としの写真と俳句

写真と俳句

八つ手の花

2009-11-30 11:36:13 | 日記
    忙しなくひと日暮れゆく花八つ手
                 (せわしなく ひとひくれゆく はなやつで)


           用事が重なって、忙しい日があります  
           朝から飛び回っていて、夕暮れにふと、我に返ると
           八つ手がひっそりと花を咲かせています

山茶花

2009-11-22 12:48:41 | 日記
    山茶花の散りて且つ咲く花もあり
                (さざんかの ちりてかつさく はなもあり)



            一本の山茶花の木にも、散り落ちる花、これから蕾を開こうとする花
            これが常のあり方
            この世の無常でしょうか
            

紅葉

2009-11-17 14:58:45 | 日記
   この先は紅葉の道となりにけり
               (このさきは もみじのみちと なりにけり)


         バスに乗って、紅葉狩りに出かけました
         バスを降りて歩くこと15分、急な坂道を上がりきった所
         目の前は美しい紅葉の木が一面に、色とりどりの葉を散らせています
         誰もいません、この美しい紅葉を独り占めです
         中でもまっ赤な紅葉がお気に入り

小春日和

2009-11-10 17:46:38 | 日記
     小春日や箒目清し寺の内
                 (こはるびや ほうきめすがし てらのうち)


         立冬が過ぎても暖かい日が続きます
         暦の上では冬ですが、春のように暖かい日を小春日和といいます
         
         紅葉を見ようと、近くのお寺へ出かけました
         落葉も又風流なものです
         期待して行ったのですが
         庭はきれいに掃かれて、箒目が残っています
         隅に箒が立て掛けられてました

竹の春

2009-11-06 10:53:00 | 日記
   吹きわたる風は青色竹の春
                (ふきわたる かぜはあおいろ たけのはる)

   
        竹は普通の植物とは反対に、春から夏にかけて、黄葉 落葉し
        秋には若竹も成長して、親竹もまた青々と枝葉を茂らせる

        いつもとは違う道を散策しようと、バスに乗った
        バスを降りて、曲がり角を幾つ曲がっただろうか
        突然、目の前に竹薮が広がっている
        風も無いのに竹がざわざわと揺れていた