としの写真と俳句

写真と俳句

蔦紅葉

2009-10-28 08:40:09 | 日記
   独り居の塀に絡まる蔦紅葉
               (ひとりいの へいにからまる つたもみじ)


       近頃一人暮らしの家が多くなりました
       かってはたくさんの家族がいた家も
       今ではお婆さんひとり
       ひっそりと静まり返っています
       蔦が美しく色づき始めました

式部の実

2009-10-22 15:59:08 | 日記
   バス停に手を振る別れ式部の実
               (ばすていに てをふるわかれ しきぶのみ)
  

         近所のバス停の片隅に
         むらさき式部の実がなっています
         このバス停は亡き母が遊びにきた時には
         いつも手を振って見送ったものです
         

秋明菊

2009-10-16 08:41:23 | 日記
   琴の音の聞こゆ庭先秋明菊
               (ことのねの きこゆにわさき しゅうめいぎく)


        琴の音が聞こえてきます
        琴の音は日本人の心を癒してくれますね
        秋明菊がやさしく揺れています
        

秋を行く

2009-10-09 10:32:42 | 日記
   秋を行く我一歩なら鴉二歩
               (あきをいく われいっぽなら からすにほ)
  


        人懐っこい鴉が一羽
        私の横を歩いています
        私の歩幅と合わせるように
        鴉はチョンチョンと小走りに

        写真は屋根の上に止まっている鳩です 

石榴の実

2009-10-04 15:17:23 | 日記
   無造作に生きて実石榴空仰ぐ
               (むぞうさに いきてみざくろ そらあおぐ)
  

       金沢21世紀美術館の庭に石榴の木があります
       六月頃赤い花が咲き
       八月の終わりには実がなり
       実がだんだん赤くなり
       そしてぽっかりと割れる、この頃が食べごろでしょうか