかわる人々のインタビューで綴る仁藤全の選手生活。女子大を卒業後にぜんさんと同棲していた宮川久寿子さん、最後の最後に子供連れで登場したが、結婚相手は誰だったのだろう。不運の強いヒーローが最後に活躍するという黄金の筋立て。面白い作品だった。
読了日:10月03日 著者:坂井希久子


機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト機長、事件です! 空飛ぶ探偵の謎解きフライト感想
2017年の作品。国際線のNA205便は成田発シャルル・ド・ゴール空港行である。副操縦士として初めて操縦席につく間宮治郎の冒険の始まりである。最初はシャルル・ド・ゴール空港までのフライト中に、二件目はパリステイ初日に訪れた蚤の市で、三件目はステイ二日目のモンサンミッシェルで、そして四件目は帰りの成田を目指す便乗にて時間が発生する。登場人物が皆さんお金持ちのようで、どなたかの感想にあった宝塚歌劇団の台本のようであった。四巻の短編は海外旅行のお供にちょうどよいかもしれない。
読了日:10月07日 著者:秋吉 理香子


四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)四十歳、未婚出産 (幻冬舎文庫)感想
私がアンコール・ワットを訪れたのは気温40度にもなろうかという時期だった。そんな思い出を懐かしく読み始めたのだが、垣谷美雨の男性優位社会を鋭くつく筆は今回も切れ味抜群だった。そんな中にも日本語が満足にできない外国人子女の問題や、偏見にさらされる混血の子供にも考えさせられるものがあった。人口(特に労働人口)の減少がこれから続くであろう日本の社会を、どうすればよいのかとは難しい問題である。一体どうすればよいのであろうか。今月末には衆議院議員の選挙があるが、その辺に着目した候補者は出るのか注視したい。
読了日:10月09日 著者:垣谷 美雨


新任警視新任警視感想
途中何度投げ出そうと思ったことか。全637ページという量。長々と続く讃岐弁のセリフ。警察の組織とヒエラルキー、隠語の数々。まぁ、苦労して最後にたどり着けば予想外の展開で面白かった。
読了日:10月15日 著者:古野 まほろ


いのちがけ 加賀百万石の礎いのちがけ 加賀百万石の礎感想
戦国時代に活躍した人物伝は数多あって、どれも楽しい。本書は前田利家に仕えた村井長頼を主人公にしたお話。いかにも武士(もののふ)といった感じを描いた作品だった。東北育ちの私にとって金沢は異世界で、何度行っても写真を撮り飽きたということのない都市だ。その国の礎となった前田利家ではなくてその家臣の目を使ったのがなんとも面白い。戦国の世の切った張ったではない、武士の心の動きを活写した作品であった。
読了日:10月17日 著者:砂原 浩太朗


少年と犬少年と犬感想
読み終えてから『母をたずねて三千里』や『オオカミ王ロボ』など昔に読んだ本が頭に浮かんだ。ネタバレになるが、東日本大震災から熊本地震までの時間と空間を一匹の犬が紐付けたような内容であった。恥ずかしながら終盤は涙を抑えられなかった。本書で出てくるマイクロチップをちょっと調べてみたところ、2022年6月から犬や猫への装着が義務化されるようだ。径2mm長さ10mmの首の後ろあたりに装着するようだ。そのうち人間にも装着が義務化されたりして・・・。
読了日:10月17日 著者:馳 星周


楽園のつくりかた (講談社青い鳥文庫)楽園のつくりかた (講談社青い鳥文庫)感想
大きな文字(老眼鏡なしで読める)とルビのフラれた漢字で構成されたジュブナイル小説である。しかし侮ってはいけない。過疎化やLGBTなどの社会問題をしっかりと扱っている。常識という多数決で物事が進む社会を、新たな目で見る気持ちになったのは私だけではないと思う。
読了日:10月18日 著者:笹生 陽子,渋谷 学志


ばあさんは15歳 (単行本)ばあさんは15歳 (単行本)感想
時間旅行にはいろいろな手段が考えられてきているが、本書では東京タワーのエレベータがタイムマシンとして設定されている。しかも気づけばとんでもないことに、色んな人が利用しているようだ。タイムマシンを使えるポイントなどのルールもあるようだ。昭和38年、先の東京オリンピックが開催された前年だ。おばあさんの山口和は、当時お手伝いさんだったせっちゃんと再会し、その身の安全をどうして守ろうかと心を砕くのだ。戻った東京オリンピックの前年の令和元年。不思議な縁が解き明かされた。そして令和2年、コロナ禍での生活が続いている。
読了日:10月21日 著者:阿川 佐和子


雨宿り雨宿り感想
暗く悲しい。どうすれば人として生きていけるのか。時代が変わってもなくならない貧困がもたらす罪。我々はどこに救いを求めればよいのだろうか。読んでいてあまりの苦しさに眠れなくなりました。
読了日:10月25日 著者:宮本 紀子

読書メーター

何を隠そう古野 まほろ著「新任警視」は読みすすめるのが大変で何度か投げ出しそうになりました。
読み終えてみれば面白かったのですが、そこに行き着くのが本当に大変でした。

11月に入ってから紅葉の季節となり、カメラを持って出かける頻度が増えそうでう。

 


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